表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
北の陣 第3幕  作者: m
51/55

ポルドール王国

ポルドール王国にて………


「なゃに〜!アイトリッツ王国の内戦の責任を私に取れだと〜 ?」


ポルドール王国の王様は手紙を読みそう叫んだ。


「はぁ、ウチが人質を解放したせいで内戦が長引いてると・・・ 」


王様の側近が困った様子でそう言った。


「うぬ〜、アイトリッツ王国は初代王からの付き合いだし先代にもアイトリッツ王国とは絶対にいい仲でいろと釘を刺されてあるし……… うむ〜、分かった!今すぐ援軍を送ってやれ!」


ポルドール王国の王様は頭を抱えながらもそう言った。


「はっ、はい、では我がポルドール王国80万の兵隊を援軍に向かわせます」


王様の側近はそう言い慌てた様子で部屋を出て行ったのだった。




ーーー




「ボル最高総司令官殿!やりましたよ!ポルドール王国がこちらに援軍を送ってくれるそうです!その数なんと80万だそうです!!!」


ボル最高総司令官の部屋に慌てた様子で入って来た兵士がそう報告をした。



「なんと⁈ 我々はやったと言う事なのか⁈ 」


ボル最高総司令官は椅子から驚きながら立ち上がり両手を机の上に置いた。


「はっ、はい!!!やりました!我々はやりましたよ!後20日!後20日もあればポルドール王国の大援軍が我々の元にやって来ます!」


兵士は敬礼しそう言った。


「そうか後20日か……… 後20日北軍と南軍からココを守り切れば我々の勝ちか……… 」


ボル最高総司令官はそう言い自身の右手を強く握り締めた。


「はい!その通りであります!ですが、南軍からの侵略はなんとかなりそうですが北軍の方はどうにもなりそうにありません、どう致しますか?」


兵士は真剣な眼差しをしながらそう聞いた。


ボル最高総司令官は兵士を一瞬見た後静かに椅子に座った、そして兵士に向かって言った。


「打てる手は全て打った、北軍の方はあいつに賭けるしかない……… 」













評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