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第1話 青年よ大志を抱け1


 時は少しだけ遡り、20XX年12月31日。ニホンは大晦日の夜を迎え、友人や恋人、家族と共に過ごす者も多かった。しかし、そうでない者も当然いる。神代旬もそのうちの1人であった。


青年は黒髪短髪ベリーショートのちょっとイケメン寄りのフツメンである。


旬「あーまた一年無駄に過ごしたのか…」


 彼は今年で19歳になる。高校2年の時に通っていた学校でいじめに遭い、そこから家に引きこもるようになった。旬の両親は初めは無理にでも、学校に通うように話をしてきたが旬は全く取り合わなかった。そして両親も旬が受けたいじめのことを知り、無理に学校に通わせようとしなかったのである。それが続いて2年目に差し掛かろうとしていた。


旬「こんな時はGo tubeに限るなあ」

 

 幸い、中学生の時に買ってもらったPCが部屋にはある。オンラインゲームをしたりやGo tubeとヨコヨコ動画を見て時間を潰す。それが旬の日課になっていた。

大半の者がGo tubeを見るとき、登録者数の多いチャンネルから見るであろう。

しかし、彼は人気のあるチャンネルが苦手であった。理由は嫉妬である。


自分よりも優れた人を見ると嫌気がさす。これでもいじめられる前はクラスでも人気があった。

そんな自己評価が滲み出ている。それではなぜいじめられるようになったのだろうか。


「ここがすごい!大京冷静大学〜♪」


人気漫画のキャラクターの声を当てたMAD動画を見ながら時間を潰す。クシャクシャと黒髪を撫でながらあくびをしていた。しかしそれにも飽きてしまった。

 

旬「よし!宝探しにいくか!」


宝探しとはなんなのか。それはあえてGo tubeの検索条件を、登録者の低い順にすることでまだ登録者の低いがクオリティの高い動画を探しにいくことであった。

そんなことで時間をつぶしている内に時は進み、ついに例の動画にぶち当たる。


旬「ん〜 サムネイルがりんごだけ?登録者数は1人。まだ投稿されたてじゃん。見てみるか〜」


その動画はまだ一回も再生されていなかった。そしてマウスを動かし、動画をクリックした瞬間、眩い光がブルースクリーンから放たれ、旬は突然消えた。


小説をいつも読んで頂きありがとうございます。面白かった、また読みたいという方は高評価やブックマークをお願いします。著者の励みになります\( 'ω')/


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