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柑奈咲政策①

よろしくお願いします。

その日の夜は妙に寝付けず、一人ベランダに出て星を眺めていた。


 俺が助けた女、柑奈咲は言わずともしれた学園の天使様ポジションだ。


カースト最下位の俺には関係のない人物だと思っていたが、関わってしまった。

それもかなり深く。俺は安らかな日々を欲しがりそれを実現しつつある。あの過ちを繰り返さないためにも


 俺は、対策を練り始める。


 彼女は二年三組で俺は八組なので、会う確率は低いと思われるが、そうだあの作戦を使えば良いだろう。


 軽く対策を練れたことで心に落ち着きが戻ってきた気がする。そんな感覚に陥ってすぐ俺の意識は夢の中に旅立った。

 

 次の日の目覚めは良かった。


いつも通りの時間より少し早く起きれたので、キッチンに向かう。


まずはタコさんウィンナーをフライパンの上で踊らせて、焦げ目が軽くついた頃にお皿に退避させておく。

次の出番はオムレツだ。ボウルの中の卵をシュシュかき混ぜ、フライパンに刻んんでおいた玉ねぎを入れ少ししてご飯とケチャップを絡ませてお皿に盛り、その後に卵を焼いたのを乗せて完成だ。


美味しそうに湯気が出ているのを見ると我ながら良くできたと自画自賛してしまう。石何とかシェフみたいな爽やかさはどうしても再現できないみたいだ。


その後も自分の朝食を作るために修一の手は止まらずあっという間に朝食を完成させた。


一口パクリとジャムの付いたトーストをサクッと食べると「幸せだなー」と呟く。


胃袋を掴むって言葉があるが、確かにその通りだとおもう。自分の胃袋を自分で掴んでしまっているのはなんとも残念だが。こんなことを思いながら食べて、食器を洗いを終わると身支度をして家を出る。


 いつもどおり、電車に乗り学校の前に到着するといつもとは違う雰囲気を肌に感じる。


途中で会った秀介も違和感を感じ取ったらしく周りをキョロキョロと忙しなく視線を巡らせているようだ。


俺は場違いだと自覚しながら何故か秀介を可愛いと感じる。俺本格的にやばいぞ。


 そして、校舎内に入るとその理由を知ることになった。


 そこには、黒いスーツ、サングラスにインカムを耳に装着している屈強な男が5人程が柑奈咲を中心に目を光らせて立っていたからである。

しかも柑奈咲の後ろにある掲示板にはこれでもかと言うほどでかいポスターが貼ってあり、そこにはこう記されている。


「昨日、藤宮駅近くの商業施設近くの裏路地で私を救ってくれた、、、」





 

「王子様がこの学校にいます!」と







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では、また

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