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アイカ

作者: 冥月 霜華

淡い想いに色を足した

見ていられないほど鮮やかになって

いつの間にか消えてしまった


淡い想いに水を足した

見えないほど薄くなって

いつの間にか消えてしまった


どれも同じ人への想いだった

どれも違う人への想いだった


色を足しても

水を足しても

駄目だったから


もう「想わない」と決めてしまった


一人物悲しい歌を歌えば

恋しくなった


一人楽しい歌を歌えば

恋しくなった


愛して欲しいと

愛したいと

想ってしまった


そんなこと求めていいわけがないのです

そんなこと考えていいわけがないのです

なのに


求めてしまう

想ってしまう


色も水も足さずに

どうか消えないでと祈ってしまう


アイカを歌う

愛か、哀か

まだわからないまま


ただ思いつくまま

消えない想いを旋律に乗せ

歪な言葉を紡ぎ続ける

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