【○○と言い張る面倒な王子達】のあとがき
※こちらはハチ助の作品【〇〇と言い張る面倒な王子達】シリーズのあとがきになります。
シリーズ全作品のネタバレ要素があるので作品未読の方は、ブラウザバックでお願いします。
こちらのシリーズをお手に取ってくださり、本当にありがとうございます!
短編なので特にあとがきは必要ないかなぁーと思ったのですが、シリーズ化したら連載作品みたいな長さになってしまったので、急遽あとがきを書く事にしました。
こちらはありがたい事にシリーズ5作品中4作品が、異世界恋愛の日間ランキングの30位以内に入れたという快挙を成したシリーズですね。
(一番人気は第二王子の話の『見た目が気に食わないと言い張る婚約者』)
ですが、全作品のヒーローが全員面倒な性格。(笑)
そもそもこのシリーズなのですが……筆者が書こうと思った切っ掛けが、とてもブラックな理由からでした。(苦笑)
そんなシリーズ第一弾は、四男ルーレンスの『真実の愛に目覚めたと言い張る婚約者』で、こちらを書こうと思い立った切っ掛けが、なろうで大流行しているテンプレざまぁ作品を皮肉る展開の作品を書きたいという何とも性格の悪い筆者の考えから、生まれた作品になります。(おい!)
いや、だって……。現状の異世界恋愛って「私は真実の愛に目覚めた! よってお前と婚約破棄する!」から始まって、断罪劇後に後から出てきたスパダリな王子が断罪されかけたヒロインと結ばれるって話が多すぎなんですもん。
しかも、そのヒロインが後だしヒーローと結ばれるまでが秒速……。
「実は前から君の事が……結婚してくれないか」で「ええ! 喜んで!」から、その一年後にいきなり結婚している場面までお話が飛んで、しかも子供までいるという展開がたった20行くらいでしか語られていない……。
え? その前のざまぁ展開は1万文字くらい書いているのに?
というか、婚約破棄したバカヒーローとお花畑令嬢への制裁は、凄く熱心に語られているのに!?
つか、ヒロインと新ヒーローが心を通わせていく過程が一切ないよね!?
たとえ一目惚れだとしても、これはないわー!!
筆者の感覚としては、もうこれに限ります……。
これ、異世界『恋愛』か……?(汗)
本当、ざまぁ作品に関しては『ざまぁ』というジャンル枠を作って、異世界恋愛作品とは別枠にして欲しい……。
読者側の立場になっている時の筆者は、甘酸っぱさや切ない展開の恋愛作品が大好きなので、このざまぁ特化型の作品が異世界恋愛に入って来ると、もう普通に恋愛メインで書かれている作品を探すのが大変なんです……。
中には、ざまぁでもちゃんとヒロインとヒーローが恋愛している展開のある作品もあるので、そういう作品はウェルカムなのですが……。
最近多いのが、お話の8割はざまぁ展開について書かかれていて、恋愛的な部分が『告白→戸惑うがすぐ受け入れる』か『告白→その気はないがなんか嫁にされた』という終わり方が多くないですか?
うん……。やっぱり恋愛してないやん!
「異世界『恋愛』なのに恋愛要素、どこ行った!?」です……。
しかも一番作中で力を入れられてるのが、婚約破棄したバカヒーローとお花畑令嬢への過剰な制裁って、どうなんだ……。
これ、恋愛作品というかヒューマンドラマじゃね?
