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北の陣 第3幕  作者: m
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月夜の招集


ドマ師団長との密会が終わりキューイ達は北地区へと戻り北月師団の最高幹部達を緊急招集した…


その夜、綺麗な満月が北地区の町を照らしていた。


「作戦は3日後に決まった… 俺とキーナそしてガゼが暗殺を実行する」


キューイはそう言い、会議室の机の上に置いてある大きい地図のある場所を指差しながら…


「ジルは不測の事態に備えてこの場所で北月師団を待機させていてくれ」


キューイはジルを見てそう言った。


「私は?」


自分の名前が出てこないセナがキューイを不思議そうに見ながらそう言った。


「君の隊には偵察を頼む、このA地点には見ての通り5本の道が通ってある」


キューイは地図を指差しそれぞれの道を指差した…


地図にはA地点を軸に他にB地点C地点D地点E地点とあり、それぞれの地点からA地点に向かって道が通ってあった…


「この道は北地区に続く道だ、ドマの師団がこの道を防衛しているが、その手前でジルがここに待機するから問題はない、だが、この4つの道のA地点にぶつかるこの4箇所を君の隊に見張っててもらいたい、この4箇所に中央軍の幹部達の護衛が沢山待機する筈だ」


キューイは地図を指差しながらそう言った。


「分かったわ… 何か異変が起こった時知らせればいいの?」


セナがキューイを見てそう聞いた。


「ちょっと待ってくれ」


突然キーナが2人の会話を止めた…


「団長、そんな話、ドマ師団長にしてないですよね?大丈夫なんですか?」


キーナが怪訝そうにキューイにそう言った。


「キーナ、 お前はドマ師団長の事を100%信用出来るのか?もしかしたら俺達をハメる罠かもしれないんだぞ?」


キューイがキーナを見てそう言った。


「お言葉ですが団長、ドマ師団長の事なら信用しても大丈夫ですよ」


キーナがそう答えた。


「何故だ?つい最近知り合ったばかりの奴なのに何故お前はそんなに信用出来るんだ?」


キューイが怪訝そうにキーナにそう聞いた。



「いや… それはその… 」


キーナの言葉が詰まった。


「まぁ、いい… 」


キューイは怪訝そうにキーナを見ながらそう言い話を続けた…


「 用心に越した事はない、セナ、この場所に中央軍の幹部達の護衛が待機せずA地点に入って行った場合すぐに俺とジルに知らせを寄越してくれ 」


キューイがセナを見てそう言った。


「 分かったわ 」


セナがキューイを見てそう答えたのだった。






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