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完結済作品のあとがき集  作者: もも野はち助
その他の恋愛ジャンル作品
13/17

【涙あふれる断罪劇(未遂)】のあとがき

※こちらはハチ助の作品『涙あふれる断罪』(未遂)】のあとがきになります。

非っ常ぉぉぉーにお話のネタバレ内容になるのと、別サイトで筆者が読者様に感じた愚痴が多いので、そういう内容が地雷になる方は、ブラウザバックでお願いいたします。(苦笑)

 この度は、かなりふざけた展開で進んでいく『涙あふれる断罪劇(未遂)』をお手に取って頂いただけでなく、このようなあとがきまでお越し頂き、誠にありがとうございます!


 こちらの作品ですが……。

 実は別にメインで執筆を始め出した作品があったのですが、そちらの作品の執筆が全く進まなくて……気分転換にもう少し設定が単純な話でも書こうと思って考えたのが、この『涙あふれる断罪劇』になります。(苦笑)

(その別作品も設定はテンプレあるある要素がっつりですが、内容が結構重くなる展開なので、筆者が鬱々となってしまった……)


 そんな状況下で、パッと思い付いた勢いで大雑把なプロットを丸一日でサクッと作り、執筆しながら作品を更新するという……またしても茨の道を選び、一週間くらいで完成させたお話ですね。

 短期間での構想練りと筆者の気分転換で書かれた作品なので、もう悪ふざけとしか思えない滅茶苦茶な展開で進むお話になっております。(苦笑)

(脇役が突然主役並に断罪劇で出張ったり、いきなり男性陣全員が号泣(約一名瀕死状態)になったり、突如として現れた聖女のチート力がハンパなかったり、国王夫妻がふざけた設定だったり……等です)


 しかもなろうで大人気の王道テンプレ要素と、なろうで炎上案件になる展開を出来るだけぶっ込んで、最後は力技(なんでもありなゲームの強制力)で、矛盾点を打ち消すという、かなり乱暴な展開の作り!(笑)

 もう作者が勢いと悪ノリだけで書き上げたお話です……。


 ちなみに『なろう』の大人気王道テンプレ部分だと『断罪劇』『異世界転生』『乙女ゲーム』『聖女』(チートキャラでもある)の辺りですね。

 逆に『なろう』で炎上しやすい展開部分だと『ざまぁ無し』『元鞘』『魅了』という部分になります。


 これを全部入れて、なるべく読者様から言いがかり……ではなく、違和感を抱かせないように魅了持ちヒロインちゃんも含め、登場人物全員に救いのある展開で書くという事に作者がふざけながら挑戦した作品になります。


 そんな感じで書かれたこの作品ですが、実は『なろう』よりも先に筆者が投稿している別サイト(アルファポリスさん)で、最初に作品公開を致しました。

 ですが……ここで筆者が、また作品投稿の仕方を大失敗してます。(泣)


 基本的に筆者は『なろう』で作品連載を始める時、作品が完結するまで感想欄は閉じたままにしております。

 理由は先読み展開のコメントが来てしまう事への懸念と、連載中に読者様から「この展開はおかしいから、こうした方がいいと思います!」とか「この展開でこういう流れは有り得ないと思います!」というコメントが来ると、困ってしまうから。


 筆者の場合、最後まで読んでもいない状態の読者様から「この作品の展開には無理があるのでやめた方がいい」とダメ出しされると、まぁキレます。(笑)

 そもそも人が考えた世界観の作品にプロの編集者でもない読者様が、そういうコメントをしてくる状況が、まず作者に対して失礼では……?

