1台の馬車
サラを含めたセナの部下達はロズの町を出ようと町の出入り口にやって来ていた…
すると情報の通り、ゼビの兵隊達が町の出入り口を塞ぎ検問所を設けていた…
兵隊達は町を出入りする人達をセナの似顔絵を描いた絵と照らし合わせ通行を許可していた…
そしてセナの部下達は難なく検問所をパスしロズの町を出る事が出来たのであった。
セナの部下達が北地区に向かってしばらく歩いていたところでサラが…
「やっぱりセナの事が心配だよ… 」
そう言い歩くのを止めた… するとサラの近くにいた女がサラに寄り添いサラの肩に手を置いた…
「サラさんならそう言うと思ってました… 私も同じ気持ちです… でも、ここは1度北地区に戻りましょう、私にセナさんを助けるいい考えがありますので… 」
女はサラにそう言ったのだった…
2日後…
セナはゼビの宿泊している宿場がよく見える建物の屋上にいた…
そしてセナは手に銃を持ちながら宿場の様子を伺っていた…
セナのいる屋上には2人の兵士が倒れていた…
実は、セナは再びゼビの命を狙いに、この屋上にやって来ていたのだった…
そしてゼビが暗殺を警戒してこの屋上を兵士達に警備させていたのだが、その警備していた兵士達をセナはナイフで息の根を止めていたのだった…
時刻は18時を回ったところだった…
セナが宿場の様子を伺っていると1台の馬車が宿場にやって来た…
すると兵士達がその馬車の周りに集まり出し、馬車から降りて来た男に向かって皆が敬礼し宿場へとその男を誘導したのだった…
( 誰? )
セナは馬車から降りて来た男が気になったがそのまま様子を伺っていた…
( もしかしたら今の男が警戒しているゼビを宿場から引きずり出してくれるかも知れない… ここから宿場の玄関までの距離は約200メートル… この先生の銃なら十分狙える距離… お願いだから早く出て来て! )
セナは先生の銃を見つめそう願ったのだった…




