表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/45

もさ子その18

藤牧君はあれから何もない。何もないって言うのもおかしいけれど、少し前に戻ったように話すくらい。

そしてそろそろ冬休みだ。

今年のクリスマスはどんなケーキにするか、私の家では毎日お母さんといろんなチラシを見比べて議論している。

弟は全く参加しない。お父さんは金額だけは絶対に譲らなかった。


「由美ちゃんちはどんなケーキ?」


「姉さんのとこのケーキ。知り合いのところの売り上げ貢献よ」


「いいなー」


きっと美味しいケーキだ!

と思っていたらスマホが震えてる。


「てか、なんにも予定ないの?本当に?」


谷野君からだ。

クリスマスの予定?今由美ちゃんと同じこと訊いてる。

じゃあみんなで遊べばいいんだ。


「谷野君からお誘いだ。由美ちゃんも来る?」


「いや、ダメでしょ!」


なぜか力強く否定されちゃった。

谷野君が可哀想だって。

私が悪いの?!


「クリスマスにお誘いならデートでしょ」


デート……デート……デート……デート……デート……………………



何で?!


「藤牧と映画見たのも放課後デートだからね、世間一般的に」


えぇ?

だってそんな話してないし、そんな関係じゃないし!!


「あの時みたいになりたくないからあんたは目を背けてるかもしれないけど、二人ともあんたを見てちゃんと考えてるんだから、あんたも少しは考えてあげなさい。じゃないと藤牧はストーカーみたいになる」


藤牧君がストーカー?!

確かに怖い時もあった……。

谷野君が毎日メールしてくれるのは由美ちゃんがいってる通りなのかな。

でも違ったら怖いし、恥ずかしい。

少しだけ。少しだけ聞いてみるなら平気かな。

ご覧いただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