 作者側の立場で物凄い暴言を吐かせて頂くと……


無料(タダ)読みしてる上に人が考えた世界を担当編集者でもないくせに勝手に自分好みに改変しろと主張するな! そんなにその展開を推すなら自分で一からお話を書いてみろ!!」


 となります……。

 そういう読者様の言い分としては「折角、作品が良くなると思ってアドバイスしてやってんのに……」という感覚かもしれませんが……。作者側には、しっかりと「ああ、この人、自分の好きな展開で書いて欲しいからって、こうやって作品の粗を突く感じで作者に書かせようと誘導してんだな……」という行動なのが、丸わかりです……。


 もし本当にアドバイスをしたいという気持ちでコメントをくださる読者様は、必ず「個人的にはこういう展開よりも、こういう流れの方がしっくりきます」とか「この展開は少々無理があるような印象を受けました」というように一個人が感じた意見として伝えてくれるので。

 ようするに気になった部分に対して「この展開はダメだ!」という言い切ったコメントの仕方をしていないんです。


 言い切ったコメントをしてくる読者様の特徴は「この展開は変だ! 自分のその感覚は皆が同じように感じている事なんだから、私は正しい!」という自分の基準が世界共通という感覚でそういうコメントの仕方をされているんだと思います……。

 もう『良い』か『悪い』か、あるいは『好き』か『嫌い』かの白黒しかない極論な言い方しか出来ない感じなのかな?

 これって、やはり世間的に読書離れが酷いから、こういう感想が多くなっているんでしょうか……。


 たとえば「主人公は嫌な奴だと思います」と「主人公は嫌な奴だと感じました」は非常に似たような内容の感想に見えますが、この文面から受ける印象は、かなり違ってきます。

 前者の感想コメントだと完全に主人公は『悪』と言い切っており、主人公の人間性を『嫌な奴だ』と決めつけた言い方です。

 逆に後者だと「(私は)主人公を嫌な奴だと思いました」という感想なので、一個人で感じた事を伝えてきてくれている感想内容になります。


 感想をしてくれるのだから、それなりにその作品を楽しんでくれたのは分かりますが、前者のような感想コメントを頂くと、作者側は「え? この話、面白くなかったの? だって嫌な奴だと言い切るほど主人公が嫌いなんでしょ?」と感じてしまいます。なんというか……「作品読んでイライラしました!」と言われているような印象を受けるんですよね……。

 実際にそう感じた筆者が「楽しんで頂けたか分かりませんが、最後まで読んで頂きありがとうございます」の無難返信をしたら「違いますよ!? 凄く面白かったです!」という感想が返ってきた事があったので……。(苦笑)


 ですが最近、自分が作品を読んで感じた事を上手く伝えられない方が多いこの状況を見ると……。世の読書離れって、ここまで深刻なのか……。(泣)

 このままだと読書感想文をAIに書かせる学生さんが増えそう。(苦笑)

 元書店員の筆者として最近の本離れ現状は、とても悲しいです……。


 今回筆者はアルファポリスさんで、この作品を先行公開した際、こういう感想を非常に多く頂きました……。特に『断罪展開があるのにざまぁが無いのは納得出来ない!』という勢いの読者様達から。(苦笑)

 もう凄い圧で「これでざまぁないんですか? かなり無理な展開だと思います!」の言い切り感想が続出! もちろん、そこに興味を持って最終話を楽しみにしてくれているというコメントも多かったのですが……。


 それでもこの展開で、ざまぁが無い事に不満を訴えてくる人が多い事多い事。

「いや、待って! まだ最後まで話読んでいないのに何で無理だって言い切れんの?」と、筆者はそういう感想を頂く度に困惑。

 同時にかなりイラっとしてしまいました……。


 だって、もう最後までお話の流れを作った状態で作者的には大丈夫だったから、その展開で投稿しているのに、それを勝手に変な方向に先読み推察して自信満々に「この展開は間違っている!」っと毎回言われたら、誰だってイラっとしますよね? いくらお話の続きが気になるからと言って、こういう感想を作品更新する度に毎回送りつけられると、ネタバレも出来ない作者的には「いいから、ちょっと話完結するまで、待ってよ!」になります……。


「とりあえず読者様、ちょっと落ち着いてくれー……(汗)」という状態にアルファポリスさんではなってしまった為、『なろう』では感想欄をがっつり閉めて、二日間で10話を一気に更新する事にしました……。


 続きが気になってくれているはずなのに何故か作品展開へのダメ出しをしながら、それを訴えられると、「この読者さん、本当にこの作品面白いって思えているの?」となり、作者的には非常に困惑します……。

 しかも何で感想コメントが作者にマウントとるような雰囲気の文面?(苦笑)

 ですが、どんなにざまぁ展開を望まれても筆者は絶対に書きません!

