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日蝕

作者: 星葡萄


私は元気だよと笑う君といる僕は知っている


貴女の心は壊れてしまって空虚なことに


空元気ってものを君はいつも忘れないね


もう泣き方も忘れてしまったんだろう


未だに貴女の涙を見たことがないよ


もう長い付き合いだというのにね


いつもケラケラ笑っている貴女を守りたいよ


もう安心して僕の胸で泣いてよって


それはきっと無理なこと


貴女は心を殺したと言っていたから


そしてそれが本当だと散々見てきたから


きっと人生最期の日も笑って過ごすんだろう


だからこれは僕のエゴ


貴女は愛なんて望んでないし信じてもいない


絶対零度のその心は陽が指しても溶けないから


僕の愛が貴女に届くことはないんだって


少し哀しくなるけれど、そういうものなんだろう


太陽みたいに笑う貴女の他の表情を見てみたいと思う


その笑顔がいつまで続くか、ってね


待っててね


今貴女のもとへ向かうから


最期まで笑っていられるか確かめてあげる


ごめんね ごめんね ごめんね


僕はもう耐えきれない


貴女の似非の笑顔はもう見たくないんだ


だから、もう終わりにしてあげよう


もう、無理しなくていいんだよ


地獄で会おう



それじゃあね


ばいばい。

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― 新着の感想 ―
[一言] 序盤での、わたしは元気だよと笑う「君」と 「貴女」の心はの「君」と「貴女」についての質問です。 Q1 君と貴女で呼び名を使い分けている理由は? Q2 君という呼び方をなぜしなくなったのか …
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