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異世界は表計算と共に  作者: バナナとカエル
10/11

10行目

「ええ、そうです。私が勇者です。」

決して、変なおじさんではない。


「………」

受付のお姉さんも言葉を失っているようだ。

まあ仕方ない。世界を救う勇者が今、目の前にいるのだ。正気を保っていられるはずがない。


「まあ、そんな緊張しな…」

「あー、そうですか。じゃあ登録料は後払いで結構です。クエストは入り口横の掲示板で確認してください。それでは、冒険者として頑張ってください。」

一気に冒険者になれた。やはり勇者は偉大なようだ。

だが…


「あのー…」

「まだ何か?」

「いやー、門番の人もそうだったんだけど、なんかみんな勇者って聞いた途端、急に冷たくなるなー、というか、もはや嫌われてる?みたいなー。まさか、そんなことな…」

「そうですね。」


食い気味に拒絶発言をされた。いくら何でもひどすぎる。

「なんで!?勇者だよ?魔王を倒すんだよ?世界を救うんだよ!?」


「はぁー…」

すごいため息をつかれた。あとでこの店の評価を星1にしてやる。



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