4話 冷たい番人達
オーケー。見かけなかったことにしといてくれ
--雨宮リンドウ--
「さーて、買い出しも終わったし帰るか。」
そんなわけで買うものだけ買って帰ろうとする一同。しかし、
「あ、野田君。」
「さっき別れたばっかなのによくあうね(笑)」
「確かにね(笑)」
「お二人さん?(笑)付けても文字にしないとわからないよ?」
スーパーを出たところで野田にあった。
家の方向がたまたま一緒だったこともあり、少し寄り道をしながら帰ることになった。
「へー。二人暮らしなんだ。雄也君。」
「うん。そうだよ。辰也君にはいろいろと世話になってるね。」
「・・・・・」
「?、辰也君?」
「ん、ああいやスマン考え事してた」
「食費についてでも?」
「まあそんなとこだ。」
{さっきと一緒だ。何かを違和感を感じる。気のせいか?}(辰也の脳内)
「野田君、そういや今は何してるの?」
「いまは理系の大学に進んで勉強しているよ。雄也君は?」
「僕もここらの近くの理系の大学。専攻は数学だけど。」
「お互い頑張ろうよ。」
「うん。」
「俺だけ蚊帳の外って感じするな。」
「あ、すいません。六条さん」
「いやー気にすることはないよ。」
話しながら歩くこと数分、
「おい、あいつらって・・・」
場所は国会議事堂前
「あー。こわそうだね~」
「なんですか?あの人たち」
国会議員や官僚たちが出てくる中、ところどころに蒼いジャケットをはおった者たちがいる。その者たちが来ているジャケットの背中にはそれぞれ番号が刻まれている
「しらないか?まあ簡単に言うと政府のボディーガードってところか?・・・・・表向きはな」
「表向きは?」
「裏ではいろんなことやってるんだよね。厄介物のの暗殺、処理、政府の極秘任務の遂行、その他政府の厄介事を引き受けてるって話だよ」
「・・・政府の暗躍部隊ってことですか?」
「ああ。奴らには感情がない。政府に従うために生まれ、育てられ、教育させられたような奴らばっかだ。」
「裏の世界じゃあ結構有名だよ。ついた異名が冷酷な番人」
「・・・冷酷な番人?」
「奴らは自分に一番自信のある武器を極限まで鍛え抜いているという噂がある。戦闘においちゃあ、かなりのエキスパートっつうことだな。・・・・・それに噂じゃ本持ちもいるらしいしな」
「え?今何か言いました?」
「何も。やつらの正確な数は知らない。まあなんにしろかかわらないほうがいいな。絶対に」
「分かりました・・・」
「そんじゃあそろそろ夜だし、あいつらのことなんか忘れて、かえるかぁ」
だが、彼らはまだ知らない。近いうちに番人達と相まみえることになるということを。
読者いるのかなぁ?かなしい