おだやかな日々……を過ごしたい！ マジで！！
先日、キャラの経路を考えていたら、大航海時代の航路と一致することに気づいてテンションアゲアゲになったソウ マチでございます☆ こういう偶然は、ほんとうにうれしいです♪ そしてキャラが他のキャラと合流する経路を考えていたら、ドンピシャで海流と一致した！！ これならキャラたちが出会う偶然は、必然になる！！ 必然は大事です！ 文章に力が生まれるから！
そうは言ってもお話に航路とか海流は出てこないのですが（苦笑）。たんにワタシが「くふふ♪ これは偶然に見えるけど、じつは必然なんだ♪」と納得しているだけで、本筋とはなんの関係もありません。でも必然があると、非常に書きやすいのです。まるで物語の神様が力を貸してくれているみたいな気持ちになる。……ワタシに憑いてるのはナナメ上の神様なので、一筋縄じゃいかず苦労するのですが……（涙）。
お話を書くのに奇妙な偶然が続いていますが、日常で奇妙なことは求めていません！ そうは言っても窓のサッシと会話する男性が訪ねてきたり、なんでか知らんが来月もまた職業相談を受けるハメになったりして「なんでこうなるっ！？」とオタオタする日々ではあります。
オタオタしていたせいか、久しぶりの「大出血サービスデー」がやってきました！ 文字どおり大出血でございます！ 大サービスです！ 連載エッセイの頃からの常連様には慣れっこ（？）の話題ですけれど、短編エッセイからの読者さまには刺激が強すぎるかもしれませんけれど、わたし、月に一度のプリンセスデー（血祭りデーともいう）には、オムツ（！！）をしております！ 量が尋常じゃないので、フツーの装備では足りないのです！
昨日はバイトの「ひとりぼっちデー」でした。一人でバイトをしないといけない。いつもは上司や先輩がいてくださるので、困ったことがあればすぐ助けてもらえます。でもぼっちだから、助けてもらえない。さらに普段は二人でこなすルーティンを一人でしないといけない。本当にマジで分刻みです。時間との戦い！ 仕事に慣れているイケメン先輩でさえ「数分ロスすると後が大変になる」と言っています。
エッセイをアップして着替えます。オムツをパンツに履き替える。このオムツは後で捨てよう。汚れてない（オムツと併用でナプキンも装着しています）からもったいないけど、しょうがない。洗濯機に洗濯物を入れたら出勤の時間になりました。洗濯物は帰ってから干すとして、いざ出陣！ 勢いよくチャリをこいでジムへ向かいます。お店へ入ろうとすると、お店の前に作業員と思われる方たちがいらした。同じ建物内で改修工事をしているので、その工事の方たちでしょう。わたしは遠くからペコリと頭を下げてジムへ入ります。
大急ぎでアレコレする！ はっ！ 外のお掃除もしなきゃだわ！ あわてて外へ出るとさっきの作業員の方がセ〇ムの警備員さんを引き連れてこっちへ走ってきた！ え！？ どうした！？ 驚いたわたしが口走った言葉は……、
「わたし、なんかやらかしましたっっっ！？」
基本、自分を信じてないので、わたしが原因でトラブルが起きたと思った！
男性：ちがいます！ 鍵を持ってますか！？
ソウ：鍵！？ なんの鍵ですか！？
防犯上の都合で詳細は伏せますけれど、その鍵の行方は知ってる。でもわたしの一存でどうこうできないので、他店で仕事をしている上司に聞いてみないと……。そのやり取りで３０分のロス！ 間に合わんから！ 仕事が終わらんから！！
ダッシュでジムに戻って仕事を続けます！ ジム内を走り回っていると床にネジが……！！ マシンのネジです（涙）。どの部分のネジだとキョロキョロするが、初心者のわたしにはわからん！ ととと、とりあえずネジは回収して、後日イケメン先輩になんとかしてもらおう！！ って、どこのネジかわからんから、マシンが安全に使えるかわからんやんけ！ このマシンのネジなのは確実だから、このマシンを使用中止にしないと！ いつもはキレイに印刷された札を掛けるのですけれど、そんなの作る時間も腕もない！ のたのたした字で「使用中止」と書いた紙を貼ります。なんでよりによって今日かな！？
ぼっちデーは入会などの手続きや、電話はお受けしません。お掃除や備品の補充が主な仕事です。鬼門は「男子トイレと男子更衣室」のお掃除！ いくらワタシが厚かましくても、男性が使用中に乱入する勇気はござらん！
トイレはスリッパの数で使用中かわかるのでマシなのですが、男子更衣室はわかりません。男性のお客様がドアを開けたまま出ていった時がチャンス！ 開いているドアの外から「失礼します！ 入ります！」と声をかけて入室します。 ダッシュでキレイキレイして更衣室を飛び出す！ つぎは男性トイレだ！！
最近、新兵器が導入されまして「女性スタッフが清掃中です」という立札を使っています。立札の裏面は「男性スタッフが清掃中です」と書いてあります。それまでは「清掃中」だけだったので、お客様はわたしと顔を合わせるまで掃除をしているスタッフが男性なのか女性なのかわからなかった。男性トイレで女性のワタシに会うと、たいていの男性はビクっとなさいます。ワタシもビクっとするのですけれど、ワタシはまだ心の準備ができているので、すぐに逃げ出すことができる。
