第二話キサラ=ワーグナー
第二話 キサラ=ワーグナー
とても穏やかな陽光に私は眼を覚ます。
周りを見ると森林が広がりどこか幻想的な雰囲気を醸し出している。
私の姿を確認する。
いつもよりの遥かに小さく手をどこか柔らかな感じだ。
「…だう(やはり赤ちゃんになってるわね)」
転生はいちからスタートというのはお約束
あせらずに目の前にステータスを呼び出す
ステータス
キサラ 年齢生後0歳
レベル1
HP18
MP9
攻撃力E
防御力E
知力S
魔力S
すばやさE
器用さS
かしこさS
幸運S
称号
創造神の使徒(隠ぺい)
神々に愛されし者
転生者(隠ぺい)
絶世の美女
魔を極めし者
武を極めし者
従魔の王
スキル
アイテムボックス
全魔法適正
成長限界突破
武の達人
魔の達人
身体強化
「…だう(今の所、魔術系の能力なのかしらね、とりあえずグランディオさんからは知識はもらってるみたいだし、赤ちゃん無双でもしてみましょうか)」
キサラはにこにこと微笑むと自らに魔力を纏わせた。
三か月後
「驚いたね」
目の前の赤子を見ながら黒髪赤目の190センチはある、細身の美しい男は苦笑する。黒いライダージャケットを着てレザージーンズをきながら薄手の白いシャツを着たオールバックの地球で言う所の一流モデルのような雰囲気のただ単純にカッコいいだけでは済まない男がただ目の前の状況に困惑している。
「赤子って普通にミルクを飲んで穏やかに過ごすものだと思ったけど?」
目の前の赤子をくすくす笑いながら自らの倍以上はあろうかという巨大な金色のドラゴンの頭に乗りながら目の前の男を見ている。
「しかし金色の王と恐れられた貴女が赤子に手を貸すなんて珍しいなジルオール」
「大魔王たるお前も動くのは珍しいじゃないか、ベルセルク」
美しい凛とした女性の声でくっくと笑う目の前の金色のドラゴンを見ながらベルセルクと呼ばれた男は肩を竦める。
「それでその子は?」
「知らん、どこぞのバカが捨てたのだろう、全くこんな可愛い才能ある子をな」
「…君にも母性があったのか」
「なんだかんだ、私の母乳をあげたからな、私の息子達もこの子にメロメロだ、この子意思疎通もうできるぞ、念話はまだだがな」
ジルオールはそう言うと自らを人化させ、手元に赤子、キサラを抱き寄せる、ジルオールの姿は見る人が羨むような豊満な胸とくびれを持ち勝気な瞳に涙ほくろ、ふっくらとした唇に、180はあろうかという長身、金色の髪は白に近く美しい。
「相変わらず美しいな、君は伝説のドラゴンも絶世の美女とは誰も思わないだろう」
「その歯に着せぬ美麗称賛は伴侶になるやつにいってやりな、まだ独り身だろう?」
「なかなか初心でね」
「よくいうね」
二人は軽口を言い合うと
「この子の名前は?」
「ああ、思念を読んでみたらキサラというらしいよ、東方の子かね」
「賢そうな子だ」
「そうだね、私が来た時にはここにいる魔物達を蹂躙してたしね」
「…恐ろしいね、ステータスは?」
「キサラ、見せておくれ」
赤子は頷くとステータスを見せた
キサラ 年齢生後0歳
レベル100
HP9999
MP9999
攻撃力S
防御力S
知力SS
魔力SS
すばやさA
器用さSS
かしこさSS
幸運SS
称号
創造神の使徒(隠ぺい)
神々に愛されし者
転生者(隠ぺい)
絶世の美女
魔を極めし者
武を極めし者
従魔の王
ジャイアントキリング
魔の領域を支配せし者
最強の赤子
賢者
武王
魔王
スキル
アイテムボックス
全魔法適正
成長限界突破
武の達人
魔の達人
身体強化
召喚術
従魔術
「…この子だけで世界と戦えるな」
「そうだね、だがこの子も人の子だ、社会にいる必要はあるだろう」
「そうだね、規格外でも人は人だ」
「私はドラゴンだからね、人間社会には疎い」
「それで僕か」
ベルセルクはふむと頷くとキサラに声をかける。
「君の名前はキサラというのか、なら、娘になるからキサラ=ワーグナーだね、妻も娶ってないのにお父さんか、長く生きてみるものだね」
ベルセルクの微笑みにキサラはにこりと微笑みを返した。