 だってざまぁ展開の話、書くの嫌いだから!(←ついに言い切った!)


 というか、今回改めて断罪がある作品を書く危険性を痛感した筆者……。

 いや、分かってたよ……?

 断罪劇シーンがある展開で『ざまぁ無し』と言えば、そういう一部のざまぁ作品大好きの読者様から、「ちゃんと、ざまぁしてください!」の執着コメントの嵐が来るのは、作家あるあるなので少しは予想してたよ?

 感想欄は『今回は閉じる!』か『返信はしない対応ですが、感想はご自由にどうぞ!』対応は作家あるあるで、わりと当たり前の防衛対策なので……。

 でもここまで酷いとは、ちょっと予想外でした……。


 もう今回は筆者が「アルファさんの読者様なら『なろう』よりそういう読者様は少ないだろう」と、甘く考え感想欄を開けっ放しにしたのが一番の敗因です……。

 まさかここまで「この展開ではざまぁ無しは無理なんでざまぁするべき!」と、作品がまだ完結もしていないのに断言してくるコメントが来るなんて予想してなかったし、その感想返信で毎日更新に支障出るなんて思いませんがな!


 そのざまぁをしたくないから、こういう複雑で展開が二転三転する凄くふざけた流れのお話で考えたのに……。

 今度は「その物凄くふざけたこの展開がコメディなので、最終話まで待ってください」と別の読者様に返信してたら、そのコメントをざまぁ要求の激しい読者様達が見られたらしく、「マリーベル達があんな苦しんで、しかも人が死にかけている展開をコメディと称しているなんて、作者さんの笑いのツボはおかしい!」とか「多感な年頃の殿下達が感情を抑え込まれて三年間も苦しんでいる作品をコメディとか言っている作者の感性は理解出来ない。もし自分がそんな目に遭ったら笑えない!」的な怒りのコメント飛んでくるし……。(困)


 いや、これ作者が考えた架空世界のお話であって、マリーベルも殿下達も実際に存在してない人間だから……。その架空のキャラには同情的になれるのに実際に生きている作者に対しては、会った事もコメント交流すらない状況で、いきなり人間性を否定するようなコメント放ってきた上に、しかも想像上の彼らの為に作者に対して怒れるって、どういう事なの……?

(ようするに筆者は想像上の彼らよりも読者様に雑に扱われたwww)

 なので今回冒頭に「当作品はフィクションです」という「そんなの知ってるわ!(笑)」な注意書きしてあります……。(泣)

(まさかファンタジー展開の小説でこの注意書きする羽目になるとは……)


 そして流石にこの作品感想欄に作者についての感想をしてきた事に関しては、ざまぁ展開書くのが嫌いな筆者がキレて、「架空の人物を思いやる前に実際に生きて存在している作者へのコメントに配慮する気持ちをお持ちいただくようお願いします」と、読者様にリアルざまぁ返信するという大人げない対応を筆者はしてます……。

 なんせ筆者、マリーベルの生みの親なので……性格きついです。(笑)

 少なくとも当作品の耐え凌ぐ系キャラのセアラタイプではないので……。


 というか最近の読者様方、異世界転生とかのアニメが多いからって想像上の世界に没頭し過ぎでは……?(『異世界おじさん』のアニメは面白い!)

 あなたが交通事故に遭っても異世界転生する事は、まずないです……。

 なのに「もしこの状況に自分がなってしまったら……」って……。(困惑)


 それは、あなたがこの乙女ゲームのヒーロー候補としての生を受け、魅了魔法に掛かってしまい、大好きな婚約者を冷遇してしまうかもしれない状況が来るかもしれないという部分まで想像しないと、出てこない感想ですよね?

