子供の心を持った僕としっかり者のキミ。
僕は見た目は、、、大人で中身は子供。
おもちゃ大好き! お菓子大好き! ウキウキ・ドキドキするもの大好き!
簡単に言うと......?
『幼稚』 なだけだ!
子供心をくぐられるとついついやってしまう。
しかも!? 後先考えずに......。
だから、泥んこまみれだろうが、水でびちょびちょに濡れようが
気にもしない!
▽
そんな僕と付き合っている彼女がいる。
僕の名前は 『清水 十四彦』 37歳。
彼女の名前は 『石川 さくら子』30歳。
▼
僕の彼女は、物凄く大人だ!
僕が何をしても、何を言い出しても......。
『もぉ~ 十四彦の好きなようにすればいいよ!』
『本当にいいの?』
『いいよ~! どうせ、何言ってもするでしょ?』
『まぁね! 笑』
▽
諦めてるのかもしれないけど......。
それでも、僕たちはうまくいっている。
僕が急にテレビを見ていて、星空が物凄く見える場所があると
知れば......。
『今から、見に行こう!!!』
『えぇ!? 今、AM12時過ぎだよ。本当に行くの??』
『うん、早く用意して~!』
『車で、何時間ぐらいかかるの?』
『10時間以上はかかると思う...。』
『もぉ~ 横で寝てるからねぇ~!』
『もちろん、それでいいよ~! 行こう! 行こう!』
『ううん。』
▼
でも、、、高速を走ってて、パーキングエリアに止まると...?
『運転交代!』
『えぇ!? しないって言ったじゃん!!!』
『もう僕さ~眠たいから、、、無理!!!』
『だから、言ったのに...!!!』
▽
それでも、ちゃんと最後まで付き合ってくれる。
『キレイだね! 物凄くキレイな星空だよ。』
『うん、来てよかった!』
『そうでしょ?』
『もぉ~!』
▼
そもそも十四彦は、突然! 何を言い出すのかわからない!
美味しいラーメン屋があると聞いて、、、。
車で4時間もかけて食べに行った事も...。
時間も私の都合も、お構いなし!!!
好き勝手すぎる。
...でも、一緒にいると? ウキウキ・ドキドキする。
楽しいし! 何が起きるのか?
私自身が楽しんでいるところもあって......!
それに、そんな十四彦が大好きだから!
彼には、直接言った事がないんだけど......!
【結構、こういう感じ好きなんだよねぇ~!】
▽
なんせ、こんな子供みたいな僕と一緒にいてくれる彼女の事が大好きだ!
普通なら、、、呆れてフラれるんだろうな~!
相手が、さくら子だから! 僕を受け入れてくれる。
幸せだよ! こんなどうしようもないやつと付き合ってくれる彼女がいる事。
▼
こんなどうしようもないやつでも、僕は彼女と【結婚したい!】
僕がさくら子の事を幸せにしたい!!!
中身が子供でも、、、出来ると思うんだよね!
僕はさくら子にプロポーズするよ。
▽
僕とさくら子が二人きりになった時に......。
『あのさ~大切な話があるんだけど、、、!』
『何? また、何処か行くの??』
『違うよ~』
『じゃ、なに?』
『真面目な話なんだけど......。』
『ううん。』
『僕とこの先、おじいちゃんおばあちゃんになっても一緒にいない?』
『えぇ!? どういう事なの??』
『僕と結婚してくれないかな?』
『......』
流石にハトの豆鉄砲くらったみたいに、、、目がテンになっていたけど......?
...その後、 『うん。』って言ってくれた。
▼
そして! 僕とさくら子は結婚します!
『必ず! 幸せにするからね!』
『約束だよ! ずっと...。』
最後までお読みいただきありがとうございます。