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もさ子その38

田崎君に言われて戸惑った私は髪を切ることをやめた。

たぶん止めてくれたんだと思うけど……。

改札まで送ってくれて別れ際にひと言。


「矢野っちとちゃんと話したら?それでダメだったら俺がもらってあげるよ」


ちゃんと話すって……

それに今は会いたくないし、またあの子といるところを見たら、立ち直れない。


家に帰ってあることを思い出した。

机に置いてある新しいジュエリーボックス。

谷野君からネックレスを貰ったから作ったけど、もう必要ないかな。

中に入ったネックレスごと引き出しの奥に閉まった。


やっぱり今は谷野君関係は考えたくない。







それから一週間、スマホはだいぶ静かになった。

私もちょっと落ち着いて考えることができるようになってきた。

田崎君の言う通り、ちゃんと話した方がいいかもしれない。

でもきっかけもないし、スマホは放置してるし。


「もさ子、そろそろバレンタインだけど考えてる?」


「由美ちゃんから言うなんて珍しいね」


「藤牧がうるさいから聞いてるの」


えっと今は一月の終わりだよね。

テレビとかはやってるけど、準備には早いんじゃない?

藤牧君は友達だから友チョコだよね。


「友チョコでいいよね?」


「私と同じって言っとくわ」


企んだ笑みをして由美ちゃんは教室から出て行ってしまった。

藤牧君はどこにいるんだろ?


そうか、バレンタインだ!

ありがちだけど谷野君に告白してみよう。

あの子からも貰うかもしれないけど、谷野君と話すにはちょうどいいもんね。

なに作ろうかな。入れ物も頑張ってみよう。

連絡は前日でいいよね、一応田崎君に協力してもらおうかな。

前向きに考えた方が楽しいよね!

ご覧いただきありがとうございます。

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