ポルドール王国
ポルドール王国にて………
「なゃに〜!アイトリッツ王国の内戦の責任を私に取れだと〜 ?」
ポルドール王国の王様は手紙を読みそう叫んだ。
「はぁ、ウチが人質を解放したせいで内戦が長引いてると・・・ 」
王様の側近が困った様子でそう言った。
「うぬ〜、アイトリッツ王国は初代王からの付き合いだし先代にもアイトリッツ王国とは絶対にいい仲でいろと釘を刺されてあるし……… うむ〜、分かった!今すぐ援軍を送ってやれ!」
ポルドール王国の王様は頭を抱えながらもそう言った。
「はっ、はい、では我がポルドール王国80万の兵隊を援軍に向かわせます」
王様の側近はそう言い慌てた様子で部屋を出て行ったのだった。
ーーー
「ボル最高総司令官殿!やりましたよ!ポルドール王国がこちらに援軍を送ってくれるそうです!その数なんと80万だそうです!!!」
ボル最高総司令官の部屋に慌てた様子で入って来た兵士がそう報告をした。
⁈
「なんと⁈ 我々はやったと言う事なのか⁈ 」
ボル最高総司令官は椅子から驚きながら立ち上がり両手を机の上に置いた。
「はっ、はい!!!やりました!我々はやりましたよ!後20日!後20日もあればポルドール王国の大援軍が我々の元にやって来ます!」
兵士は敬礼しそう言った。
「そうか後20日か……… 後20日北軍と南軍からココを守り切れば我々の勝ちか……… 」
ボル最高総司令官はそう言い自身の右手を強く握り締めた。
「はい!その通りであります!ですが、南軍からの侵略はなんとかなりそうですが北軍の方はどうにもなりそうにありません、どう致しますか?」
兵士は真剣な眼差しをしながらそう聞いた。
ボル最高総司令官は兵士を一瞬見た後静かに椅子に座った、そして兵士に向かって言った。
「打てる手は全て打った、北軍の方はあいつに賭けるしかない……… 」




