表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/64

45.いつもここから

「……うしっ。 気合い入れて行きますか。」

「もう止めねえけど、気を付けて行けよ?」

「大丈夫、俺がヘタレって知ってるでしょ? 無理はしないって。」


俺の昨夜の提案は反対と非難の嵐だった。


受け取り様によっては皆を足手まとい扱いした様なもんだし、皆が気分を害して怒るのも無理は無かった。


そうやって非難された時も、皆が怒る理由はそこにあると思っていたけど、それよりも皆は俺が単独で傷付いた場合に、カバー出来る人間が居ない事から無茶をしようとするなと怒っていた。


予想外の理由に嬉しいやら、恥ずかしいやらでニヤけてたら、更に怒られるという墓穴を掘りつつも、何とか無理矢理に説得して納得してもらった。


皆に傲慢にも関わらず無理を言ったのだから、尚更にケガといったミスは出来ない。

これだけ真剣に探索しようと思うのは、ダンジョンを探索し始めてから初めてかも知れない。


それくらいに俺は気合いが入っていた。



………………

…………

……



クレーンで車ごと引き上げられていく加茂を見送った後、集中力を高める意味も込めて柔軟体操を始める。

咄嗟の対応などを頭の中でシュミレートし、いざという時にヘマをしない様に気を付けたい。


そうして一通りの運動を終え、前を見据える。


「俺の探索はここからだ!」


リラックスする意味も込めて、連載打ちきりの漫画の様な冗談を挟みつつ出発する。


ここは未知の最前線、砂漠エリアだ。

砂漠と言っても灼熱の太陽は無いので、ただひたすら歩きにくい砂浜を歩いている様な感覚だ。

ギュッギュッと若干足を取られながら歩いていると、早速モンスターの姿が見える。


そのモンスターは地を上下に縫うように波打ちながら進んで来るので、ハッキリと確認が出来ない。


あれは蛇か?

……いや、サンドワームってやつか!


俺の数メートル前で、砂を撒き散らせながら大きく浮上する。

近くで見るとサンドワームはかなりデカイが関係無い。


重力ニキさん、オナシャス!


様子見せずに一気に重力魔法で押し潰す。

足元はは砂場なので余分に魔力を注入する事も忘れない。


『ドゴシャッ!』


そして重力魔法で押し潰された後は何時もの如く、光の粒子となって消え去り、後には茶色い魔石だけが取り残された。


「サンドワームのドロップする魔石って土の魔石だけなのかな?」


土の魔石は土壌改善と肥料になるから、結構な値段で買い取ってくれるのでなかなか有難い。

サンドワームのサイズも大きいからか、魔石もデカイので結構良い値段になりそうだね。


手に入れた魔石をギュッっと握り締め、何かを噛み締めるように魔石を見詰めてから鞄に収納する。


俺の探索はここからだ!(2回目)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