思わず韓国ドラマを彷彿してしまうのは、筆者だけではないはず……。
ちなみに筆者は韓国ドラマと『シンデレラ』と『小公女セーラ』のようなヒロインがドアマットされ過ぎているお話が苦手です……。
あの人を蹴落としてまでマウント取りたがるキャラ達が、全て自己愛性人格障害を患っているようにしか見えない……。
そもそも『シンデレラ』も『小公女セーラ』も子供向けじゃなくね?(苦笑)
(幼少期に図書館にあった『キャンディ・キャンディ』も無理だった……)
そういう異世界恋愛のランキングの現状に筆者が苛立ち、作家ならではの不満の訴え方法として「めちゃくちゃざまぁテンプレを彷彿させるタイトルと、あらすじだが、読んだらただのバカップルの話だった的な作品を書いてやろう!」と意気込んで書き上げたのが、このシリーズになりますね。
テンプレ展開を彷彿させつつ、オチはがっつり恋愛している展開。
「くらえ! これが本当の異世界『恋愛』じゃ!」です。(笑)
でもこれでは、ざまぁを好物にしている読者様に怒られそうだったので、流石にそこは配慮して、前書きに一言注意書きするように心掛けました。
その辺は小心者な筆者です……。(苦笑)
『ざまぁは、あっても微量! 読むなら自己責任で!』
なので、「スッキリしなかった」な感想が飛んで来たら、筆者はドヤ顔で「だから、ざまぁはないって注意書きしたでしょ? 自分の意志で読んだのだから、こっちに文句言わないでくださーい」と返信しますので、ご注意を。(笑)
と言う訳で、以下より筆者がこのシリーズの作品を書いた経緯を簡単にご紹介。
大体が過去読者様より頂いた感想や、他の作家様の作品でお見かけした読者様の感想から筆者がモヤっとしてしまった不満を原動力にして書いた作品が、殆どになります。(苦笑)
その中で、如何に読者様にモヤっと感が抱かれにくく、尚且つ筆者の書きたい展開を書けるかに挑戦した作品が多いですね……。
と言う訳で、このシリーズ化の切っ掛けになった一作品目について。
【真実の愛に目覚めたと言い張る婚約者】
まずこちらを書き上げた時は、このシリーズ化の予定は一切ありませんでした。
そして書き始めた切っ掛けは、読者的立場で見た時、当時の異世界恋愛ランキングの上位にランクインしている作品に筆者がイラっとしてしまったから。(苦笑)
いや、それらの作品を書かれた作家様にイラッとした訳ではございません。
その時、ランクインしていた作品は、面白い作品もたくさんあったので。
ただし、「ジャンルが『異世界恋愛』というのは納得いかん!」な作品が多かったんですけどね……。
実はこの作品を投稿した当時のランキングには婚約破棄バカヒーローが「真実の愛に目覚めた」と言って、パーティー内で堂々と婚約破棄を始めて、最後はヒロインが後から出てくるヒーローと秒速でくっ付く展開の作品が、ランキングを網羅しておりました……。
もちろんタイトルにも「真実の愛に目覚めたと○○、だが■■なので、もう遅い!」的な長文タイトルの作品がズラ―っと。(笑)
その殆どの内容が、作品の7割が婚約破棄を言い出したバカヒーロー&お花畑ハニトラ令嬢VSヒロインの断罪劇。
内2割が後出し真ヒーローによる救済。
残り1割でその新ヒーローとヒロインが結ばれたその後の話。
という流れの作品がズラズラ~っとランキングを埋め尽くす……。
「殆どが断罪劇メインで、恋愛ほぼしてないじゃんかぁぁぁー!!」
読者視点でランキングを利用していた筆者はキレました。(笑)
だって手に取る作品の殆どが、断罪劇ばっかで恋愛してないんだもん……。
甘酸っぱさや、切なさを堪能する事が大好きな筆者的には、恋愛ジャンルなのに恋愛している作品がほぼないランキングに心が折れてしまったんです。
しかしこの現状をエッセイなどで訴えても効果は期待できない……。
すでに他の優秀なエッセイストの皆様がやってくださっているのに現状は、全く改善されていないのだから無駄なのだと痛感……。
ならば! このランキングの現状を皮肉る様な展開の作品を書いて、まざぁ中毒読者様を作家ユーザーが、ざまぁするしかない!(←性格悪っ!)
もうそんな性悪な筆者の怨念で考えられた作品が、この『真実の愛に目覚めたと言い張る婚約者』です……。
タイトルあらすじは、テンプレを彷彿させる雰囲気だが、中身はただの初恋を拗らせたヒロインの事が大好き王子のバカップル物語。
「くらえ! これが本当の異世界『恋愛』作品じゃぁぁぁー!!」
もうそんな感じで書いた話です……。
きっとこの時の筆者は、異世界恋愛ジャンルで恋愛要素が少ない作品ばかりに当たり続けてしまった事で、心が病んでいたのかもしれません……。
ざまぁ作品がランキングを埋め尽くすのは、結局はそれに評価点を入れる読者様が多いという事です。
つか、ざまぁ好きの読者様、多すぎだろう……。
どんだけストレス溜めてんだ……。
そんなにスッキリしたいのなら、是非YouTubeでゲームの無双動画でも見てればいいのに……。
そっちの方が、絶対スッキリ爽快な気分になれるって!
しかし、そんな歪んだ思いで書かれた作品ですが、投稿したら異世界恋愛の50位にランクイン!
