ENDINGPHASE01 闘いの果てに…
GM:さて、ここからはエンディングフェイズだ。まず、君たちに倒されたトリコさんは呻いているよ。
フィル:《ヒール》をかけてあげよう。えいっ!
GM:では回復。「ぬぅ…貴様ら……いったい何を」
ルーン:いやぁ、いい闘いだったなぁ!
フィル:そうだねー!2回くらい死にかけたけど!
スイレン:最終的に攻撃がルーンちゃんに集中してくれて助かった〜。
GM:「話を聞けぃっ!?」
ルーン:なーにー?おじさーん!今私たち疲れてるの〜
GM:「ワシだって疲労困憊じゃっ!!おぬしらのおかげでな!!…しかし、おぬしらはナゲットの者共ではないのだろう?ならば何故…どうしてワシを攻撃する!!」
フィル:いやぁ、まぁ、それは…そのぉ……
スイレン:アミーに説明してもらうしかないな。
GM:じゃあアミーが解説しよう(笑)「おっちゃん、こいつらは闘うことによって友情を育むっちゅーイカレ集団や。危険やけど害意はない。悪いやつじゃないんやで。ま、やってええことと悪いことの区別くらいはつけてもらわんとこまりますがな!」
ワット:(多分無理だな…)
ルーン:まぁ、そんなわけだし、トリコさんにスッと手を差し出してこう言おう。(いい笑顔で)…これであなたとも、お友達だね!
GM:「………お、おう」(←トリコのセリフ)…一応握手はしておこうか。ルーンとトリコとでテンションの差が超激しいけど(笑)
フィル:良かったねルーンちゃん!無事にトリコさんとお友達になれて!!
ルーン:うん!!
GM:……なんだろうこのすっげぇ釈然としない感じは(←ボコボコにされた直後)
ワット:まぁ、それはともかく、この遺跡ってそもそも何だったんだ?結局ナゲット団もいなかったしさ。
スイレン:あぁ、そういえば、私らナゲット団の逮捕が目的だったな。
GM:「ナゲットの連中の逮捕だと?」それにはトリコが反応する。「ならばお前たちは勘が鋭すぎたのかもしれぬな」
フィル:?…どういうこと??
GM:「ナゲットの連中の目的は、この『《進化版ウェポンクリエイト》のスキル珠』を奪うことらしいのじゃがな、奴らはまだこの遺跡を発見できていないのじゃ」
ワット:あぁ、それはアミーから聞いたな。近くにある別の遺跡をこの遺跡と勘違いしているだとか。
GM:「左様」トリコが頷く「因みにその『別の遺跡』は通称『表の遺跡』と言ってな、このスキル珠の眠る『裏の遺跡』を見つかりにくくするための、言わば囮のような役割を担っておる。ナゲットの連中はそれに綺麗に引っかかってくれとるワケじゃ」
フィル:へぇ、なるほどね。
ルーン:それ以上の情報は…?
GM:いや、これ以上は出ないかな。トリコたちにもナゲット団が『進化したスキル珠』を手に入れて何をするのかはわからないらしい。だけど、とにかく進化版スキル珠は遺跡に奉納されているものだから、遺跡を守る魔獣であるトリコさんにとっては渡すわけにはいかないらしいってことだけ理解してもらえれば十分だ。
ルーン:なるほど了解。
スイレン:なんでトリコさんが遺跡を守っているのかは…?
GM:今はまだ…(にっこり)
スイレン:あー、はい。わかった。まだ語れないんだな。
GM:ごめんね(笑)…さて、話を戻そう。そんなわけでトリコさん的にはもう君たちを攻撃する意思はないが、この遺跡の情報を外に持ち出されるのはできる限り避けたいといった状況だね。
フィル:まぁ、そりゃそうだろうな。
GM:…そこでだ、トリコはルーンにこう質問してくる。「そこの娘さんや、おぬし、刀使いとお見受けするが…《侍の魂》は持っておるか?」
ルーン:?…あぁ、《スピリット・オブ・サムライ》(※刀を取得するスキル)のことか。
GM:「左様。もし持っておるならこれに触れ、起句を読み上げてもらいたい」…と言って、ルーンの前に人間の顔ほどのサイズのある《進化版ウェポンクリエイト》のスキル珠をそっと置いた。
ルーン:人間の顔って…思ったより大きいな(笑)
スイレン:それ、つまり『武器を作れ』ってことだよな?どうしてそんなことを頼むんだ?
GM:それにはトリコは誠意を持って答えるよ。「勝手ですまぬが…これによって生み出した武器には特定の呪い…いわゆる『カース』を付与することができてな。その内容として『この遺跡について他言できなくなる』というものを付けたいのじゃ。無論、お前たち4人を対象としてな」
フィル:あー、なるほど。理解した。たしかに、それはトリコさんにとっちゃいい案ではあるね。
スイレン:…こっちの利点は?
