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テーマ詩集:炎

ケツに火をつけて

作者: 歌川 詩季

 ひどいタイトル。

 位置について用意まで待っててくれる

 おひとよしばかりじゃねえ

 先頭集団はとっくにスタート きっている


 出遅れを取り戻すには焦りより

 精度の高い一歩めだと

 悠長(ゆうちょう)さを笑われても

 まず靴紐(くつひも)を結び直すならかまわねえけど


 重いケツには火をつけろ

 地べたをひきずる尻尾はあたかも長すぎる導火線

 重いケツへと(じか)に火をつけろ

 お節介が蹴り上げてくれるまで

 つっ立ってるつもりじゃねえよな?



 せーのと声かけるまで行儀(ぎょうぎ)よくする

 やつは むしろ少数派

 あらくれ者どもはフライング上等を(うた)


 出遅れを()やむ暇などねえはずだ

 一刻も早い一歩めだよ

 仕切り直しを望んでも

 もう星々は太陽のまわり 動き始めた


 重いケツには火をつけろ

 鎖をかたどる尻尾はどこにも(つな)がれてなどねえさ

 重いケツへと(じか)に火をつけろ

 ニンジンより危機感を目の前に

 ぶら下げてやらなきゃならねえか?

 口調も悪い(笑)



挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

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制作:冬野ほたる先生

挿絵(By みてみん) 制作:あき伽耶先生
― 新着の感想 ―
[一言] 朝にこの詩を読んで、先延ばしにしていたことやってきました(笑;) 読ませていただきありがとうございました!
[一言] 尻尾が導火線だったり鎖だったり、言葉選びがいいなと思いました。 言葉遣いが乱暴なようにも、洋楽の直訳っぽくも見えたりもして。 何事も足を一歩踏み出すまでが一番足が重いような気がします。 歌川…
[良い点]  言葉は荒くとも、親切でお節介。  耳が痛いと思うのは、自覚があるからなのでしょうね。  状況を見ることも大切ですが、そればかりだと瞬発力も失って。  いいバランス、難しそうです。
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