歪んだ思いから生まれた作品ですが、需要は一応あったようです。(笑)
【君を愛する事は出来ないと言い張る夫】
シリーズ二作品目の作品です。
ちなみにこちらは、書く予定がなかった作品でした。
というか……まずこのシリーズ化をする予定がなかった。(笑)
では何故シリーズ化をしたのか……。
それは一作品目の『真実の愛に目覚めたと言い張る婚約者』が異世界恋愛ジャンルの日間ランキングに入った際、あるエゴサーチサイトから行ける某辛口掲示板で、この作品に書かれた感想のある一言が切っ掛けでした。(笑)
「この話の主人公達は幸せそうだけど、第三王子の婚約者はかわいそう」
一作品目に名前だけ出したフィリップと後の妻セリーヌ達の事ですね。
ようするにシャノンの姉の代替え品として、フィリップに見初められたセリーヌの恋が憐れ過ぎるというご感想です。
この感想を見た時、筆者は「マジか!? そこ気にするの!?」でした……。
完全に第四王子ルーレンスの浮気の勘違い効果要員として生み出されたフィリップとセリーヌの存在を気にする読者様がいたとは!
読者様の鋭い着眼点にもうビックリ!
「ならば……そのセリーヌが実は報われているという展開の話を書いてやろうじゃないか!」と、何故かよく分からない闘争心を燃やし出した筆者は、早速この話を書き始めました。(笑)
それが下半身大暴走と戦うコミュ障人見知り王子と、思い込みの激しい愛が重い伯爵令嬢の両片思いな展開のこのお話です。
正直、その某辛口掲示板って、ランキングに入った作品が6~7割くらい叩かれている事が多いんですが……。
(ちなみに筆者の作品は『冷害ヒーロー』『クズヒーロー』で叩かれるw)
でも自分と真逆の感性の方が多いので「ほほう。こういう展開の話で書くと、そういう風に感じる人もいるのね。なら、次はそういう部分で感じやすいヘイトをもう少し緩和出来るような展開を考えてみようかなー」となるので、結構次回作を考える時に参考になったりします。(苦笑)
(でも初めて叩かれているの発見した際は、筆折ろうかと思ったww)
なのでこの話は、そんな某裏掲示板でポツリと呟いてくださった方のご感想が切っ掛けで生まれた作品ですね。
そしてこの話も、ありがたい事に投稿直後は日間ランキング30位前後入り!
ついでに一作品目も芋づる式で再度ランキング入りです。(笑)
なのでこの作品から『テンプレ展開を彷彿させるタイトル名だが、実は純愛・溺愛・拗らせ愛な話』というシリーズのコンセプトが決まりました。
【見た目が気に食わないと言い張る婚約者】
こちらは、シリーズ三作品目ですね。
俺様で序盤はヒロインを冷遇するヒーローの作品ばかりを書いていると言われやすい筆者が「なら、どういうヒーローならいいんだよ!」とキレ気味で考えたお話です。(おい!)
まぁ、確かに筆者は俺様ヒロイン冷遇ヒーローな作品が大好きです。
多分『イタズラなkiss』とか『花より男子』が熱かった世代なので、いわゆるツンデレヒーローが当時の少女漫画では王道だったので。
でも、ひたすらヒロインを溺愛する完璧スパダリイケメンヒーローの作品も読み手の時は好きですね。
ただーし! 書き手に回った時は別!
書き手に回った際は、どうもこの手のヒーローは上手く書けません……。
いや、だってこんなハイスぺなのに献身的にヒロインの事しか考えない女性の理想のみで固められた男なんて、絶対に存在しないじゃないですか……。
こんなヒーロー、人間味が無さ過ぎるわ……。
そうなると筆者は、どうしてもこのヒーローにポンコツ部分を付けたくなります。そのポンコツ部分としてよくやってしまうのが、非常に口が立つ腹黒ヒーローや、好きな子苛めちゃう系の俺様ヒーロー……。
ですが、このヒーローはなろうでは賛否両論になりやすい。
皆様、何の見返りもなくひたすら自分だけを愛してくれる完璧イケメンヒーローがお好きなのですね……。
ええ、筆者もそういうヒーローは、フィクション作品では好きです。
ですが……。
「そういうヒーローしか認めん! ヒロインを一度でも傷付けた男と元鞘とか超胸糞だわ!」というかなり偏った考えは、本当にやめて欲しい……。
そしてそれをわざわざ感想欄でネチネチ書くのもやめて頂きたい……。
それ感想じゃないですよね?
単に自分の好みじゃないヒーロー作品を勝手に自分の意志で読んでしまった癖にそれを書き手の所為にして文句言ってるようなもんですよね?