 いや、ないから! 「もし自分が(あるいは自分の子供が)こんな目に遭ったら……」は、絶対にない!


 そもそもこのお話、筆者の妄想で作られた世界でのお話です。(苦笑)

 別作品の感想でもたまに頂いた事があって、異世界恋愛の話なのに結構こういう感想を筆者の作品にされる方が多いのですが……。どうして架空の世界のお話なのに『自分だったら』の感想が出てくるのか、筆者は本当にその読者様の感覚が不思議すぎて、こういう感想頂くと非常に困惑します……。


 あるいは、そういう言い方をしてまで筆者にざまぁ展開で書いて欲しかったのだろうか……。

 ですが筆者、2020年に『小さな殿下と私』でそういうコメントをたくさん頂いた事で、ざまぁ展開にさせる事に物凄く嫌悪感を抱くようになってしまったので、この先あからさまなざまぁ展開で書く事は、ほぼ無いです……。

 筆者の場合、読者様のコメントで筆は折りませんでしたが、そのコメントのトラウマから『今後は絶対にあからさまなざまぁ展開だけは書きたくない!』と、よく分からない決意を固めてしまったので……。(苦笑)


 書いて欲しいのなら、そういう言いがかりに近い設定矛盾主張で、その展開を作者に書かせようとするのではなく、素直に「こういう展開でざまぁも面白そうですね! 機会があれば是非!」な気持ちの良い頼み方をされた方が、まだ「読者さん望んでいるし、書いてみようかなー」という気持ちになれるかもしれませが……。

 筆者に関しては、大流行しているなろうテンプレ的な言い方をさせて頂くと「今更下手に出られて書いて欲しいと言われても、もう遅い!」です……。


 ちなみにアルファポリスさんでは、散々「この展開でざまぁ無しは無理だろう!」と言われ続けた、このお話ですが……。

『ゲームの強制力』という何でも可能にしてしまうチート設定を使えば、それなりに可能です。(笑)

 雛鳥が巣から落ちないようにどんなに移動させても、一瞬目を離したすきにゲームの強制力によって、すぐに元に戻ってしまう展開なので!(笑)

 もう何やっても防ぎようがないこの世界の大いなる力、『ゲームの強制力』。


 長男の王太子の場合は、それを全て跳ね返せるチート聖女を早々に婚約者にしていたから、シナリオ開始を免れる事が出来ましたが……。

 次男のエセルフリス(←この名前、執筆中打つの本当大変でした……)の場合、その未来の義姉である聖女が、国の決まりで自国の魔法学園に通わなくてはならなかった為、頼り甲斐のある兄と一緒に留学で不在。

 その為、どんなに転生者で先の展開を知っている王妃が、国王と一緒になって対策を行ってもゲームの強制力からは、逃れられませんでした……。


 恐らくゲーマーな作者さんなら、この無理矢理な展開をそこそこ正当化してしまう『ゲームの強制力』設定の存在には、すぐに気付かれるかと……。

 そんな元ゲーマーな筆者が唯一苦手でプレイ出来なかったのが、実は乙女ゲームなんですけどね。(笑)(甘すぎるセリフに鳥肌立って無理だった……)


 ちなみにこの作品の乙女ゲーム世界のシナリオを破綻させたのは、パッと見は暴走していたマリーベルのように見えますが、実は一番のバグ的存在は、王妃が長男の婚約者としてこの国に招いた聖女ロクサーヌだったりします。(笑)


 なのでこのお話は「いくら仕方がなかったとは言え、この展開でざまぁもなくて、全員元鞘なのが納得出来ない!」と訴えてくる読者様達が指摘してくる部分をチート的存在のロクサーヌの力と、書き手からすると何でもありにしてしまう『ゲームの強制力』設定を駆使しながら、かなり無理矢理な力技で正当化しているという作品になります。


 ようするに作品の矛盾点や自分が納得出来ない部分を指摘するのが大好きな読者様達に対して、非常に意地悪な作りになっているお話なんです。(苦笑)

