表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
57/367

MIDDLEPHASE01 『N』

2017/7/4 誤表現訂正

GM:さて、それではミドルフェイズに入っていこう。アミーの商談の件を受けて、スイレン以外の3人にも召集がかかった。…が、ワットくんは現在カリーと行動しているためそれには気づいていないね。


ワット:おっと、俺としたことが。


GM:というわけで神殿の別棟、応接室に集まったのはルーン、フィル、スイレンの3人のみ。応接室を使うには神殿関係者の同席が必要なので、フィルは仕事として参加してる形になるかな。


フィル:なるほど了解。お父さんに釘刺されたし、頑張らないとね。


GM:あとついでに、別棟の見張りとしてマイケルが入り口のところに立っているね。


一同:マイケーーーーーーーールっ!!(歓喜)


GM:うるせぇっ!?まだ立ってるだけで何もしてねぇだろ!??


ルーン:(GMを完全無視して)マイケルさ〜ん!今まで何やってたんだよ〜


スイレン:(GMを完全無視して)どうして2話に出てこなかったんだよ〜


フィル:(GMを完全無視して)懐かしいなーこの立ってるだけで人が集まるほどの存在感!!




マイケル好きすぎか。




GM:あと、一応言っておくと作中時間じゃ1話から8日しか経ってないからな。懐かしいなんてほどの時間は経ってないよ。…まぁ、リアルじゃ2ヶ月空いてるんだけどさ…(笑)


ルーン:それで、マイケルさんはなんでこんな所に立ってるんだ?


GM:『見張り』って言っただろ!?話を聞けっ!!




※お忘れの方や『発破』のせいで印象がぶっ飛んだ方のために解説を挟むと、マイケルは実は神殿が雇った『傭兵』なので、ふだんはこんな感じで見張りとかをやっているのです。




ルーン:そうかそうか。そういえばそうだった。


GM:えー、続き。君たちが部屋で数分待っていると、ジョンが例のお客様をつれてくるね。


フィル:ジョン、また出てきたのか(笑)1話で適当に出しただけだったのに…。


GM:部屋に入ると、まずジョンがその客に対して君たちのことを紹介する。「こちらがアミーの持ち主たち、『取り戻し隊』のメンバーです」そしてその後君たちに対しても商人のことを紹介してくれるね。「お前ら、この人達がアミーを欲しいと言っているバサシさんとカスタードさんだ。失礼の無いようにな」


スイレン:馬刺しとカスタード…


ルーン:食い合わせ最悪かよ。


フィル:てか客って2人いたのか…(笑)


GM:まぁ、客が1人だけだなんて誰も言ってないからな。別に商談に人数なんて関係ないと思うが。


フィル:因みに2人の容姿は?


GM:2人ともヒューリンの老人だ。バサシは女性、カスタードは男性。


スイレン:バサシ女性なのかよっ!?(一同爆笑)


GM:そのバサシが話しかけてくる。「御機嫌よう、私はバサシと申しますわ。こちらは相棒のカスタード。本日はあなた方からアミーくんを買い取らせて頂きに参りました」


ルーン:だってさ、ニート。元気で暮らせよ。


GM:「ちょっと!?売らんといてくれます!?」


スイレン:安心しろ。テールちゃんに頼まれた以上、アミーを売る気はない。手短に話を済ませて帰ってもらおう。…それはそうとバサシさん、あなたはアミーくんを何Gで買うつもりなのかしら?




聞くのかよ。値段。




GM:えーと、ではバサシはその質問に対してこう答えるよ。「3000Gで買い取らせて頂こうと考えております」


フィル:3000?たったの?


スイレン:(見下すように)こんな世にも珍しい喋る火がたったの3000Gだなんてあなた、目が腐ってるんじゃありませんの?それでも商人なのですか?


GM:お、おう。ではそう言われたバサシとカスタードはこしょこしょとナイショ話を開始するぞ(笑)「どうする!?私たち黄香子(イエロー)様から3000Gしか貰ってないわよ!?」「そうだな。ということは普通に考えたら3000Gで買えるはずなのだが…」


ルーン:なんの話をしているのかわからないけど、値段を決める権利はこっちにあるはずだからそのイエロー様とかいう人がどう言おうと知ったこっちゃないぞ。


スイレン:…というか、今の会話かなり商業を舐め腐ってるように聞こえるのだが…商人だったら(・・・・・・)こんなこと言わないよなぁ(笑)


フィル:…ねぇスイレンさん、実はこの2人が登場した辺りからずっと、ボクには気になってることがあるんだけど…(笑)


スイレン:奇遇ですね。私もですよ。


GM:お、そうか。では全員、難易度13『感知判定』をしてどうぞ。成功で彼らの正体を看破することができるぞ。


スイレン:(ダイスを振る)…成功。


フィル:(ダイスを振る)…成功。


ルーン:(ダイスを振る)…あ、失敗。


GM:ふむ。ではスイレンとフィルの2人はバサシとカスタードの正体がわかりました。…どうする?俺の口から言う?それとも自分たちで言っちゃう??


スイレン:…ここは私たちに言わせてもらおうか。


フィル:そうだね。じゃあバサシとカスタードにこう話しかけようかな。その一瞬では見抜けないほどの変装技術と神殿まで乗り込んでくる気概だけは褒めてあげます。


スイレン:だけど、そんな拙い商売をしていては本職の商人を騙すことはできませんよ?…(フィルと目配せして)…せーの……


スイレン&フィル:ナゲット団!!


GM:(にっと笑って)正解だ!…正体を見破られたバサシとカスタード…いや、バーベキューとマスタードは「フッフッフッ…バレてしまっては仕方ない!」と、老夫婦に化けていたその変装を解いた!!「なーっはっはっはっはーい!!ナゲット団参上!『進化したスキル珠』をよこせーーっ!!」


スイレン:フフ…懲りずにやってきましたね。また【放心】させてあげますよ!


ルーン:なんと、このおばあさんたちはナゲット団だったのか!


フィル:ルーンちゃんそこから!?


GM:おっと、「たかだかナゲット団」と思って舐めてると痛い目見るぞ。こいつらは1話のときより格段にパワーアップしているからな!!…というわけで、シーンを切って戦闘に移ろう!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