表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
完結済作品のあとがき集  作者: もも野はち助
その他の恋愛ジャンル作品
8/17

【女神様の赤い糸】のあとがき

※こちらはハチ助の作品【女神様の赤い糸】のあとがきになります。

 ネタバレ要素あるので作品未読の方は、ブラウザバックでお願いします。

 『女神様の赤い糸』の作品をお手に取って頂き、誠にありがとうございます。

 そしてこのあとがきまで足をお運び下さり、本当に恐縮です。


 今回の話は、作者にしては珍しくほんわかハッピーエンドを目指した作品になります。

 しかし、番外編の姉セルフィーユの話が、どうしてもビターな感じに……。


 そもそもセルフィーユの方は、妹シャーロットとは逆のキャラ作りしてます。

 なので自分自身をしっかり持っている妹と違い、姉の方は結構コンプレックスを抱えているという感じですね……。

 美人で何でも出来ると言う設定のセルフィーユですが、その所為で孤立しやすいという悩みを抱えているキャラでした。

 なので、どうしても彼女主体のお話書くと、暗いと言うかビター展開に……。


 逆に妹シャーロットの方は、単純明快で芯のしっかりした真っ直ぐな性格。

 年齢が現代で言うと中学三年生女子という事もあり、妹と言う立場でもあるので、作者の書いた作品の中では精神年齢が低めのキャラ作りしてますね。


 対してその相方のクラウスですが……。

 彼は完全にお調子者というキャラ作りです。(苦笑)

 この世界では成人が18歳と言う設定ですが、成人してるわりには落ち着きがありません。15歳のシャーロットと同化してる時もあります。

 ですが、いざとなったらしっかり年上になるという感じの二面性あるキャラで、作ってみました。

 後半、あまりツッコんだ感じでシャーロットに甘い事をしないのは、彼なりのモラル感との葛藤みたいな感じですね……。

 シャーロットの年齢が、少女と女性の間みたいな年齢なので、下手に大人の階段を上らせたくない反面、手を出したい気持ちもあるみたいな……。

 そんな接し方でこの二人を書いてます。


 そして今回ラストの方でやっと出てきたクラウス兄ですが……。

 作者的には前半にあまり兄が出張ってくる要素を出さないように心掛けていたつもりですが、序盤で見事に読者様に伏線バレするという事態に……。


「果たして先が、すぐ予想出来てしまう小説はいいのだろうか……」


 という部分を今回ちょっと考えさせられました。(^^;)

 先が読みやすいから安心して読めると言う意見もあるだろうけれど、先が全く分からないからワクワクして読めるという意見もあるかと……。

 ちなみに作者は、後者の方なんですけどね。


 どちらにしても今回は、ちょっと分かりやす過ぎる展開で書いてしまったのかなーという感じです。

 それがいいのか悪いのかは、読む人によって違うとは思うので何ともですが。

 実際はどうなんだろう?


 そしてこの作品を書く切っ掛けになった一番の理由なのですが……。

 

「最近、異世界恋愛ジャンルの姉妹物の姉妹の仲の悪さが、あまりにも殺伐とし過ぎてて、読むのが辛い……」


という作者の嘆きからでした……。


 作者は兄弟姉妹がいない人間なので、仲良し姉妹とか仲良し兄弟にもの凄い憧れを持っております!

 子供の頃、ゲームをたくさん持っている友人がいて「いいなー」と言ったら、「これ、お兄ちゃんのなんだ」という返事が返って来た時、幼少期の作者は「兄弟いいな!」と心の底から思いました……。

 友人が可愛い流行の服を着ていたので「いいなー、それ高かったんじゃない?」と聞いたら、「お姉ちゃんに借りた」と言ってました……。


 一人っ子は「何でも買ってもらえるー」と言われやすいですが、あれは嘘です。

 一人しかいないから買って貰えない事が結構多いんですよ……。(泣)

 確かに新品を常に使えると言う状況ではありますが、新しさよりももっと玩具の種類を増やしたい、服のバリエーションを増やしたいという状況では、一人っ子は完全に不利です……。


 なので「兄弟姉妹いるっていいよなー」と思っていた作者ですが……。

 最近のなろうは、どうやら姉妹同士によるざまぁ作品が大流行……。

 読むと血が繋がっている姉妹なのに「姉の全てを奪いたい!」とか「妹の存在がとにかく許せない!」という展開で始まり、最後はどちらかが、どん底まで没落していき、もう片方がもの凄く幸福になる終わり方の作品が多い……。


 5年くらい前の作品だと、結構仲良し姉妹をテーマにした異世界恋愛物を発見するのですが……現状ではあまりお見かけしません。

 ならばもう……自分で書くしかない……。

 それで書いたのが、こちらの作品になります。(-_-;)


 作者の別作品の『赤毛の伯爵令嬢』も姉妹物の作品ですが、やっぱり姉は妹を可愛がると思うし、妹も可愛がってくれる姉を慕うのではという考えが、兄弟姉妹のいない作者には、根強い認識があります。

 小さい頃は喧嘩もいっぱいしてるだろうけれど、大人になった時に兄弟姉妹がいるって、やっぱり心強いと思うんですよねー。


 な・の・にぃー!!

 ここ最近の異世界恋愛ジャンルの姉妹事情が、あまりにも殺伐としている……。

 常にいがみ合い、奪い合いをしている姉妹。

 なぜ血がつながった姉妹なのにここまで憎しみ合えるんだ……。

 シンデレラのように継母の連れ子とかなら、まだ分かります。

(いや、それでもちょっと作者は無理ですが……)

 でもガチで血が繋がってて「姉の全てを奪いたい!」とか、読んでて辛い……。

「妹の全てを壊してやりたい!」とか心折れる……。


 ざまぁ作品は悪役令嬢路線が主流だったはずなのに……。

 最近は姉妹間でのざまぁ作品が流行っているようで、作者にとっては暗雲の時代が降臨したかのような悪夢です!

 ああ……早くざまぁ作品で違うテンプレ流行ってくれないかなぁ……。

 姉妹じゃなくていとこ同士のざまぁでもいいんじゃね?(←よくない)

 なんで姉妹? 親友じゃダメ?(←それもきつい……)


「どこか……どこかに仲良し姉妹が二人一緒に幸せになるお話ないの!?」


 もうそんな自己満足の為だけに書いた作品が、こちらになります。(-_-;)

 そんな作者の欲望を具現化したような作品をお手に取って下さり、本当にありがとうございました。


 そしてもしこの作者の心の叫びに共感して頂ける読者様で、素敵な仲良し姉妹のおススメ異世界恋愛作品をご存知でしたら、是非作者に教えて頂けると嬉しいです……。(TへT)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