表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/367

OPENINGPHASE02 テコでも動かないワットさん

GM:次はPC③と④が船でファットの街に辿り着いたシーンだ。PC②はルーンが街を一周し終わるまでもう少し待っててね(笑)


フィル:了解です(笑)


ルーン:いやぁ、良いマラソン日和だなぁ!


GM:ではそんなマラソン日和の中、そうだな…9時頃に上陸したスイレンとワットですが、港から暫く歩いたところにある広場で、大勢の人達がステージ設営などの準備をしているのを見つけました。


スイレン:何かあるのかね。手近な人に聞いてみますか。すみません、今日は何かあるんですか?


GM:すると気前のいいおっちゃんが受け答えてくれるよ。「あぁ、あんたら観光客かい!良い時期に来たなァ!!今日は『豊作祭』っつー、文字通りこの辺で取れた作物の豊作を祝う祭りだ。結構デカい祭りだから楽しんで行ってくれよ!!」


スイレン:なるほど。ありがとうございます。


ワット:俺は逃亡してる身だから顔隠して黙ってようかな。


GM:おう、そうか。でもまぁ、おっちゃんはワットを怪しむ様子もなく普通に去って行ったけどね(笑)


スイレン:あ、おっちゃん行っちゃったか。しまったな、情報収集ができる酒場の場所聞きたかったんだけど…。


GM:あ、それなら、誰かに酒場の場所を聞こうと適当な人を探していると、ちょうど人混みの中を「す、すみませんっ」といいながらおずおずと通り抜けようとしている、大量の書類を持った女の子が目に入るね。


スイレン:うん?


GM:因みに見た目はヒューリンだけど、何故か尻尾が生えている。


一同:あ(察し)


GM:するとその尻尾の女の子は、体格のいいドゥアン種族の兄ちゃんにぶつかられ、「あっ!」とバランスを崩してしまい、書類を地面にばら撒いてしまう。


ルーン:あらら


フィル(ドゥアンの兄ちゃんになって):「おらぁ!どこ見て歩いてるんだ!!」


GM:「す、すみませんッ!」と言って必死に書類をかき集め始めるね。


フィル:ヒロインや……


スイレン:ふーん…(GMの方を見て)…まだ助けなくてもいいよね?


GM:え゛


ワット:俺は助けない。顔隠してる(笑)


GM:えー、そんな非道徳的な…では尻尾の女の子はそんな君たちに「拾うの手伝って下さい」と言わんばかりの視線を送ってきます。


スイレン:くっ…(笑)……わかったよ拾うの手伝います。


ワット:俺は見てるだけ(笑)


GM:では尻尾の女の子とスイレンは2人で書類を拾いましたが……まぁ、それでも何枚かは風に飛ばされてしまいました。


スイレン:あら、撃ち墜とそうか。


GM:なんでっ!??


スイレン:機密書類の抹消は基本中の基本。


GM:誰が機密書類なんて言った(笑)そこらへんの印刷所で刷ったコピー用紙だよ!


スイレン:活版印刷あるのっ!??(一同爆笑)


GM:活版…まぁ、錬金でも魔導でもいいけど、一応印刷技術は発展している。


フィル:技術力やべぇ。


GM:因みにその書類、表は普通に文章が書かれているが、裏面には魔法陣が印刷されているね。


一同:ヤバそうじゃねーかっ!!?(爆笑)


GM:いや、大丈夫。コピー魔法陣は別段珍しい物でもないってことで。


スイレン:そ、そうなのか…(笑)


GM:そうそう。ではそんな感じで、書類を集め終わった女の子は、スイレンにお礼を言うね。「手伝って頂きありがとうございました」


スイレン:何枚か飛ばされちゃったみたいだけど大丈夫だった?


GM:「はい。どうせ印刷ですし!」(一同爆笑)「それと、これ、つまらないものですけど、助けてくれたお礼に、どうぞ」


スイレン:?


GM:「インクが内蔵された形式のペンです」


ルーン:ボールペンっっ!!??(一同爆笑)


フィル:すげぇ…技術すげぇ……


GM:「本当は神殿で働いてる人達が作業の効率化のために使う、貴重なものなんですけど…今それしか手持ちがないので差し上げます!」


スイレン:え、いいの?もらっちゃって!?


GM:データ的にはルールブック掲載のアイテム『筆記用具』と同じ効果だけどね(笑)


スイレン:いや十分でしょ。ありがたく頂きます。あと、質問なのですが、この辺に酒場はありませんか?


ルーン:それ、聞くのか(笑)


GM:「酒場ですか?そこら中にありますよ!」


スイレン:うん聞き方が悪かった。この辺に情報収集ができる、良い酒場はないかな?


フィル(すかさずテールになって):「そこら中にありますよ!」(一同爆笑)


スイレン:う、うん……じゃあ…キミのオススメでいいや(←諦めた)


GM:(適当な方向指差して):「あそことか良いと思いますよ!それでは、本当にありがとうございました!!」と言って、尻尾の女の子が去って行きます。


フィル:あぁ…ヒロインしてるな……


ワット:じゃあ、その酒場行ってみますか?


GM:行くのは構わないけど、別になんの情報も手に入らないよ?


スイレン:いや、でもまぁ、行くだけ行って見ましょうか。


GM:了解。それじゃあ2人が酒場に入ったところでシーンを切ろうかな。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