血の匂い
ゼビの部屋から退室した兵士は5分程ゼビの部屋の前で部下達を待った…
そして部下達と合流し、血だらけの部屋の後始末へと向かった…
部下の兵士達は壁紙やら絨毯やらいろいろな物を各自持っていた…
そして兵士達が部屋の前に着いた…
「あれ?ドアが閉まってるぞ?血の匂いを換気してた筈なんだけどな〜 」
1人の兵士がそう言った…
「風か何かでドアが閉まったんだろ?」
もう1人の兵士がそう言った…
「そうかもな… じゃあ開けるぞ?匂いがキツイけど我慢しろよ」
兵士がそう言いドアを開けた。
ーーー
ゼビはベッドに横になったまま手紙を読んでいた…
すると部屋の玄関の方から微かに物音がしたのにゼビは気づいた…
( ノックの音は聞こえんかった )
ゼビは不審に思いベッドから立ち上がり玄関の方を覗いた…
だが、玄関には誰もいなかった…
( 気のせいか… )
ゼビは玄関が見渡せる椅子に腰をかけ再び手紙を読み始めた…
しばらくして、ゼビは気づかなかったが玄関の先にある洗面所のドアが音もなく横に開いた…
そしてその開いたドアからセナが銃を手に音もなく出てきた…
ゼビは何も気づかないまま手紙を読んでいた…
セナはその場で目前に見えるゼビに銃を向けた…
( ゼビ!北地区の恨み!先生の恨み!思い知れ! )
セナが銃の引き金を引こうとしたその時だった…
⁈
( ん?血の匂いがする )
ゼビは部屋が臭い事に気がつき顔を上げた…
するとゼビの知らない女が自分に銃を向けている事に気づきゼビは咄嗟に横に飛んだ…
「パーン」
銃弾は空を切りそのまま壁に当たった…
「クッ」
セナは部屋の奥に入って行き再びガゼに銃口を向け銃を撃った…
「パーン」
ゼビは咄嗟にベッドの下に潜り込み銃を軍服から取り出した…
「クソが!何者だ貴様ー!」
ゼビがそう叫びながらベッドの下から銃を乱射した…
「パン、パン、パン」
セナは咄嗟に部屋の玄関の方に飛び避けた…
その時だった銃声を聞きつけた兵士達が部屋の外で騒いでいる事にセナが気づいた…
( まずい… 早く済ませないと… でもこのままだと近づけない… どうしよう )
セナはゼビに近づく事ができない為、咄嗟の判断で一時退却する事に決めた…
セナは急いで部屋のドアに向かい、ドアを静かに引っ張り開け外の様子を伺った…
すると兵士達はどこから銃声が聞こえたのかまだ特定出来てない様子で騒ぎながら廊下をうろうろしていた…
この時ゼビは外の声も何も聞こえていなかった為、ベッドの下で銃を構えながら息を潜めていた…
セナは静かに部屋を出て兵士達がいる方向とは逆方向に音もなく歩き始めた…
だが、セナはすぐに兵士達に気づかれてしまった…
「おい!お前!ちょっと待て!」
兵士がセナに向かってそう叫び、3人の兵士達がセナに向かって走って来た…
セナは振り向きざまに兵士達に銃を撃った…
「パン、パン、パン」
セナの銃弾は全て急所に命中し3人の兵士達はその場に倒れた…
その銃声により、遠くにいた兵士達がセナに向かって走って来た…
セナも走ってその場から逃げた…
そしてセナはあらかじめ用意してあった窓から吊るしたロープを伝い3階から1階へと飛び降り夜の闇の中へと消えていったのであった…
この窓から吊るしたロープは宿場の左右にあらかじめ用意されてあった、つまりゼビのいた部屋からどちら側に逃げてもセナはロープから逃げる事が出来たという事だ…
さらに説明するとロープは兵士達が沢山いた大通りの方ではなく宿場の裏側の窓に吊るしていた…
さらにもう1つ説明するとロープはゼビと兵士が会話をしている時に結んでいたのであった…
説明はコレでいいかな?えっ?お前は誰だって?はっはっは、決まってるだろ?俺だよ俺!じゃ、グッバイ!




