表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/64

36.家族ぐるみ

佐藤兄妹との会談から実家に戻ってきた。

丁度、畑仕事から帰って来てたので、早速話を持ち掛ける。

是非とも親父達にも協力して頂きたい。


「んー、ハジメだけなら兎も角、総一郎君が言うなら間違いは無さそうだが……。」

「……何か俺の事、(ほの)かにディスってね?」

「まあ、実際にオヤっさんに直接何かをして欲しいって訳では無いので、頭に入れて備えてくれるだけでも有難いっす。」

「あー、でも、土地とか空き家を買いたいから、紹介はして欲しいかな。」

「お前、そんな金あんの?」

「フッフッフ、兄貴が知る昔の俺とは違うのだよ。あー見せてぇなー俺の貯金残高。」


と言っても、まだお金は振り込まれていないんだけどね。

あれ? そう言えば、お宝資料の売却金って誰に振り込まれんの?


「あー、悪い。俺の口座に振り込まれる予定になってる。」


あ、そうなんですか。


ちなみにダンジョンで得たアイテムの売却金は、探索者協会で強制的に作らされる口座に振り込まれる。

手数料と税金が引かれて振り込まれる仕組みなので、後で申告漏れの心配は無いので安心。

おまけにパーティー登録しておけば、振り込み手数料が掛からない探索者優遇システム。

その代わり、ダンジョンで得た収入以外の振り込みは出来ないけどね。

それでも、いちいち計算しないで良いので助かる。

AI万歳。


「それくらいなら構わん……と言うか寧ろ助かるな。 ここら辺も空き家は一杯あるからな。」

「ああ、下手するとタダで譲ってくれるかもな。」

「マジか……。」


一昔前、日本は少子高齢化によって若者の減少が問題視されていたらしい、近年は所得アップもあってか、今では1億2千万人まで持ち直したらしいが、一時は1億人を切りそうな時もあったと言う。


ダンジョンバブル様々ですな。


とは言え、その爪痕は今も残っていて、地方で空家はまだまだあると言うので、買うなら今がチャンスでもある。

食糧危機になれば、田舎の土地や家が求められる様になるかも知れないからね。

不動産投資でもしてみようかな?

でも、モンスターによる氾濫を期待して投資してましたなんて事がバレたら凄い顰蹙(ひんしゅく)買いそうだから止めとこ……。

世間様の目コワイ。


「じゃあ、今回の目的は一応は消化出来たかな。」

「おう、そうだな。 後は戦闘職を充実させる事が課題だな。」

「今のところ、俺とハジメちゃんと加茂っちだけか……それはちっと厳しいよな。」


そうなんだよね。

卜伝達も昭典も生産中心をメインに頑張ってもらうつもりだからね。

ちなみに親父達にも期待してるから。


「俺達もかよ?」

「いや、普通に今も生産者じゃん……。」


兄貴は兎も角、親父達にダンジョン潜れとは言わないよ。


「え? 俺は例外なの?」

「子供いるし無理には言わないけどね? でも、(じゃく)いお父さんの背中は小っちゃく見えるんじゃね?」

「……騙されねぇぞ!? 人の親を死地に送ろうとすんなよな!」


冗談だよ。

1ナノ粒子も兄貴に期待してねぇって。


「……ヘタレのお前に言われると何かムカつくな。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