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60.意識の変化

氾濫時における拠点作りもある程度形になった頃、漸く世間のダンジョン氾濫に対する危機感への認識が大きく変化しだした。


「おお……登録者数・視聴者数が一気に増えてる。」


ダンジョン氾濫の周知活動の一環として、俺達が行っている活動を以前から動画投稿サイトで流したりしていたのだが、ここに来て急に視聴してくれる数が増えだした。


「おっ? 流石に気になりだしたって事か? コツコツやってた甲斐があったな。 ハジメちゃん。」

「うん。 とは言っても、まだまだ雑魚配信者だけどね。」


【猫玉】と言うハンドルネームで勧誘や周知活動を現場でもしていたお陰か、チャンネル登録者の中には一緒に潜った人も居たみたいで、コメント欄にはその時のお礼なんかもあった。


誰がコメントしてくれたのか判らないけど有難いね!


俺が流している動画の投稿内容は、ダンジョン探索時の映像は流さず、主に氾濫時の対策として拠点での活動を中心に流している。


ちなみに顔出しはしてないよ。


地味に卜伝の炭作りの様子を流す動画も人気だ。

何気に一番再生数が多かった動画は、縄文土器を作った回だったしね。


あんまりダンジョン氾濫と関係が無いのが気にはなるけど……。


気になると言えば、何やらマサやんが中古ワゴン車を武装改造していく動画を投稿しようと企画しているらしいけど、それって俺のチャンネルでやるつもりなの?


兎に角、一部ではあるけど皆の認識も変化しだしているので、良い傾向だと思う。


周知活動の甲斐あってか、ご近所さんも意識しだした様で、ふとした会話の中でも氾濫対策等のアドバイスを求められる事もあるし、町内会では地元民で自警団を立ち上げた方が良いのでは無いか? なんて案も出ているらしい。


と言うか、俺が親父を(そそのか)して議題にするように煽っているんだけどね。


とりあえず、俺達レベルで備えろとは言わないけど、備蓄なんかはさせておかないと、下手すると町内の住人同士で争いが起きかねない。


だから俺は皆と相談して、最低限これだけは用意した方が良いと言って対策用品の資料を作って親父に渡しておいた。


以下がそのリスト内容だ。


・保存食品3ヶ月分(主に米やパスタ等の乾物と高栄養の保存食品)

・携帯濾過器

・寝袋

・携帯充電器

・医療品


以上の物があれば、拠点に来ても何とかなると思う。


少人数なら手ぶらでも何とかなるかも知れないけど、大人数だと食料品や布団なんかはどうしようも無いからね。

備蓄が3ヶ月分なのは、とりあえずそれだけあれば、作物を育て始めてから収穫するまでに飢えずに持つだろうという必要量だ。


携帯充電器や濾過器を記載したのは、最悪の場合はこの拠点を放棄しなくてはならない時用にだ。

うちに来なくても公民館とか避難所で生活する人も居るだろうしね。


これで上手くいくと良いけどね。

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