53.昔の農家さんは偉い
今日は校庭を畑にしようと親父に耕運機を出してもらい、耕してもらっている。
車体の後ろ側には幾つもの鎌の様な刃が付いていて、それが回転する事によって土が掘り返されるのだが、元は校庭だったので地面が固く、何度も耕運機を走らせる必要がある。
親父が校庭を掘り返してる間は、掘り返された石や雑草を取ったり石灰を撒いたりする班と、裏山に行って腐葉土集めをする班に別れて作業する。
腐葉土は畑に適した土壌を作る為に大量に必要なので、集めるだけでもかなり大変だ。
その上、腐葉土だけではまだ不十分なので、更に農協で買った肥料も撒いて不足分を補わなくてはならない。
そうして、そういった作業を行った後は暫くの間は放置し、堆肥によって生じる発酵ガスを抜いたりして土を馴染ませる必要がある。
この工程だけで2週間くらい掛かるので大変だ。
耕運機がなければ手作業で1ヶ月は必要だっただろう。
そう考えると、手作業で農作業してた昔の人は偉大だな。
……ガソリンの備蓄を考えた方が良いかも知れない。
いざ生活を始めると、必要な物は後からどんどん出てくる。
備蓄もしなければならないし、消耗品の代替え品も考えなきゃならない。
取り分け、地味に重要なのはトイレ周りだ。
トイレットペーパーはいずれ無くなるので、必ずしも最優先で備蓄しなければならないという訳ではないのだが、必要無いとも言えないので悩む。
地味に場所も取るしね。
いずれは水で洗って布で拭くというスタイルに変化していくと思うけど、氾濫が起こるぎりぎりまで備蓄はしておきたいと思う。
衛生用品などの消耗品の補給は恒常的課題だ。
食糧品はどうにかなっても、道具類はどうしても製作設備が必要になってくる。
だけど、どこまで手を出せば良いのかは疑問だ。
そこら辺も議題にしないといけない案件だね。
兎に角、必要な物だらけだ。
………………
…………
……
「道具類か……確かにな。 特に農具はある程度は購入しておいた方が良いだろうな。」
「いっその事、鍛治場でも作ってみる?」
「設備は兎も角よー、鍛治って素人が手を出して何とかなるもんなのか?」
「そういった知識や経験がある人間が現れるまでは、予備を購入するだけで良いのではござらんか? 」
確かに試行錯誤するだけで時間と費用の無駄かも。
農具は購入するだけにしておいて、他の事に気を回した方が建設的かな?
「……そうだな。 今はまだ、どの程度まで必要なのかは様子を見ながらで良いだろ。 1つ1つ進めて行く事を優先しよう……まだ焦る時間じゃない。」
確かに、あれこれと考え過ぎたか。
先ずはライフラインを完成させる事に気力を注ごう。
まだ始まったばかりだ。
予定していた作業は達成したし、明日はホームセンターにでも行こうかね。




