私がこのエッセイを書き始めた理由
カレー大好きカプサイシンと申します。
お目汚しになるかもしれませんが、カレーの良さを私の実体験を通じて少しでもお伝えできればと思います。
カレーを食べたいと思ったようになったのはいつだろうか、ふとそんなことを考え始めたことがきっかけとなった。
私は私自身の記憶の中に深く潜って考えて、恐らく幼児の頃まで振り返ったろう、しかし私の思い出の底にあったものは母の用意した夕食のきんぴらごぼうを家族全員分1人で食べ切って、驚いたような呆れたような顔をする母の顔であった。
それ以前の食べ物に関する記憶は無く、それ以降の記憶にカレーに心震わされたような記憶もない。
しかし私の腹は現在、カレーを食べたいと毎日のように思っては止まなかった。
いったいどこの誰によってここまでカレーに胃袋を掴まれてしまうに至ったのだろうか、今日もカレーを食べながらそんな疑問を抱く。
しかしながら私は私の記憶のあいまいさに悩んでいるわけではなく、またカレーを好きになったきっかけをただひたすらに追い求めたいわけでもなく、あくまでふとした思いつきで考えてみただけだった。
別にそれがハッキリしないからと言って困ることは何も無い。なぜならそれが分からなくても、私の中で私がカレーを好きな理由はハッキリとしているからである。
まず、健康的な料理であること。カレーは通常複数種類の香辛料を使用して料理されるが、そのそれぞれの香辛料に効能があり、胃腸を始めとする内臓を健康に保ち食欲を増進させ、発汗による新陳代謝を促し、免疫力を高めてくれたりもする。野菜もしっかりと入っているので栄養バランスも良い。
そして様々な種類があって飽きがこず、とても美味しいこと。単純にスパイスだけではない、トマトやホウレン草などをミキサーにかけてソースのベースにしたもの、ヨーグルト・生クリーム・ココナッツミルクなどを混ぜたもの、和出汁を入れたもの、ラーメンのように牛骨・豚骨・鶏骨を煮込んだもの、そして日本人おなじみの小麦粉とバターでとろみをつけたものなど多くの種類がある。そのどれもが単純に良し悪しで比較できない独自の美味しさを持っている。
さて、私にとってどれだけカレーが魅力的な料理なのかは上記で書き綴ったことでお分かりいただけたに違いない。
そこでようやく本題、というよりもなぜ私がこんな駄文を『小説家になろう』へと投稿することに至った理由を明らかにすると、この私の『カレー好き』という嗜好によるものなのである。
私は私の愛するカレーを舌で堪能し胃袋に入れて消化するばかりなのが大変もったいなく感じてしまい、日記のように書き起こしてその日感じた美味しさを残してあわよくば誰かと共有したいと考え、かといってブログなどを始めてみても読者数などはたかが知れるのが経験則で分かっていたので、こうして小説とも呼べずエッセイと呼ぶには主題もあいまいな作品を書くことにした。
語彙力や表現力の無さを次第に補えるよう努力しつつ、今のところ未熟な文章をそのままにして、カレーを食べる度にその時の私とその美味しさを記録しようと思う。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
実際にカレーを食べに行った話は、これから不定期(美味しいカレーを食べに行く度)に連載していきます。
書くのが遅く、またほかの作品と同時並行で書いているので、お待たせすることも多いかもしれませんがよろしくお願いいたします。