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第4話 青年よ大志を抱け4

悪神様「ここでルールを伝えようか。」


 giftのルール。1日に使える量が決められている。GP(MPのようなもの)制。


しかし1日に一回も使わなければ使えるGPを翌日に繰り越すことができる。


 人や動物、物に影響を与えるためには相手(所有者)の許諾がいる。しかし例外は存在する。


giftを受け取れる回数は一回のみ。しかし抜け道は存在する。複垢で見ても意味はない。


 何か(自分や自分の所有物)を代償にすることによってgiftの効果をつよくすることが可能。


他人のgiftを奪うことはできない。例外も存在する。


スキルのルール。1日に何回でも使用可能。しかし使えるスキルは“その国“の法律内で

収まっているもの。


スキルはあるgiftによってコピーが可能。人によって同時に所有できるスキル数は

決まっているが増やすことは可能。


旬「なるほどな。ただ気になるのがgiftのルールにその国の法律の範囲内にっていうのはないのか?これだと犯罪が助長されるだけだと思うんだが。」


悪神様「ないよ♪giftは僕の“管轄内“だから好きにやらせてもらう。ちなみに神っていうのは概念のようなものであるからどこでも存在できるし、君たち人間みたいに同じ個体が1体しか存在してないなんてことはないからね。Gifterのみんなには僕が1人ずつついてあげれるよ♪」


旬「つまりgiftの危険な使われ方が見つかった時、どう判断するかはお前次第ってことだろ?お前の考え方によっては戦争の道具になるじゃないか。」


悪神様「戦争が嫌なら、人間は争いというものをまずやめないとね。まあ“当面“は“君たち“の考え方の委ねてあげるから安心してよ。」


旬「お前、何か裏があって…」

旬が何かを言いかけたところで悪神様は口チャックのような仕草をする。そこで旬はこの話題について触れることが出来なくなった。やはりこいつは信用できない。親しみやすくはあるが何か裏があってこの動画を上げたのは間違いなさそうだ、と旬は心の中で思った。


悪神様「まあまあ今のところは平和にgiftを使ってもらおうと思っているよ♪ 他に聞きたいことはないかい?」




旬「なんか抜け道や例外が存在するってあるんだがこれは教えてくれないのか?」


悪神様「これは君たちで見つけてくれた方が楽しいかなと思ってね♪」


旬「おい♪」旬がラリアットを首にしかけると悪神様はあわあわした顔になりながらもノイズのような状態に戻ってしまった。しばらくは首らしきところをホールドできたが

やがてスルッと感触は消えてしまった。


悪神様「魔眼持ちとはいえ、消えている僕にこれだけ触ってられるとはすごいね。でも流石に僕も学習してるからね。対策はさせてもらったよ。」


旬「そのことに関係した質問だが、さっき言った“管轄内”ってのはどういうことなんだ?それに魔法はこの世界に導入してくれないのか?」


悪神様「それも今後のお楽しみだね♪」


はーっと旬はため息をついた。これでは埒が開かない。それにもらえるgiftやスキルの中身も気になるのでまた強制的に黙らされる前に話を先に進めることにした。


旬「もういい。もらえるgiftやスキルはなんなんだ?」


悪神様「それはりんごを浮かせてみないとわからないの。さありんごは準備してあるからやってみて」


やってみて、と言われてもと思いながら、とりあえずりんごの前に立った旬は目を閉じて、りんごが浮かぶイメージをした後、はっ!と目を見開きこう言った。


旬「エヴィオーサ」

元祖杖で魔法を使う人気ファンタジーの有名な呪文である。浮遊呪文といえばこれだろう。


悪神様「エヴィオサーではなくエヴィオーサとちゃんと発音するとはやるじゃないか」

小声でぶつぶつ言っているが旬は無視している。


旬が呪文?を唱えた瞬間、りんごは光りながら宙に浮いた。その瞬間、頭の中に機械のような不思議な声の女性の声が鳴り響く。


『giftを獲得しました。

gift「真実を見通す目」「Create the mood」』

『「称号」「1st Gifter」を獲得しました。

 スキル「インプット」「アウトプット」を

獲得しました』


悪神様「なるほど、君の魔眼と統合失調症の症状からgiftが作られたんだね。そのスキルは…かなりレア度が高いよ!おめでとう。ちなみに言い忘れたけどスキルは称号持ちにしか解放しないからね。無闇矢鱈に人に言わない方がいいかもね♪」


旬「おいおい!かなり大事なことだろう、それ!しかも称号ってなんなんだ!?お前のことだからなんか意味あるんだろ!?


悪神様「それはヒ⭐︎ミ⭐︎ツ、そろそろ疲れたし僕は一旦落ちるよ!また会いにきてよ、“友達“を連れて、ね?


あ、最後にこの言葉を贈るよ!Boys Be ambitious!!!」


旬「待て〜!このクソやろおおおおおおおおおおおお!」

白い空間は一瞬にして消え、旬は夢から冷めるように現実に引き戻された。




この章の設定はかなり悩みました。変更するかも知れません。

あれ?変わってるって思った方は、読み直してくれるとありがたいです。

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