 ちなみに下記がそういう感じの読者様にご指摘を受けそうな部分を筆者なりに正当化しているように書いた部分ですね……。


・令嬢達が三年間も時間を無駄にされ、婚約者に冷遇されてかわいそう。

→ゲームの強制力で男性陣は抗えず、彼らも被害者なので責められないはず。しかも全員自ら半分魅了解除を行っているので、婚約者への愛情は深い事が判明しているので元鞘でも男性陣へのヘイトは溜められないはず。


・公共の場で断罪劇をやる非常識さが納得出来ない。

→ゲームのイベントだった為、ゲーム強制力により必ず発生してしまうケースだった。故に回避皆無の仕方のない状況。


・いくら仕方のない状況とは言え、三年間も婚約者から放置された上に時間を無駄にした令嬢達が、かわいそう! 作者はその事をもっと深刻に捉えるべきだ!

→だからマリーベルに大立ち回りさせて訴えさせてます。

(というか、このコメント、『小さな殿下』でも頂いたんですけれど……。『時間を無駄にされた』という感覚は誰視点の感情? 作中の登場人物達、そんな不満は一言も言ってないんですけど……。読者様、勝手に登場人物達の心境をご自身にとって都合よく解釈し過ぎでは?)


・フリッツを瀕死にさせる必要性はあった? かわいそうすぎる!

→フリッツを瀕死にさせないと彼のマリーベルへの愛情のデカさが読者様に伝わらず、あれだけ大立ち回りさせたマリーベルと元鞘に戻したら、絶対に読者様から苦情が出るので、その為の防衛ヘイト軽減策です。

 実際にフリッツが命がけで魅了魔法に逆らったから、マリーベルと元鞘になっても読者様方は、イラッとしなかったと思います。(苦笑)


・次男は、シナリオが始まる前に防止すればよかったのに転生者の国王夫妻は何もやっていないのでは?

→ゲームの強制力が強すぎて、対策したけれど無理だったと最終話で二人が愚痴ってます。

 鳥の巣撤去もゲームの強制力で無理矢理元に戻される設定と作中に記載。

 断罪劇も同じくゲーム強制力に邪魔され、国王夫妻動けずも記載。

 明らかにその世界の神的力(ゲームの強制力)によって回避出来ない状況だったので、王妃達はかなり対策してのこの惨状です。

(三年間、次男達の魅了原因の調査で奮闘していたのと、オレリアが王妃に魅了令嬢の事を相談出来る状態な程、次男の婚約者を王妃は気にかけていたという部分で、毒親ではないアピールを作者がしまくってます)

 というか、それやったらこのお話、始まりませんがな……。(苦笑)


・何故、長男はシナリオ開始を止められたのに次男は無理だったのか。国王夫妻、次男を助ける気が無いの?

→長男は転生者の王妃がたまたまチート聖女を気に入っていた為、早々に婚約していたから回避出来ただけ。次男は、長男達が自分達のゲームシナリオ中の時期だった為、ロクサーヌの恩恵を受けられなかったという展開で回避出来なかった状況です。

 それでも最後は、王妃が早々に選んだ長男の婚約者が魅了を解呪した事で、王妃グッジョブな展開にして、両親へのヘイトが溜まらないように配慮してます。

(ある意味王妃のお陰で最悪の事態を回避出来たと読者に思わせて、転生者両親が何もしなかったというヘイトを発生させないように作者が仕組んでます)


・魅了令嬢が制裁されていないのがモヤる。

→本人もその能力を知らなかった上にその事で大好きなゲームの世界を滅茶苦茶にしてしまってショックを受けているので、ある意味被害者。

 制裁は二度と国に戻れない事と、一生魅了持ちという奇異の目に晒されるので、ある意味制裁を受けています。


・逆に何も知らなかった魅了令嬢がかわいそうすぎる。

→最後に隣国の第三王子とのロマンスがあるかもしれない事を仄めかす展開で、そのヘイトを回避。もしかしたら隣国で幸せになっているかも……。


・国王夫妻、転生者なんだからもう少し何とかしようと動けよ!