バイトを始めたとき、男性トイレの掃除があると聞いて覚悟はしていました。かなり大人（５０歳）なので、男性のお客様はワタシを「おばちゃん」と認識して、ワタシに構わず用を足すだろうと。それって女性として認識されていないということですから、いろいろと思うところはあったのですけれど、それが仕事なら仕方ない。プロの掃除のおばちゃんとして頑張るよ！！
ところが仕事を始めてみたら、意外な結果になりました。お掃除してたら勝手に入ってきて横で用を足して出て行かれると予想していたのですけれど、どの男性のお客様も「トイレ……使っても……いいですか？」そう聞いてくださるのです。そして目には「あなた……出ていって……くれる？」という無言の切ないメッセージが！ わかりました！ ふだん空気は読めませんけれど、ワタシが出てゆくまでズボンに手を掛けないのでさすがに意味は理解できます！ そういうワケで、お客様が入ってくると同時に「すぐ出ます！」そう言ってすたこらさっさと逃げるのが当たり前になりました。
ところが昨日のお客様は、ちょっと不思議な方でした。入ってくる気配を察して「すぐ出ます！」と言ったら「かまいませんよ♪」とおっしゃった。「いえ、そういうわけには……！」と言いながら出るワタシに「ほんとにいいのに……」とおっしゃる。どういうこと！？
理由はすぐに判明しました。立札を間違って立てていたのです。「男性スタッフが清掃中です」にしていた。お客様はわたしが男性だと思って「かまいませんよ（掃除を続けてください）」とおっしゃったのです。なあんだ！ そういうことか！ ビックリしちゃった！ テヘッ☆
テヘッ☆じゃねぇよ……。わたし、完全に男と間違われたよ！！ 短パンはいてるから足も出てたのに、バイトだからお化粧だってしてるのに、声だって聞かれてるのに男と間違われた！！ ある意味、すげぇな！ オレ、すげぇ！！（← ちがう）
なんてやってたら、電話が何度もブイブイ鳴ってる。ぼっちデーは留守電対応なのですけれど、鍵のさわぎがあったのでその件かもしれない。もしそうなら出てあげないとお困りになるだろう。おそるおそる出てみると……、
入会を考えているのですが、いろいろと知りたいことが……。
やっちまった（涙）。オタオタしながら質問に答えます。なんとかお答えして電話を切ったのは１０分後……（涙）。いえ、ご入会はありがたいですし、感謝しています。出ちゃったわたしの間違いなんです（涙）。出るなって言われてるのに出てしまったわたしのミスなんです（涙）。
どう考えても時間が足りないがベストは尽くさないと！ やってないとシャレにならん仕事だけは終わらせないと！！ てんやわんやしていると一度もお話したことのない無口な（見た目がちょっと怖い）男性のお客様が呼びにきた。「スタジオの機器がヘンです……」
なんなの！？ 今日はトラブル続きなの！？ わたし、呪われてるの！？ 機器の異常だけでもいっぱいいっぱいなのに、よりによって（見た目がちょっと怖い）お客様なんて！ どうしたらいいんだ！？
機械には激弱いので、どうしたらいいかわからない！！ しかも怖いお客様は無言で待っている！ すみません！ 機械をさわってアレコレしてたら頭の線がプツンと切れた。いきなりフレンドリーモードです！
ソウ：〇〇様は、機械にお詳しいですか！？ ワタシ、激弱いんです！！ なんとかしてもらえませんか！？
急に話しかけられたお客様は驚いたようで表情が硬くなった。しまった！ 怒らせてしまった！！ 最悪だ！！
お客：…………ボクも機械には弱いんですよぉ～！ いっしょですね～！ わはは！！ アナログなんで、どうしたらいいか、わかんないです～！ わはは～！！
良かった！ 怒ってなかった！ しかも仲良くなれた気がする！！ ありがとうございます！ なんとか調整して（じつはなんで直ったか今もわかってない）お客様にお詫びを言ってその場を離れます。急げ、急げ！！
全身汗ダラダラで仕事が終わりました。全部はできなかったけど、最低限のことはできた！ ヘロヘロで家に帰りますが、まだ終わったわけじゃない。ちょっとした用で夕方に出かけるので、それまで時間をつぶさないと。いつもならご飯を食べてお風呂に入るのですけれど、出かけるので後回しです。早く終わらせてゆっくりしたい……。
ちょっと出かけて用事を済ませてやっと帰ってきました！ オレ、お疲れ様！ 偉かった！ よく頑張った！！ 疲れたカラダを引きずってご飯を作って食べる。もう寝たいけど、汗をたくさんかいたから頑張ってお風呂に入る。 忘れてた。お洗濯物を干さなきゃ……。これが終わったらゆっくりできる……。 今日はいろいろありすぎてクタクタだよ……（涙）。わたし、なにかに呪われてるのかな……。ネタができるのはうれしいけど、できすぎやろう……（涙）。
洗濯機のフタを空けて洗濯物を取り出します。ん？ なんか重たい……。なんでこんなに重たいんだ？ 脱水の時間を間違えたのかな？？
洗濯物と一緒に…………、
オムツを洗濯していました…………（絶望）。
高分子ポリマーが最大限の実力を発揮して、プヨプヨのモロモロの大惨事でございます……（涙）。
心が折れた私は濡れた洗濯物をそっと床に置いて、泣きながら眠りについたのでした……（涙）。
そして一夜明けた今日、こうしてエッセイを書いているワタシの横で、濡れたままのプヨプヨのモロモロの洗濯物が「ワシを、どないしてくれんねん？」と静かに訴えかけています……（涙）。
今日の教訓：オムツは洗ってはいけません。洗うと心が折れてしまいます……（涙）。