「写真がおいしそうだったのに食べたら嫌いな味付けでした。よってこのお菓子は不味いと思います」と言ってる悪質クレーマーと一緒じゃん……。
そんな一個人の好みで自作品のヒーローが全否定され、「読後感が良くない作品」という感想を決めつけで書かれると、作品への風評被害がハンパない!
そりゃ、あなたはそうかもしれんが……。
そういうヒーローを好きだと言う人も結構多いんだが?
だからその作品がランクインするんだが?(←ここ重要!)
そういう感想を他作者様のすっごく好きな作品で見てしまった筆者は、またしてもキレました!(笑)(筆者は気が短いw)
なので、ヒロインを冷遇したヒーローと元鞘になる展開だが、ヒーローにヘイトが溜まらない展開の話が書けないかと模索!
結果……メンタル強靭ヒロインのセリアネスと、俺様だが実はヘタレなライナスが『断髪』という展開で涙ぐむ程、制裁を受けるという話が完成!
ようするにヒロインを冷遇してもそのヒロインが全くの無傷で、しかもその行為をした事で俺様ヒーローにブーメランがめっさぶっ刺されば、ヘイトは発生しにくいと。(笑)
ただ……正直この展開でも「ざまぁ制裁が軽すぎる!」と、ざまぁ中毒読者様からクレームが来る可能性が高いと危惧した筆者……。
なので前書きでしっかり『読まれる際は自己責任で!』を記載!
「ざまぁは微量だよ! だから読む時はスッキリしなくても自己責任で!」と
逃げの守勢をとりました。(笑)
本当、ヒロインを少しでも苛めた過去のあるヒーローとヒロインをくっ付ける展開で書くと、なろうではすんごい叩かれるのは何でだろうか……。
10代の思春期な頃って、照れも入るのでこういう展開な恋愛が多かった気が。
それとも今の若人の間では、この猫可愛がりする彼氏が主流なの?(汗)
いや、それちょっと、リアルでいたら気持ち悪いよ……。
自分が10代で相手が一回りくらい年上の社会人とかなら分かるけれど……。
何はともあれ、王道いじめっ子ヒーローが無自覚ざまぁするヒロインに制裁される展開で、何とこちらは一瞬だけ日間総合ランキング2位にランクイン!
やっぱ、この王道展開、需要めっさ高いじゃんかー。
まぁ、リアルでこういう相方いたら筆者も「面倒くせぇー」ですが。(笑)
【この婚約者政略的なものだと言い張る王太子】
シリーズ4作品目で、こちらは最後のつもりで書いた作品ですね。
お子様思春期拗らせ王子、性欲爆発ヘタレ人見知り王子、いじめっ子風俺様ヘタレ王子ときましたが、そろそろダメンズのネタが尽きて来て、4兄弟中一番ダメンズ要素考察で苦労したヒーローです。(苦笑)
結果、スパダリ風イケメンだが自分の気持ちにはアホみたいに鈍感の無自覚系溺愛王子という設定になりました。(笑)
最後だし一番癖のあるヒーローにしたかったのですが……。
多分、一番癖が強かったのがヘタレ性欲爆発ヒーローの第三王子フィリップなので、ちょっとインパクトが弱いヒーローになってしまったかも。
こちらは第二王子とは対照的に全力でヒロインを守る系ヒーローにしました。
ただし! 無自覚で過剰警護&溺愛をするという感じで!
