もさ子の親友
中学最後に悪いことをしたと思ってる。
まぁ、さっぱりきっぱり諦められれば、次の自信になるかと思ってたんだけど。
「まさか無頓着になるとは…」
学園祭で綾子を探している奴がいるって聞いたときは、絶対守ってあげなきゃって決心したのに。
私の隣に座っている綾子は初対面の男ともニコニコ話してる。
空回ってたわね。
それにしても田崎は本当に谷野の友達なの?
タイプは全然違うし、話してるところは全然無いし。
友達のためにやっているっていうよりは、自分が楽しむためにやっている感じね。
ずっと笑ってるし。
一頻り笑って気がすんだのか、私を連れ出して綾子と谷野を二人っきりにさせるようだ。
まあ、綾子の問題だし、この二人なら変なことにはならなそうね。
「もさ子ちゃんの一人立ちで寂しい?」
「あんたと話すことなんて無いわ。てか、ついてこないで」
「俺はもさ子ちゃんより笹井ママの方が気になるけどなぁ」
「はぁ?」
「もさ子ちゃんに過保護っていうか執着してるよね。何でそんなに必死なのかすごく気になる」
ジーッと観察するように見てくる目は最初に会ったときから変わらない。
しょっちゅうメールをしてくるし、メールも返事がないと毎時間送ってくるしつこさ。
そんなやつには絶対に言わないわ。
「ま、今はいいけどね」
そのまま、綾子達から連絡が来るまで田崎と買い物をした。
妙に趣味があうのが気に入らないわ。
「口が悪くて性格きついけど、付き合いはいいね」
「あっそ」
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