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完結済作品のあとがき集  作者: もも野はち助
その他の恋愛ジャンル作品
14/17

【言葉にしなくても愛情は伝わる】のあとがき

※こちらはハチ助の作品【言葉にしなくても愛情は伝わる】のあとがきになります。

 ネタバレ要素あるので作品未読の方は、ブラウザバックでお願いします。

 『言葉にしなくても愛情は伝わる』をお手に取って頂いただけでなく、このようなあとがきにまで足をお運びくださって、本当にありがとうございます。


 そしてあとがきの更新が、完結からかなり経ってしまってからになってしまい、申し訳ございません……。短いから書かなくてもいいかなーと思ったのですが、別作品が完結した際、ついでだからと書いてみました。(笑)

 執筆した当時の事を思い出しながらになりますが、よろしければお付き合いください。


 まずこちらの作品を書こうと思った切っ掛けなのですが……。

 筆者は、あまりざまぁ系の展開の作品が好きではない人間なのです……。

 (↑え? いきなり?)

 そしてなろう界隈で、よくお見かけするヒロインの婚約者を横取りしようと画策し、最後にざまぁされる令嬢の人格破綻ぶりについていけない人間です……。


 恐らく、ヒロインのライバルがそれぐらい酷い人格でないと、ざまぁされた時に読み手がスッキリしないので、敢えてそういう人格に筆者様がしているのは分かるのですが……。まぁ、あまりにも酷いサイコパスぶりにドン引きしてしまうのと、「またこの異常レベルで主人公を憎んでいるライバルのパターンかよ……」となってしまい、お話が全く頭に入って来ない人間なんですよね……。(遠い目)


「ならば常識の範囲内での言動で人の婚約者を狙っている令嬢にしたら、どんな感じになるのかな? よし! 書いてみよう!」となって、考えたのがこのお話になります。


 でも泥沼争奪戦は嫌だったので、可愛い感じで終わる展開にしたいとなり、恋に恋い焦がれている十代半ばのお嬢さん令嬢と、もうその時期は通り過ぎて淑女として確立し始めているお姉さん令嬢の交流のお話にしてみました。言うなれば、『悪役令嬢の成長物語』みたいなもんですかね……。


 そもそもこの『悪役令嬢』って言葉……「意味分からんわー」となっている筆者なのですが、まぁ読者様視点からしたら、フランチェスカちゃんは『悪役』の令嬢になるので、この表現が一番分かりやすいのかなー。

『悪役令嬢』という言葉だけで「周囲から嫌な女と思われやすい女性。あるいは、嫌われるような言動が多い女性」という説明をたった四文字で表現出来るので、便利な言葉と言えば便利なんですけどねー。


 そして今回の展開では、ざまぁ物の感想欄でよくお見かけする「こんなになるまで何でこの掻っ攫い令嬢、放置されたんだよ……。誰か指摘するか注意してやれよ!」的なコメントからもヒントを得て、「ならば正されたら、どんな話になるのか?」という部分を考えて、筆者が悪ノリしながら書いた作品ですね。

(筆者はあまりざまぁ物を書かないので、人様の作品感想欄で見たコメント)


 そして正された令嬢にもそれを受け入れられる素直さが、まだ残っているという14歳という若い年齢にしてみました。結果……『初の社交デビューで大人ぶった結果、失敗しちゃった!』みたいなお話になりました。その為、お話の開始時点から、すでにセシリアはフランチェスカに対して保護者的な目線になっていますね。(笑)


 対するヒーローのウィルフレッドですが……。

 こちらも実は読者様からよく頂く感想コメントをヒントにキャラ付けしたヒーローですね。筆者は、結構俺様ヒーローの作品を好んで書く人間ですが、そういうヒーローの話だと、素直になれないヒーローの言葉足らずが原因でヒロインとの仲が拗れてすれ違う……という展開が多くなります。


 その時に本当によく頂くのが「ヒーロー、ちゃんと好きだ(愛してる)って言葉にしろよ!」という感想……。でも男性の立場からすると、そんなに簡単に好きだとか愛してるって言葉、言えますかね……?


