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第4話

なんとか・・・更新できました。

短いのでできれば今週中にもう1話くらい・・・

MDRの照準の先には獣の頭部、ファイア


パパパン、パパパン


衛が販った6発の弾丸はすべて獣の頭部に命中した。しかしきいた様子もなくかえって激昂し雄たけびをあげ速度を上げて突進してきた。


ブモオオオオオ!!!ブモ!ブモ!


「まずいな、このままじゃ30秒もしないうちにおいつかれる」


考えろ、考えろ、どうすれば倒せる?どうすれば足を止めさせられる?


胴体、足、続けざまに弾丸を放つがどれも効果がない。


だめだ、毛皮が厚いのか弾が通らない。弾が通るとすれば毛皮がない場所……つまり目か。しかし双方ともに激しく動いていて目なんて狙える状況ではない。くそ、せめてグレネードがあれば……


周囲で利用できそうなものを探しつつ走る。


あそこだ


走る方向を右にかえつつ獣を引き寄せる


「まだだ……もう少し、もう少し、もう……今っ!」


パパパパパパパッ


マガジンに残っている弾すべてを1本の木に向けてばらまく。するとその木は獣と衛の間を遮るように――


ズゥゥゥゥン―――


「よし、やった。ひとまずは足止めができた」


しかし依然として状況は変わらない。有効な攻撃方法が見つからないぞ。


そう考えつつ獣が子供たちのほうに戻らないようにマガジンを交換しつつ弾をばらまいていく


――そこの者、そのまま右へ進んでこい


若い女の声が急に頭に響く。誰だ?聞き覚えのない声だ。ましてやこの世界で急に頭に響く時点で信用ならない。


その声を無視して弾をばらまき足止めをする。マガジンチェンジ、残り4マガジン


――なんで無視するんだ!その獣にきく武器がある!信用できなくても打つ手などないだろう、こい。そこから右にすすめ。


……たしかにこのままでは詰みだ。選択肢などない、行くしかないのか。


警戒を最大にしつつ言われたように右に進む、少しするとそこには衛にとって見慣れた、つまりこの世界ではなさそうな古びた鳥居と祠があった。


「ここは……祠?」


――そうだ、知っているということはお前は日の本の者か?源氏は?平家はどうなった?


「たしかに日本人だが……源氏?平家?そんなもの1000年以上前に滅びたわ。それよりあの獣に有効な武器があるんだろう、それをよこせ。」


――滅びた、だと?…………まぁいい、後で聞こう。武器だな、そこの祠を開けろ。


祠ってそんな開けていいものじゃないよな……ええいままよ


勢いよく開けるとそこにはきれいな日本刀が一振り飾ってあった


「きれいだ……」


――きれいとは、あまり褒めるな、照れてしまうだろう


衛の率直な感想に対してその声はさも自分のことのように答える


「まるでおまえ自身が褒められたような言い方だな。おまえは誰なんだ?そしてこの刀がその武器なのか?」


――ああ、私がその刀だ名前は薄緑。そして私こそがあの獣に対して有効な現在使える唯一の武器だ



ジビエ食べてみたい。

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