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焼肉

作者: TOMMY
掲載日:2025/10/28

焼肉。

それは全人類が大好きと言っても過言ではない、とても美味なる料理である。


霜降りの肉は口の中でとろけ、その旨みは脳に大量の快楽物質をもたらす。

まさに至福のときを味わうことができる。


しかも、その感覚は時も国も、人の年齢すら越えて、肉の香りは魂を揺さぶる。

むしろ、大陸上を駆け回り、マンモスを狩っていた原始時代から変わらないことは想像に難しくない。


何万年も前から、人は焼いた肉を愛してきた。

その執念が、今の文明を築いた。


焼かれた肉を食らう。

それは、生きる者だけが手にすることのできる至福。

血脈に刻まれた煮えたぎる欲望が、それを求めてやまない。

脳を、全身を歓喜させる、原初的な破壊力がある。


火を操り、肉を焼いた瞬間に、人間はただの動物ではなくなったのだ。

情熱という火を絶やさぬために、肉を焼く血は脈々と受け継がれている。


社会も人々も冷めてきた世の中。

画面越しの情報ばかりを食べ、匂いも煙も忘れてしまった現代人にこそ、焼肉の煙が必要だ。

あの熱量は、いまも血の中で静かに燃えている。

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― 新着の感想 ―
焼いた肉を食べたくなるエッセイでした。 (残念ながら今夜は食べませんが…) 肉を食べることによって生じるあの熱は、ご先祖様からの血がそうさせているのかもしれませんね。
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