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もさ子その3

明日から学園祭なので今日は昼休みの後から最終下校時間まで準備になる。


昨日撮った写真は当日に貼り出す予定らしく、事前チェックができない…。

ストレス解消に木枠作りの釘打をしよう。


黙々と釘を打つ私のそばに由美ちゃんがやって来た。

手には化粧品が山となっている。


「男に混ざって釘打って、綾子が一番うまいのね」


「DIY流行ってるでしょ?」


「そういえば、何回か買い物に付き合ってるわね」


私の特技はDIYだ。

最近は参考書の為に本棚を作ったの。

自慢気にしていると、由美ちゃんが化粧筆を置いていった。


「じゃあ、筆立て作ってよ。6個くらいあるといいわ」


6個か…木材と釘とヤスリも必要。

デザインもかわいい方がいい!女子が使うし!

だったら糸鋸も必要だ!木工室でこもって作ろう!


怪しくニヤニヤしながら、担当教諭に使用許可と鍵を借りた私はぎこちないスキップをしながら木工室に向かった。




花とハートのモチーフを入れた筆立てが6個完成した頃に由美ちゃんが様子を見に来てくれた。

おまけに作った花の飾りも持って教室に戻ると、クラスメートの反応は上々。

もさ子でもこのくらいできるのよ!


ご覧いただきありがとうございます。

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