廃墟にやってきた。2
T山を登っている俺たち4人。
俺たちはこの街や山に対してある疑問が浮かんだ。
そして、なぜか自動販売機が...
俺たち4人はT山を登っている最中だ。
そして突然、Yはこのようなことを言った。
「この山の名前を知っている人はいないらしいけど、一体どういうことなんだろうな?」
俺「俺もそれ気になってた。この山ってなんか不気味だよなー」
H「昔はいたのかもしれないけど、言い伝えとかが途絶えてしまって山の名前が残らなかったんじゃないか?」
M「難しいことはよくわかんないよー」
それにしても不思議だ。
仮にそうだったとしても、山の名前を知る者が1人もいないということが有り得るのか?
話は変わるが、俺はあることに気付いた。
このような山道を歩いていれば、動物に遭遇するかもしれないし、虫の鳴き声が聞こえるはずだ。しかしそれが一切ないのだ。なにか得体の知れない雰囲気のするT山に俺は恐怖するしか無かった。
少し広い場所に出たので、俺たちは休憩することにした。
そこには何故か自動販売機があった。
俺「なんだこのジュース?初めて見たな。気になるから買ってみよう。」
自販機に売っている飲み物は、どれも初めて見るものだが、普段俺たちが目にしているものとさほど差はなかった。
俺「みんな、ジュース買ったよ」
そして俺たちはそれを飲み始めた。
Y「美味しいが、微かに鉄錆のようなにおいがする。」
M「何これ!まっず!」
自販機にあったジュースはどれも俺たちが普段飲んでいるものと似ていたのだが、どこか違和感のあるものだった。
こうして休憩を終えた俺たちは、再び山登りを再開した。