もさ子その11
今回はカラオケに来ました。
由美ちゃん曰く、ここなら怒鳴っても平気だかららしい。
喧嘩はやめて、店員さんに怒られちゃうから!
「もさ子ちゃんは今週末予定ある?」
「ダメよ」
「だから、笹井ママには聞いてないよ」
また由美ちゃんの目付きが怖くなった。
眉間のシワがくっきり出てるから痕が残っちゃいそうだよー。
「何であんたがスケジュール管理してるのよ。その男連れてきなさい」
「部活が忙しいからさ、週末会えるなら連れてくるって」
「…その男、実在してるのよね?」
「笹井ママ怖ーい」
田崎君はよく茶化して由美ちゃんと対峙できるなー。
と感心してジュース飲んでたら、こっちに視線が戻ってきた。
「で、もさ子ちゃんは?」
「えっと…」
嫌と言わせない雰囲気が出てる…
「仕方ないから笹井ママ付きでいいよ。俺も行くし」
「じゃあ会ってみようかな」
渋々、由美ちゃんのオッケーが出ました。
今週はずっと機嫌悪そうだなー…
約束が決まると、田崎君はすぐに帰っていった。
いつも嵐みたいな人。
「本当に会うのね?」
「え、そんなに危険な人なの?」
「いや、話によるとむしろ逆だけど」
「何で探してるのか理由知りたいし」
「あんたはそこからだったわね」
ため息の止まらない由美ちゃんは歌をうたうみたい。
久しぶりだし、さっきのストレス発散かな?
「せっかくだから、時間まで歌いまくるわよ!」
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