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33.凱旋車

キノコエリアから緊急退避した後、戻ってダンジョンゲートの係員さんに報告した。

報告した係員さんは『私にそんな事言われましても……』みたいな顔をされたけど、後で問題になると面倒だしね。

保身は大事。


そのまま帰っても良いのか協会本部に問い合わせてもらった結果、過去にもキノコエリアに潜った人達がいたみたいで、そのまま帰っても大丈夫との許可を得る事が出来た。


……本当に大丈夫?

後で何かあっても知らんよ?


まあ最悪、そのまま隔離措置とかも覚悟してたので良かったですたい。


一応、念の為に帰ってすぐにシャワーを浴び、喉と鼻のうがいをやっておいた。

鼻うがいとか初めてしたので、ミスって『ガハッ!』ってなったけど、これで取り敢えずはひと安心だと思う。

キノコエリア探索時の服も、玄関前で脱いで付着した胞子を落として洗濯中です。

脱いでたところをご近所さんに見られてないと良いけど……。


それにしても、問題はどう突破するかである。

防毒マスクで冬虫夏草の菌は防げるのかね?

本部に問い合わせて貰った時に聞いとけば良かったな。

今度潜る時に不安なんだが……。


「次に潜る時はどうする? 防毒マスクは必須だよね?」

「マスクさえあれば大丈夫だと思うが、肌は露出しない方が良いだろうな。」

「いっそ、軽自動車(ケイ)で乗り付けて突っ切っか? 」


それでも良いんだけど、その軽ってマサやんの改造したヤツだよね?

日章カラーに塗装した車体に、やたらマフラーが縦に長いヤツ……。


「棄てても良い車じゃないなら止めといた方が良いぞ? 専用に道具を揃えないとクレーンで上げる時に上手くやらないと傷付くし、走行中もモンスターが出るからな。」

「俺の重力魔法で上げても良いけど多分バレるしなぁ。 悪目立ちは避けたい。」

「ああ、それは絶対止めとけ。 バレたら(ろく)な事にならん。」


結局、強行突破するしかないのかね?

だとしたら、ちょっと日を置いてから探索した方が良いかも、身体の中にはまだ胞子が残ってるだろうしね。


「まあ、そう言う事だな。 少なくとも防毒マスクが届くまでは探索は休みだな。 それとも手前のエリアで鍛えとくか?」

「だったら、一回地元に戻って卜伝(ぼくでん)らと話しに行かない? マサやんと昭典も顔合わせしに行こうよ。」

「拙者はいつでも良いでござるよ。」

「ああ、俺も良いぜ。 何なら俺の軽で行くか?」

「い、いや、 舗装されてない山の中も走るし、レンタカー借りるよ。」


有難いけど、あの車で地元に凱旋する勇気ないです。

ご近所さんに何て噂されるか分からないので……。

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