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20.第3のイカれた仲間

今日の献立は、それなりに疲れていたので、遺跡発見記念だからと適当な事を言って焼き肉にした。

タマゴにも鶏肉のミンチをあげて一緒に祝う。


「旨いか?」

「ニャムニャム」


タマゴって好物を食べてる時は声を出しながら食べるんだよね。

「ウマウマ」とでも言ってんのかな?


「そう言えば、武器はどうすんの? 悪ノリで作った釘バットで良かったらあるぞ」

「ライダースーツにトゲ付き肩パッドもあるなら欲しいかも。」

「そこまで揃ってたら譲れないな。」


それはもう、神器と言っても過言ではないだろ。

まあ、絶対着ないけど。


「片手で頭蓋骨を粉砕出来る武器って限られてるよな。」

「ハンマー……後は斧とかか。」

「あ、マサやんの所でモーニングスター作ってもらうぜ(笑) 絶対、ノリノリで作ってくれるわ。」

「良いなそれ(笑)、あいつも相変わらずな感じなの?」


結構、酔っぱらってきたせいなのか、変なノリのままモーニングスターを知り合いのカスタムを請け負うバイク屋で制作してもらう事に決定した。



………………

…………

……


━━翌日


「あん? モーニングスターぁ? んだそりゃ?」

「こういう武器なんだけどさ、作ってくれない?」

「相変わらずイカれた店だな……(ボソッ)」


俺の数いる釣り友の1人である真壁昌利(まかべ・まさとし)、通称、マサやんのお店【punch(パンチ)&monkey(モンキー)】にやってきた。


このバイクショップはカスタム専門のバイク屋で、50ccのモンキーと言うミニバイクをこよなく愛するマサやんが、モンキー専門のカスタムだけを請け負って営んでいるイカれた店だ。

店の屋根にロケットカウル(要検索)に3段シート(要検索)などでデコレーションされたピンク色のモンキーが飾られている。


勿論、赤字経営である。


「なんだこりゃ?(笑) バカだねー、ハジメちゃんもよぉ。 でも、嫌いじゃないぜ? 良いぜ、作ってやんよ。」

「流石、マサやん。 それにしもお店の調子はどう?」

「へへ、こないだ注文入ってたった今仕上げたところよ。」

「そ、そうなんだ。 そりゃ良かったね。」


じ、需要あるんだ。

チラリと見てみると、縦にロケットカウルを2段積み重ねたモンキーが置いてあった。

深くは掘り下げたくないのでスルーしておく。


「それにしてもよぉ、ダンジョンってそんな面白ぇのか?」

「どういう目的でやるかとかスタイルによるんじゃない? 俺も本格的にやり始めたのは最近だよ。 マサやんもやりたいの?」

「いやぁ、この店って暇だろ? ジッとしてるのも性に合わねえし、注文はネットでも充分だからよ。 身体鍛えるのにも良いかなって思ってよ?」


……モンキー限定にしなければ良いんじゃね?


「おう、だったらマサやんも一緒にやんねぇか?」

「おっ? 良いのか? だったら今度ツルんでやろうぜ。」


マサやんはそう言って、一本抜けた歯を見せながらニカっと笑った。

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