ですか、その無自覚が原因で「この婚約は政略的なもの」と頑なに言い続けて、ヒロインを不安がらせた結果、ヒロインからお触り禁止宣言をされ、最後は胃炎に追い込まれ、やっと自分の気持ちに気付くというヘッポコ王子です。
本当、申し訳ないのですが、筆者は完璧イケメンな上にヒロインの為だけに生きているような過剰溺愛ヒーロー像に違和感を抱く人間です……。
いや、絶対にそんな男性、現実には存在しないって……。
そんな女子のみの都合特化したハイスぺメンズなんて……。
いくら読者様からの需要が高いとはいえ、公の場で喚き散らしながら婚約破棄するバカ王子くらい非現実的なキャラ過ぎて、筆者は絶対に書けない……。
なので第一王子は9割は女性の理想の塊にして、残り1割に強烈で致命的な欠陥部分を付けてキャラ付けしました。(笑)
全力の誠実な思いから無自覚にヒロインを溺愛するが、ある余計な一言を無意識に発してしまう事でヒロインを不安にさせる無自覚系溺愛面倒ヒーロー。
まぁ、4人の中では一番理想的な旦那様になってくれそうですが、同時に一番対応が面倒なヒーローですね……。
溺愛ヒーローは、毎日絡むので絶対ヒロインにウザがられるって。(笑)
そんな方向のダメンズ話として、この作品は作りました。
尚、こちらを投稿した時は、このシリーズ全作品が異世界恋愛の日間ランキングに全て入ると言う驚愕の事態になった為、「ひぃ! 『〇〇と言い張る王子達』のタイトルで連載作品にすれば良かった」と非常に後悔しました……。
この所為で、筆者の作品が貴重な日間ランキングを4席(もう一つ全く関係ない短編までもランクインしたので正確には5席)を埋めてしまったので、申し訳ないという罪悪感がハンパなかったです……。
日間ランキング……異世界恋愛だと、たった一日で180~210pt取らないとランクイン出来ないので、超激戦区ジャンルなんです……。(泣)
(筆者がランク入りする時は、大体がギリギリのpt獲得数で入ってるw)
【君は最高の親友だと言い張っていた夫】
こちらが本当にこのシリーズの最終作品。
というか、これこそ全く書く予定なかった作品なのですが、ありがたい事に第三王子の方で「4人の父である国王のお話を」というリクエストを頂いたので書いてみました。
ですが……「あそこまで癖の強い息子達が生まれるのだから、父国王もぶっ飛んだポンコツぶりをさせなければ……」と、よく分からない使命感に燃えたので、結果的に物凄くお話作りに苦戦しました……。
正直なところ、もうダメンズネタが尽きた!(笑)
そして散々悩んだ末、「もう息子全員のダメな部分をバランスよく入れよう!」という感じでお話を作る事にしたら、こんな感じに。(笑)
【第一王子に遺伝】
基本的な容姿の見た目と口調や雰囲気。
真面目過ぎて自分の気持ちにアホみたいに鈍感。
無自覚に過剰になるスキンシップと溺愛行動。
【第二王子に遺伝】
暴走した後の猛反省するヘタレっぷり。
本命に対してセクハラ気味になる過剰スキンシップ。
幼稚な行動をしてしまう部分。
【第三王子に遺伝】
極度な人見知り。
本命に対する重すぎる愛情。
情けないくらいの激しい落ち込み方。
【第四王子に遺伝】
髪と瞳の色。意外と素直な性格。
本命と上手く行かなくなった際の暴走っぷり。
自分の都合のいいように相手の話を解釈する所。
この4人の遺伝子元である父フィリクスですが、ベースの性格は長男と三男を足して二で割った感じです。
でも基本的に長男が一番父親似ですかね?
無自覚な溺愛行為に真面目に考えすぎてしまう所とか。
逆に友情破棄とか幼稚で訳分からん事をしてしまった「王太子として、どうなの?」な部分は、確実に次男濃厚で四男要素もあり。
そして最後にやらかしてしまって自己嫌悪になるところは三男。
何せよ、ここまで面倒な王様が国をしきっているのだから、妻アデリーナはその手綱を取るのは大変だったと思います。(苦笑)
それでも4人も子供を作っているので、妻への愛情は深い。(苦笑)
この感じだと長男の嫁のオフェリアも同じ運命を辿りそうですね……。
まぁ、この王家は必ず男児が面倒臭いタイプしか生れないという事で!(笑)
そしてこちらは筆者にしては、かなりコメディー色強めで書いた作品だったので、プロットが決まってからは、かなり楽しんで書いた作品になります。
リクエストしてくださった読者様、本当にありがとうございました!
でも流石にもうダメンズのネタが尽きたな……。(苦笑)
なので「先代国王の話も……」とか「長男の子供の話を……」なリクエストがあっても、もう書くのは流石に無理なので、ご勘弁を……。(^^;)
ちなみにこちらは、ジャンル別日間ランキング50位代内をウロウロしました。
他作品のように50位以内には入れなかったけど、100位以内には見事にランクイン!
(というか、最近異世界恋愛って短編ばっか上位になっている気がする……)
読んでくださった方々はもちろん、ブクマとポイント入れてくださった方々には大感謝です!
何よりもこのシリーズ全てをお手に取ってくださった方々が結構いらっしゃった事には、大感激!
お陰で全ての作品が異世界恋愛の日間ランキング100位以内にランクイン出来ましたので、筆者にとっては大変貴重な体験をさせて貰ったシリーズ作品となりました!
全作品にお付き合いくださった方はもちろん、ブクマ・評価・いいねボタンを押してくださった方、一作品でもお手に取ってくださった方、本当にありがとうございました!