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PREPLAY01 区切りですし。

2017/10/23 誤字訂正

ぐるぐる:ところでさー、ルーンはスキル珠に興味とかないの?


フラマン:ん?




第4話のセッションから1ヶ月強。

GMである私ぐるぐるは、そろそろ次のシナリオを考えなければと思っていたのだが……




ぐるぐる:いやな?前回"黄香子イエロー"倒したり、牙の遺跡が崩壊したりで、20話の中で一区切り付いた感じじゃん?


フラマン:せやな。


ぐるぐる:だけどさ、『牙の遺跡』の成り立ちとか『業の石』『獣化』関連のあれこれとかが予想に反して軽く流されてしまったせいでメインストーリーの密度がかなり薄くなっていることに気づいてしまったんだ。


フラマン:え?あれだけ濃いキャラクターたちが揃ってて?(真顔)


ぐるぐる:いや、あいつらが上げてるのはギャグ密度だから。(真顔)


フラマン:まぁ、それはそうだろうな。…で、ルーンがスキル珠に興味ね……あると思う?


ぐるぐる:ないと思う。(キッパリ)


フラマン:大正解。(キッパリ)


ぐるぐる:やっぱりそうだよなぁ〜…というか、そもそも現時点でルーン、フィル、ワットの行動方針がかなりあやふやなんだ。スイレンもスキル珠を追ってるはずだが、そこまで興味示してないし…キャラがギャグ寄ってるのは半分このせいだと思うのよね。


フラマン:ルーンはテールちゃんが拐われれば取り戻すし、フィルはルーンについて来るし、ワットさんはスイレンさんについて行くだろ。


ぐるぐる:いや、そんな行動方針示されても、2話に1回くらいの頻度でテールが誘拐されるわけにもいかないじゃない。


フラマン:今の所その頻度だけどな。


ぐるぐる:うん。だからそろそろ切り上げたい。


フラマン:それを切り上げたら『取り戻し隊』の存在価値が無くなるだろーがっ!!


ぐるぐる:それはお前たちのネーミングのせいだろーがっ!!??


フラマン:ですね。…だけど実際『テールちゃんを取り戻す』っていうのがギルド全員で共有している唯一の行動方針になってはいるのは事実よ。


ぐるぐる:それもそうなんだよなぁ。…(じっくり考えて)……よし、決めた。


フラマン:ん?


ぐるぐる:5話を丸々使って、PC4人の今後の活動方針を固めよう。


フラマン:お、おう。…それでいいの?


ぐるぐる:大丈夫。20話通してやることは決まってるんだけど、今回の話でそれを進めなくてもまだあと15話あるし、挽回はできる。…それに……


フラマン:それに?


ぐるぐる:(切実に)…そろそろ、PCとPLの間での認識の差を埋めたい。


フラマン:あぁ、「ワットが昔水霊の憩いに勤めてたことをスイレンは知らず、スイレンが水霊の憩いの社長の娘であることをワットは知らない」とか「スイレンはカリーのことは知っているが、"黄香子イエロー"とカリーが同一人物であることは知らない」とか、色々あったな。


ぐるぐる:そう!そういうの!!4話の始めあたりでワットにその辺の話を纏めてもらおうと思ったんだけど、まさかのアドリブコース突入のせいで全く情報共有がされないままここまで来てしまったんだ。


フラマン:あらら。


ぐるぐる:ついでに、4話で新しく出たキーワード『業の石』『獣の御子』あたりの話も5話で一旦整理して、何がわかってて何がわかってないかをハッキリさせよう。そして6話から、また新しいスタートを切るんだ。


フラマン:(少し考え)…まぁ確かに、今まで物語の根幹に全く触れてこなかったからな。仕切り直しというか、そういうキッカケになる話をここで入れるのはアリだと思うよ。区切りですし。


ぐるぐる:そうだろ?あと、単純にPCたちとテール、アミーあたりの仲も深めたいし…よし、決まりだ。今回は新しい情報は何も無しで、今まで出て来た話を纏め、キャラクターの性格とか行動方針を固めることを重視した回にしよう!!


フラマン:俺は賛成。…だけど、それリプレイ的に見せ場とか大丈夫か?驚きも発見もない地味な話にならない?


ぐるぐる:(ニヤニヤしながら)大丈夫大丈夫。そこはクソギミックに関しては謎の定評がある私に任せなさい。アリアンロッドのルールと世界観をしっかり使って、PLも読者もGMでさえも楽しめる新しいシナリオを書き上げてみせますよ。


フラマン:あ゛ー…その顔は既に何か思いついてやがるな……


ぐるぐる:にっひっひ。それはセッション当日までのお楽しみ♫


フラマン:まぁ、それはそうか。…なぁ、キャラクター間の仲を深めることも目的に入るなら、俺もやりたいことがあるんだけど、いいかな?


ぐるぐる:お、なんだなんだ?そういうのは随時受け付けてるぞ?


フラマン:まずはルーンが…


ぐるぐる:ふむふむ……




…こうして、今回もまたハチャメチャなギミックがいくつも詰め込まれたシナリオが着々と構築されていくのであった。


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