初号と権力掌握の道
4面分の記事を書くという作業が結構辛い。本来であるならば他の委員と割り振るのが筋なんだろうが、まだ今年度初の委員会を開いていないのだ。
どうしたものか…。ひとまず一面は入学式と今年度の生徒会役員人事(各種委員長・生徒会執行部)を掲載した。
2.3面も悩んだ末に委員長と執行部メンバーの抱負についてインタビューし掲載することにした。
最後の4面、ここが一番の悩み所である。かねてより久門学園の新聞に社会記事を掲載したかった私は、この際に時事問題についての評論を掲載することにした。
結果的にこの試みは多くの先生方から好評を博した。今後も社会面は(何面にするかは置いておくとして)掲載を継続して行くべきだろう。
何はともあれ新聞も書き終わったので、次はとある案件を巡って生徒会執行部と話し合うことにした。
当選前、本校の生徒会規約を見ていた私はとあることを発見したのだ。
本校において最高議決機関は全生徒が参加する生徒総会である。予算採択や規約改正、校則改正は全てこの生徒総会で、全生徒が投票して決める。
だが代議会という各クラスから選出された代議員が務める組織では、この生徒総会の代行が可能ななのだ。またこの代議会は生徒会執行部の指導を受けることになっている。
つまり、生徒総会を廃止し代議会に全ての議決権を集中させれば、生徒会執行部が本校の全ての決定、改廃をすることが出来るのだ。
やはりこういうことが出来る可能性があるということになれば是非やってみたくなるというもの。特に私は権力志向が強いので尚更そういうものを見たくなったのだ。
幸いにも生徒会執行部、そして代議会議長は私の仲のいい人が当選している。これを生かして、早速彼らに提案した。
彼らもこの提案には相当乗り気になった。あとはこれを実現するために着々と準備を進めて行くのみだ。
校則とか憲章の件は本当なんですよ、果たしてこれがどうなったか…。次回以降こちらの方もご期待下さい。