 筆者はガサツな性格なうえに変なところで思いきりが良すぎるので、よく周囲から「本当、ハチ助さんって見た目に反して『漢』って感じの時、あるよね?」と言われる程、女子力が低い人間です……。(見た目はおっとりタイプらしいんですが、中身は「やられる前にやってやらー!」な守らなくてもいい系な女族)


 だからなのか、女性が男性から言葉で愛情を示して欲しいという気持ちが、よく分かりません……。

 そしてもし自分が男性だった場合、「ねぇ、私の事好き? ちゃんと言葉で言ってくれないと分からないよ~!」と自分の彼女に言われたら、確実に「こいつ、うぜぇ……」と思う人間です……。(←お前、本当に恋愛小説書きの作家か?)


 何というか……自分がこういう文章書きの趣味を持っているからか、言葉っていくらでも取り繕えるものだという感覚があって、なんか薄っぺらいイメージが強いんですよね……。たとえば本命じゃなくても「愛してるよ」と、とりあえず言っておけば、相手を簡単に自分に縛り付ける事が出来るじゃないですか。それって言葉で相手を拘束しているように思えてしまうんですよ。


 それよりも口では、あまりそういう事を言わない癖にやたら距離間近かったり、顔を覗き込んでくる回数が多かったりとかの普段の態度や行動で示して貰う方が分かりやすいし、愛情を感じる?

 意識的に発する言葉と違って、全部無意識に出てしまっている行動の方が愛情として分かりやすいし、信用出来るというか……。(まぁ筆者の場合、HSP傾向強いせいかパーソナルスペースの侵入基準が非常に厳しいので、その辺を敏感に感じ取ってしまうのもありますが)


 逆に軽はずみに「好きだよ」とか「愛してる」とか、すぐ口にする男性だと「はぁ? お前、それ本心から言ってるかぁ~?」になる為、筆者はイラッとするタイプです……。ついでに「かわいいね」とか言われたら「どの辺が?」と笑顔で聞き返す猛者でもある。(笑)

(周囲から捻くれていると、よく言われる筆者……)


 だから「ちゃんと言葉にしないと伝わらないでしょ!」という感想を見てしまうと、「そうかぁー? でもヒーローの行動から、思いっきりヒロイン大好きオーラ駄々洩れじゃね? それで気付かんヒロインの方にも問題があると思うが……」となり、ヒーローの言葉不足だけに問題があるとは思えないんですよね……。


 そんなモヤっと感がずっとあったので、今回のヒーローであるウィルフレッドには、過剰スキンシップで愛情を伝えるという行動をさせました。言葉で伝えてくるよりも無意識につい触れたくなってしまうという方が筆者的には愛情が深く感じるし、騎士という彼の職業からも口にするよりも態度で示すという大胆な愛情表現の方が、しっくりくるかなーと。


 そしてそんな過剰スキンシップ愛情表現をされているセシリアさんですが……修羅場潜り過ぎて達観しちゃっていますね。(苦笑)

 ちなみにこのセシリアの過去のお話に関しても読者様から多い感想コメントを参考に婚約者が嫌がらせを受けている状況にヒーローが気付くのが遅すぎるというのを感じさせないようにしています。これもドアマットヒロイン作品の感想欄でよくお見かけする「なんでヒーロー、ヒロインが嫌がらせされてんのに気づかないんだよ! 早く助けろよ!」と多いコメント……。


 ですが……実際に考えると、これこそ「言葉にしないと伝わらないでしょ!」と筆者は思ってしまうんですよね。ですので、今回はヒロインがすぐにヒーローに相談し、ヒーローも一緒になって対策に務めていたという過去エピソードにしました。


 まぁ、ようするにこの作品、女性読者様が女性目線だけの基準でパートナーさんに「普通、こういう感じで気を使ったり配慮したりする動きをするのが当たり前でしょ!」と求めがちな無茶ぶり要望をこの二人が上手く立ち回って、回避している展開で書いた話になります……。(苦笑)

(恐らく筆者は男性脳……)


 ・好きだという事をちゃんと言葉に出して伝えて欲しい。

 ・辛い時には、こちらが何も言わなくてもすぐに察して欲しい。

 ・困っている時は、率先して親身になって一緒に考え、助けて(支えて)欲しい。


 うーん。女子力低くて自分で戦う系な筆者にしてみると、全部相手に求めてばっかりだなと思ってしまいますが……。(筆者は守られる系ヒロイン要素がゼロな人間)

 世の女性が恋愛小説のヒーローに求めるのはきっと、これなのでしょうね。

 現実ではこういう男性、ほぼいないと思うので、せめて物語の中だけでもいて欲しいという事なのかな……。


 まぁ、そんな感じでウィルフレッドをなるべくヒロインに対してのみ、理想的なヒーローっぽいキャラ付けでしてみたのですが……。そうしたらフランチェスカちゃん目線で見た場合、かなり大人気ない人間になってしまいました。


 その辺がモヤーンとした筆者。

 そこで誕生したのが、第三王子のエリオット殿下です!(笑)

 ヒロインに関してはスパダリなウィルフレッドですが、年下の女の子に対しては容赦がなく、しかも大人気ない事をしてしまっているので、筆者と同じようにモヤーンになった読者様は多いはず!

