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北の陣 第3幕  作者: m
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アントレイヤの内応

「あっ、どもっ、ロウです、久しぶりです、えっ?なんで最近この挨拶設定なかったの?って?いや、僕、久しぶりの出番でしょ?すっかり忘れてたとゆうかなんとゆうか… いや… 本音は君との会話が面倒くさいとゆうかなんとゆうか… えっ?主人公がそんな事言っていいのか?って?ほら、君がそうやってすぐに絡んでくるでしょ?ギールさんも言ってたよ!君にいつかサソリ固めを食らわせたいって!あっ、僕の話が長くなっちゃった… このままだと本編に差し支えが… じゃ、またね!」


「ガチャ」


ロウがアントレイヤの部屋のドアを開けた音がした…


「どうした?ロウ」


机で本を読んでいたアントレイヤがロウに気づきロウの方を見てそう言った。


「話があるんだけど今いい?」


ロウは部屋のドアを閉めアントレイヤの近くに立ちそう言った。


「そんなにあらたまってどうしたんだ?」


いつもと様子が違うロウに気づきアントレイヤはそう言った。


「あっ、あのさぁ、いきなり僕がこんな事言うとびっくりすると思うんだけどいいかなぁ?」


ロウは言いづらそうにそう聞いた…


「なんだ?話してみろ」


アントレイヤはロウの目を見ながらそう言ったのだった…




ロウはアントレイヤが持っていた10分の1計画と書かれた密書の事、北地区に拉致された時の事… そしてアントレイヤとギールの会話を盗み聞きした事全てを話した…




「父さん… 父さんももう分かってるでしょ?悪いのは全部王族だって… このまま王族の計画通りにさせていたらもっともっとこれから大変な事になるって事も… 」


ロウはアントレイヤに必死な形相でそう言った。


「ロウ… お前は一体、俺にどうしろと言うんだ?」


アントレイヤはロウの必死な顔を見ながらそう言った。


「父さん… 北軍のブル最高司令官はこの計画を壊そうとしてるんだ… 」


ロウはアントレイヤに顔を近づけそう言った。


「ブル最高司令官が計画を壊そうとしてるだと?」


アントレイヤは怪訝そうな顔をしてそう言った。


「そう… ブル最高司令官がこの10分の1計画をぶっ壊そうとしてるんだ… だから、父さんにもブル最高司令官に協力して欲しいんだ」


ロウはアントレイヤに顔を寄せたままそう言った。


「ばっ、馬鹿な事を言うんじゃない!私達は王族あっての私達なんだ!今まで良い暮らしが出来たのも全て王族あっての事なんだ!計画をぶち壊すだと?そんな事… 俺が出来る訳ないだろ!」


アントレイヤはいきなりロウにそう怒鳴った…


ロウはいきなり怒鳴られアントレイヤと距離を離した… そして…


「なんで!父さんは自分達さえ良ければそれでいいの?父さんはそうゆう考えなの⁈悪いのは誰が見たって王族だろ!なんで分からないんだよ!」


ロウは顔を赤く染めそう言った。


「ロウ… お前はまだ子供だ… 王様の考えもまだ理解出来ないだろう… だがこれは仕方がない事なんだ… この計画は何も考えてこなかった人間に対する罰でもある… 未来の幸せの為の犠牲なんだよ… 」


アントレイヤはロウを見つめそう言った。


「何で犠牲が必要なの?未来の為に犠牲が必要なの?犠牲になる人達の事を可哀想だとは父さんは思わないの?」


ロウは必死にそう食いさがった…


「ロウ、もうよせ… お前の気持ちも分かる… だが、王様が決めた事だ… 誰も逆らえん… 現にブル最高司令官も都攻めを除き計画通りに動いているだろ?」


アントレイヤはロウから視線をそらしそう言ったのだった…















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