OPENINGPHASE04 商人出撃
2017/7/3 本文中の分かりづらいと指摘があった文章を改変
GM:さて、というわけでスイレンのシーンだ。ワットが商店街でカリーと話しているころ、スイレンの元にはテールがやって来る。
スイレン:お、テールちゃん、一体どうしたの?
GM:「お客様が神殿にいらしているので呼びに来ました」
スイレン:え、私にお客さん?
GM:「スイレンさんにというより…『取り戻し隊』の皆さんに、ですかね」…と、まじめに業務連絡をしてくれるテールちゃんだが、何故だかちょっと機嫌が悪そうに見えるよ。
ルーン:ん?テールちゃんにしては珍しいな。どうして機嫌が悪いんだろう。
スイレン:聞いてみようか。テールちゃん、何かあったの?
GM:ふむ。じゃあテールちゃんは少しムスっとした表情で君の質問にこう答えるよ。
フィル(テールになって):「最近お父さんが私の部屋を覗き見ていて…」
GM:ちゃうわっ!?(一同爆笑)…まぁたしかにそれはそれで大問題だけど、テールちゃんそのことには気づいてないから!!
フィル:なんだ、違うのか〜
スイレン:…で、どうしたのかな?
GM:あぁそうだ。質問に答えるんだったな。えーと、テールはこう言っているよ。「その、スイレンさんたちを訪ねてきたお客さんたちがアミーくんを買い取りたいって言っているんです」
ワット:えっ?
GM:「今アミーくんを預かっているのは私ですが、一応持ち主は『取り戻し隊』の皆さんなので、私ではその商談には乗れません。なので、スイレンさんに対応してもらおうと思って呼びにきたんです」
フィル:なるほど。テールちゃんがスイレンさんを呼びに来た経緯はわかった。
スイレン:だけどまだ機嫌が悪い理由がわからないな。
GM:まぁ、そうか(笑)…じゃあ、こう言えばわかるかな。「スイレンさん、アミーくんを預かってる身として言わせてもらいますけど…あの子のこと、絶対売ったりしないでくださいよ?」
ルーン:(ピンと来たように)あぁ、なるほど!テールちゃんはアミーを売ってほしくないんだな!!たしか2話のラストでアミーのこと見て「可愛い」とか言ってたし。
GM:その通り。テールはアミーを売りたくないんだけど、アミーは自分のものではないから勝手に商談をつっぱねるようなことはできないんだ。そのことに関するイライラを募らせてる感じかな。…あと、単純にアミーを欲しいと言っている『お客さん』が面倒な客だったってのもある(笑)
ルーン:面倒なのかー…
スイレン:ふむ、面倒くさい客の相手ですか。それはテールちゃんには荷が重いでしょう。ここは商人である私に任せておきなさい。アミーを売ったりなんかしないから、安心してね。
GM:うん。それを聞いてテールは少しだけ安心したような顔をするね。「ありがとうございます、スイレンさん」…ただ、最後に少しだけジトっとした目になって「…アミーくんのこと、本当にお願いしますね」と、念を押してくる。
スイレン:あっはっは、大丈夫。売ったりなんかしないよ…と言ってテールちゃんの頭をポンポンしましょう。
ワット:(なんだろう、なんというか…)
ルーン:(すっごく胡散臭い)
GM:(なんか、めちゃくちゃ胡散臭いけど)…まぁいいだろう。テールちゃんは一応納得したような表情になった。
スイレン:一応?
GM:いや、なんでもない(笑)これにてオープニングは終了だ。次はミドルフェイズ、アミーをかけた商談の場になるよ。
スイレン:よし、商人の私がテールちゃんのために一肌脱いでやろうじゃありませんか!
ワット:お金に流されないように気をつけてね〜