 →「4年前から必死に動いてましたよー」と最終話でアピール済。(笑)


「さぁ! ここまで読んで頂いて、ざまぁ展開の必要性があるヘイト案件は他にありますかな~?」という感じで、完全に作者が意図的にそういう部分をチート聖女のロクサーヌと、何となく上手い具合に動いていた転生者王妃と、書き手にとっては何でもあり展開を可能にする『ゲームの強制力』というものをフル活用して、感想欄でご指摘ウケそうな部分のフラグを全てへし折っている展開のお話作りをしているんです。(苦笑)


 「ここまで突っ込んでくる読者なんているの? 作者警戒しすぎだろ……」と思ったそこのあなた!

 実際にいるのです……。こういう作品を深く読み込み過ぎてくださっている読者様や、あるいは、どうしても自分が納得出来ない展開なので、何とかして矛盾点を見つけたいと重箱の隅をつつくように粗探ししてくる読者様が……。(泣)

 なので筆者は、毎回お話を考える時、そういう読者様が読んでて引っ掛かりを感じてしまいそうな部分がないか確認しながら、お話を考えます。


 まぁ、そこまでやっても「今回の話は、たまたま偶然が重なって上手くいっただけですよね。普通なら大惨事ですけど。ちなみにお話、それなりに面白かったです」のコメントが来ます……。

 いや、それ本当にこのお話が面白かったというコメントなの……?

「不満はあるけれど、まぁ読めましたー」と言っているようにしか聞こえないよ……。ツンデレか!!(笑)


 ですが、今回凄く感じたのが、それ程までにざまぁがない断裁展開のお話って、認めたくないと感じてしまう物なのでしょうか……。

 もう今回は『断罪展開にざまぁは必須だ!』と訴えて来る読者様と、『意地でもざまぁ展開は書きたくねぇー!!』という筆者が、アルファポリスさんの感想欄で無駄な攻防を繰り広げていたという呆れる状況になってしまってました……。(苦笑)


 大人げなく意地でもざまぁ展開を書かない筆者の決意も異常だと思いますが……。そうまでして作者にざまぁ展開を書かせようと、必死であの手この手で作品展開に言いがかり付けてくる読者様達もその異常性は負けていないと思います……。(このどちらでもない読者様がこの感想欄の状況を見たら「どっちもどっちで拘り強すぎだわ!(笑)」となると思うので。(苦笑)


 もうそんな状況を『なろう』に投稿する前に別サイトで体験してしまったので、こちらではネタバレ防止策も兼ねて、がっつり作品自体の感想欄は閉じさせて頂きました!

 なので当作品への感想をご希望の方は、この『あとがき集』の感想欄をご利用くださいませ。


 ただし、その感想コメントを見るのは作者のみかと思います。(苦笑)

 作品が面白かったの感想はもちろん、「作者、この展開作りするのは反則だろ!! 性格悪すぎ!!」の訴えもあれば、お気軽にどうぞ~。(笑)

 ただし、感想マナー違反に該当するようなコメントに関しては、それなりの対処(下手したら削除)はさせて頂きますので、ご了承くださいませ。


 このように盛大にふざけた展開で書かれた作品に最後までお付き合い頂きまして、誠にありがとうございました!

 そしてこのような辺境の果てであるあとがきページにまでご足労頂き、心より感謝申し上げます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] フェシリーナにも救いがあって良かったです。 物語の悪役であっても、親の教育が悪かったせいでそうなってしまった子や、更生余地がありそうな子、反省した子にはざまあ後の挽回展開があると嬉しいタイ…
[良い点] 私は行き過ぎた、あるいはあからさまなざまあ展開が苦手で、読んでる人がすっきりしたいがために愚かな悪役(ざまあされ役)を置いて主人公がそれをぼこぼこにしてる描写をみるとつらい気持ちになります…
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