 そのモヤーンを晴らしてくれる要因として、エリオット殿下とのエピソードを最後にオマケ的に追加してみました。


 同時にフランチェスカが、普段はあのようなマウントを取るような子ではなく、第三王子の目に止まるくらいの天真爛漫な愛らしい部分を持っている子だという事が、少しでも読み手にアピールできたらいいなーとも思い、あのやり取りを付け加えた感じですかね。フランチェスカは、初めての社交界デビューで、ちょっと調子に乗ってしまっただけで、普段は素直でいい子だよーという感じにしたかったんです。


 ちなみにこの作品で筆者が一番伝えたかった部分としては『他人に不必要にマウント取る行為は、結構恥ずかしい行為だよー』というのがありますかね? マウントって、自己啓示欲を示したい幼い子が、よくとる行動じゃないですか……。でも最近はいい大人(中年の方?)も取る人多いなーとも思って。(苦笑)

 なので今回のお話で「あれ? マウント取る行為って、もしかして凄くカッコ悪い行動?」という風に読み手の方に感じて貰いたかった部分があります。


 筆者は見た目がよく穏やかそうとか言われやすいので、本っ当このマウント好きな方の餌食にされやすいです……。でも中身の方は結構性格きついので、よく正論ぶちかましてしまいます。結果、マウントを取って来た側が何か被害者みたいな感じになって「結構、性格きついよね……」とか言われると、イラッとする事が多いんですよ……。


 なんというか……「強くもないなら喧嘩売ってくんなや!」という心境?

 筆者は基本的に慣れ親しんだ人以外の人付き合いが面倒と思ってしまうタイプですが……。(おい!)接客業が長かったので当り障りのない会話というのが職業病で得意になっております。そこを「人が良さそう」とか「優しそう」=「弱そう」と勘違いされて、よくマウントを取られやすいんです……。


 でも、こんな性格なので、見た目と中身のギャップが激し過ぎるとは言われやすいタイプ……。そもそも、まず自分よりも「弱そう」と判断した相手にしか喧嘩を売らないというマウント好きな方の姿勢にイラッとします……。筆者の場合「人間関係面倒だから、敢えて当り障りのない対応してやってんのに何でわざわざ波風たててくるんだよ! 本っ当、面倒くせぇーな!」となるタイプなんで。(笑)(←本っ当、女子力ゼロ!)

 そういう筆者の私怨も入って書かれた作品でもあるかもしれません……。(苦笑)


 でも普段はそんな事をしないのに「大人の世界に足を踏み入れる時にちょっと背伸びしちゃった!」みたいなフランチェスカみたいな子は「可愛い!」と感じます。もうその辺はセシリアのような保護者目線になっておりますねー。


 なので、マウント好きな方が読んだら同族嫌悪を感じてしまう作品になり、そうでない方が読んだらデビューしたての背伸び令嬢と先輩令嬢の微笑ましい交流みたいな作品として可愛いと感じやすい作品になるのかな? もしかしたら読み手の方のタイプによって読後感が違ってくる作品かも。


 でも現在このあとがきまで足を運んでくださった方々は、恐らく後者の方だと思います。前者の方だと途中で読むのをやめている可能性が高いので。(苦笑)


 ちなみに前書きに「登場人物にあまり感情移入しないでね」と注意書きしてあるのも、マウント好きな方宛の注意書きになりますねー。そういう方がフランチェスカに感情移入して読まれてしまうと、今度はセシリアとウィルフレッドに対してヘイトを溜めてしまうので……。


 なので作品を読まれて「え? 注意書きで身構えていたけど、そんな事なかったよー」という方は、純粋にこの作品を『社交界新人令嬢と先輩令嬢の微笑ましいやり取り』の作品として読んで頂けたのだと思います。


 人によっては読後感が変わってしまうこのような短い作品……。

 そんな作品のあとがきにまで足を運んで頂き、本当にありがとうございました!

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