CLIMAXPHSE01 わたわたトリコさん
2017/10/5 読みづらかった字をひらがなに訂正
GM:というわけでここからはクライマックスフェイズだ。君たちが部屋Cからモニター室に戻ってくると、トリコさんが画面を見てなにやらわたわたしている。
ルーン:?…トリコさーん?どうしたのー?
GM:「何!?ルーンたちか!!…もしやもう部屋Cは終わってしまったのか!?」
フィル:え?あ、はい。
GM:「クソ…なんということじゃ……!」トリコは頭を抱える。
ワット:あの、どうかしたんですか?
GM:「どうも何も…まだ最深部の『理不尽砲』の準備が完了しておらんのじゃよ!!」
一同:まじかよっ!?
フィル:ちょっとー!?しんかんちょー!??
GM:「いや、ノーチル殿のせいではない。『理不尽砲』の発動に必要な魔力量が大きすぎたのじゃ。現在ノーチル殿の魔力は、大半を『理不尽砲』にチャージしてしまったために尽きかけておる…」
フィル:うーん、もう少し頑張ってほしかったなぁ…w
ルーン:この部下辛辣だなぁ…(笑)
GM:…とまぁそんなわけでトリコさんが君たちに頼み込んでくる。「スマン!あともう少しだけ手を貸してくれぃ!『理不尽砲』さえ発動すれば確実に奴を倒せるんじゃ!!」
スイレン:いえ。どうやら残りHPが2割ほどになるまで"黄香子"を弱らせたっぽいのでもう『理不尽砲』は必要ないかと。(一同爆笑)
ワット:いやそれは流石に今まで頑張ってきたノーチルさんが可哀想では…
GM:「いや。ぶっちゃけワシも戦闘で倒しちゃった方が早いと思う」(一同大爆笑)
ルーン:ちょっとーーーー!!??ノーチルさんの存在価値はぁぁ!!??
GM:「そんなもん、別に無くても構わん」(一同爆笑)
ワット:ひどい(笑)
GM:まぁ、ノーチルさんは君たちにフェイトバッチ2つもあげたし、あとこの遺跡の成り立ち教えてくれたし、もう十分仕事はしてくれたよ…(笑)
フィル:「だからもう必要無い」と?
GM:いやそうは言ってねぇよ!?(一同爆笑)…ノーチルさんの見せ場に関係なく、『理不尽砲』を使うか否かは君たちに任せる。GM的にはどちらでも構わんから、好きな方選べ。
フィル:そっかー(少し考え)…でもさ、GMはこう言ってるけど"黄香子"のHPってまだだいたい200点以上は残ってるっぽい感じだったよね?
スイレン:概算ですけどね。
フィル:だとしたらさ、1~2ラウンドで倒し切るのは厳しいかもしれないし、それよりも戦闘が長引くとこっちが持ちこたえられないと思うんだ。
ワット:あー…まぁ、そうだね。3話で使ってた射程視界の《シャングリ・ラ》を使用された場合、俺が遠距離から狙撃とかしても意味なくなるもんなぁ…
フィル:なら、メイン火力のルーンちゃんとワットくんで"黄香子"を攻撃。火力の無いボクとスイレンさんで『理不尽砲』の発射準備をするっていうのはどうだろう。発射準備しながらでも支援なら飛ばせるだろうし、これがベストなんじゃないかな。
スイレン:なるほど。確かに魔法防御の高い"黄香子"に私の攻撃はあまり通る気がしませんからね。
GM:ほう…面白いこと考えるな。(少し考え)…よし、少し処理が複雑になるけど、どうにかできそうだぞ!
ルーン:おお。…なら、それで行ってみようか!
スイレン&ワット:賛成!
フィル:…というわけでGM。行動方針が決まりました!
GM:うん。最速での決着を狙いつつも『理不尽砲』という保険を用意することも忘れない素晴らしい作戦だ。いい展開を期待しているぞ…!
ルーン:まかせといて!
ワット:…よし、それじゃあ最深部へ転移するよ。みんなエンゲージに集まれ。
ルーン&フィル&スイレン:はーい
GM:…では最後に、スキル珠が放つ輝きに身を包ませた君たちに、トリコさんが声をかける。「ルーン、皆…こんな危険なことに巻き込んでしまい、あまつさえ最も危険な役回りを押し付けてしまって、本当にすまぬ…」
ルーン:なんだよもーみずくさいなぁ!良いんだよこのくらい頼ってもらっても。だって私たち…友達なんだから!!
GM:…その言葉を聞いて、トリコの目にじわりと涙が浮かぶ「…かたじけない……」
フィル:実際のところはテールちゃんを助けに来ただけだから、『業の石』の件に関しては完全に"ついで"なんだけどね。
GM:ちょっと!?せっかくの描写が台無しよ!?(一同爆笑)
スイレン:まぁ、スキル珠を研究している私にとっては『業の石』も十分守る対象に入るものですから大丈夫。テールちゃんだけ取り返して《テレポート》で即逃亡なんて真似はしませんよ。
GM:当たり前だっ!!!!!(一同爆笑)
ルーン:……よし。じゃあ、行こうか!最後の闘いに!!
スイレン:『業の石』を守るために!!
ワット:…"黄香子"を倒すために!!
フィル:そして何より…テールちゃんを取り戻しに!!!
一同:《進化版テレポート》!!!!
GM:まぁ、いいや(笑)…ではこれにてこのシーンを終了しよう。…さぁ、次はいよいよ決戦だ!!