七話犯人は誰だ?
俺はなんとかピンチを凌いだ、テイマーとテイヤーを間違えたなんて嘘がなぜか通用してしまった
あのおバカな先生に感謝だ
そして俺たちは教室に戻ってきた
「よお、佐原大変やったな」
中学が一緒の人が結構いる
まあこの高校公立やから舞鶴人しか入れへんねんから多いってのもある
「佐原くん大変だったね」
「おはようございます古華さん」
同じクラスなんは村山さんのネタバレでわかってたけどまさか隣の席とは、大当たりだ
そして前には阪本っぽいのが、古華さんの右には遠藤さん後ろには後藤っぽいのがいる
みんな近い、村山さん以外は
「それでテイマーとテイヤーってどうやって間違えるの?」
信じてるーーー!!
まあダンジョンのことやししゃーないか、まだまだ謎が多いらしいし
そしてなんやかんややって入学式は終わり
なんやかんやあって帰路についた
「校長の話より教頭の話のほうが長かったな」
そうそう、俺に関係のないダンジョン関連がそりゃもうすっごく長かったわ
「しばらくはダンジョン行けへんのかー」
学生証がしばらくもらえないからだ、まあ俺には関係ないけど
「それよりどこから流出したんやろ?佐原のこと」
テイマーのことか
「村山とか?」
「あいつはない、友達おらんからな」
「まあそうか、じゃあ遠藤さんか?」
「古華さんかもしれんで」
「それは信じたくないな」
その答えは帰ってすぐわかることとなった
「ピンポン」
なんやろ?インターホンのカメラを覗くと北山プロがいた
「こんにちは、どうしたんですか?」
「すいませんでしたーー!!」
北山プロが土下座をした
「ちょっと待ってください、なんで土下座してるんですか!?」
「先ほどは説明もなく失礼しました」
「それでどうしたんですか?」
「実はダンジョンハウスが盗聴されてまして」
「盗聴?」
なんと物騒な、しかも自衛隊の建物やであれ
「それで佐原くんがテイマーだと言う話をしちゃいまして、流出させてしまいました、本当にすいませんでした」
「まあ大丈夫です、学校では俺テイヤーってことになってるんで」
「テイヤー?ってなんですか?」
「さあ?」
「...それとお詫びにお菓子を」
「どうも」
なんかいろいろもらえたしいいか
「ただいま」
妹が帰ってきた
「ええ!!北山プロ!!」
「有名なん?」
「マイナーやけど舞鶴ダンジョンに最初に入った人の一人やで」
なんでそんなん知ってんの妹よ
「そうなんですか?」
「まあ、そんなこともありましたね」
「それよりなんで北山プロが家にいるん?」
「それはですね......」
「ええー!?おにいがテイマー!?」
「「しー」」
「あっごめんなさい」
「あとテイヤーな」
「ていやー」
「あいたー、じゃなくてそれちゃう」
妹にしばかれた
「これじゃないの?」
「ちゃうわ」
「仲がいいですねー」
北山プロはひっそりと帰っていくのだった