夏風と海王 +監視員!
夏風「着いたぜ…海だぁ!
こんにちは!僕は夏風裕太!やっぱり夏といえば海!浜辺!はどうでもよくて一番はビキニ!今年も夏を楽しむぞぉ!」
無人の浜辺が夏風の目に映る
夏風「誰もいねぇぇぇ!!
え、もう8月入ってるのに何で誰もいねぇんだ!?去年なんかは…」
去年【夏風「君、僕とお茶しない?」
女「うざー。」】
夏風「って感じに盛り上がってたのに!!」
監視員の人が浜辺を眺めている
夏風「あ!監視員の人!何で今年の海人っ子一人いないんですか!?」
監視員「あーそれですけど、一週間前ここに来ているお客さん全員が貝殻踏んで怪我しましてね。それからずっと来る人来る人踏むから誰も寄り付かなくなったんですよ。」
夏風「何それありえないでしょ!」
監視員「いやそれがありえるんです。貴方も早く帰った方が良いですよ。」
夏風「そんなふざけた話あるわけ…」
ブシュッ…
夏風「ギャァァ!貝殻踏んだぁぁ!!」
監視員「ほーら言わんこっちゃない。まぁ私は何年もここで働いているしサンダルもはいているから踏むわけ…」
ブシュッ
監視員「ギャァァァ!長い貝殻貫通してきたぁぁぁぁぁぁ!」
夏風「あんたも踏んでんじゃねえか!
何だここの海…呪いでもかけられてんじゃねえか?」
?「よく気が付いたな!」
夏風 監視員「誰だ!?」
海面から体が大きく太り、手にモリを持った変な人が現れた。
海王「私は海王だ!」
夏風「魁皇!?」
監視員「お相撲さんの!?」
海王「違う海の王と書いて海王だ!確かに太っているけど!」
夏風「その海のお相撲さんが何の用だ!」
海王「だからお相撲さんじゃねぇよ!
王様だよ!しばくぞマジで!」
夏風「あぁすいません…」
監視員「海の王様が何の用ですか?」
海王「ごほん!私達海の生物は貴様ら人間、特にここら辺の奴らに大変迷惑している…よってここの海には人間を入れてはならない!そう決めたのだ!」
夏風「何でだよ!もう美女に紛れておしっこする事が出来なくなるっていうのか!ふざけるな!」
海王「いや今まさにそれを言おうと思ったところだよ!お前かいつもここの海でションベンしてんの!」
監視員「でもだからと言って入れないというのは酷すぎませんか?
僕も美女に紛れておしっこくらいしますし。」
海王「オメーもするのか!何だこいつら海の天敵じゃねえか!」
夏風「いやぁ…ねぇ?」
監視員「あのスリル感がたまらないんですよね?」
夏風、監視員「ねー?」
夏風と監視員が目を合わせて共感しあっている。
海王「「ねー?」じゃねーよ!スリルも何もあるか!テメェら今後一切全ての海に入るんじゃねえぞ!てか絶対入れねぇ!」
海王はプリプリ怒りながら帰っていった。
夏風「あー怒らせちまった。まさか海の王様怒らせて一生海に入れなくなるとはな…」
監視員「でも大丈夫ですよ。まだあそこがあるでしょ?」
夏風「ああ…
市民プールねぇ。」
完