GM:さすが、がめつい(笑)当然そちらにも利点はあるよ。作れる武器が強いんだ。通常のものよりね。トリコさん曰く「心の中で念じるのじゃ。しからばお前が望んだ刀が手に入ろう」ってことになってる。…実際は、俺が作ってきた3つのデータの中から好きなものを1個選んでもらうことになるんだけどね(笑)
ルーン:あぁ、そういえば私1話の最後に「固有武器ほしい!」って話したな!!すっかり忘れてた(笑)
GM:忘れてたのかよ(笑)
フィル:なるほどな。そういうことなら作っちゃっていいと思うよ。
ルーン:そうか。フィルがそう言うなら作っちゃおうかな。
GM:それを聞いてトリコさんが満足げに頷く。「よろしい!では起句を唱えよ!!」
ルーン:出でよ、私の刀!!…《進化版ウェポンクリエイト》!!
GM:瞬間、閃光が弾け、珠の輝きがより一層強くなる。そしてルーンの手の中に今、しっかりと、その感触は伝わった!!
ルーン:…………………!!
GM:……トリコが言う「おめでとう。その刀がお前の新しい相棒じゃ。大事に使えよ」
ルーン:効果は!!ねぇねぇ効果は!!??
GM:は、はいはい。それじゃ、効果の選択に移ろうか。
□■□
GM:今回①〜③までの3つの選択肢を用意したよ!この中から1つ好きなものを選ぶんだ。
①案
種別:錬金術/刀
Lv.1/重量0/命中修正+1/行動修正±0
射程:至近 / 装備部位:片
攻撃力:CL+【筋力】
使用条件:《スピリット・オブ・サムライ》1取得
効果:ナシ
カース:トリコの遺跡のことについて話せなくなる。
②案
種別:錬金術/刀
Lv.1/重量0/命中修正±0/行動修正±0
射程:至近 / 装備部位:片
攻撃力:CL+8
使用条件:《スピリット・オブ・サムライ》1取得
効果:パッシブ。この武器を使用した攻撃で対象に1点でもダメージを入れた場合、対象にバッドステータスの【恐怖】を付与する。
カース:トリコの遺跡のことについて話せなくなる。
③案
種別:錬金術/刀
Lv.1/重量12/命中修正±0/行動修正±0
射程:2m / 装備部位:片
攻撃力:CL+7
使用条件:《スピリット・オブ・サムライ》1取得
効果:ナシ
カース:トリコの遺跡のことについて話せなくなる。
GM:因みになんらかの手法でこの『カース』を破ると刀は消失してしまう。あまり下手な手は打たないように注意してね。
フィル:え、まって。なにこれ、全部強くね!?
スイレン:攻撃力が【筋力】準拠なのと、【恐怖】付与するのと……まぁ、射程2mは謎だが…(笑)
GM:それでも③は唯一重量がある。武器の重さを生かすスキルもあるから、場合によっては選択肢に入ると思うよ。
ルーン:……【恐怖】ってなんだっけ?
フィル:自分に対する命中判定に−2Dっていうバケモノバッドステータス。当然回避できる確率は上がるし、むしろ相手が命中ファンブルしてくれる確率も上がる。
ルーン:なるほど。強いな…(熟考して)……よし、決めた!!②番の剣にする!!!
GM:OK!②番だな!!では次回以降ルーンにはこの刀を使って冒険してもらうよ。刀の名前は次回までに自分で付けてくれ。
ルーン:はーい!
GM:さて、以上で武器製作フェイズは終了。本題に戻ろう
□■□
GM:さて、トリコさんが言う。「これでもう大丈夫だ。今日はもう帰ると良い、お互いに疲れただろうからなぁ」
フィル:あ、ちょっと待った。
ワット:?
フィル:アミーは?どうすればいいの??
ルーン:あ(←忘れてたらしい)
GM:「アミーか…」トリコは少し考え込む。「うーむ…もうかれこれ300年、アミーには遺跡の番人を任せてしまったしのぅ…そろそろ自由にしてやっても良いかもしれんなぁ」それに対してアミー「なんや、冷たいこと言うなやおっちゃん!ワイは別にかまへんで!!」そしてトリコ「しかし…今回ほぼ手も足も出ずにこの者どもにやられた訳だしのう…番人としてアミーは力不足じゃな」(一同爆笑)
スイレン:おいっ(爆笑)なんかアミーがすっげぇ可哀想な扱いを受けてるぞwww
ワット:切り捨てられたwww
GM:「そっ、そんなぁーっ!?」アミーはショックを受けた様子だが…すぐに気を取り直す「まぁでも、たしかにワイが戦闘面であまり役に立たんのは事実やし、ずっっと外ぉ出たい思うとーたのもまた事実。というわけでルーンちゃん!ひとつだけ頼みがある、ワイをお前さんらに同行させてくれ!後生や!!」
フィル:だってさ、ルーンちゃん。
ルーン:えー……(←嫌そう)
GM:因みにだけど、ここでアミーを連れて行くかどうかはPCたちの自由。ただし、さっきも話したけどアミーは《進化版ファミリア》のスキル珠によってできた『使い魔』だ。いるとまぁまぁ便利ってことは頭に入れときな(笑)…GM的には、連れて行ってくれると助かるな。常に喋れるNPCが君たちに同行することになるわけだし。
ルーン:なるほど。じゃあしょうがない!この300年モノのニート、連れて行くかっ!!(一同爆笑)
GM:「いやニートじゃないわ!!遺跡の番人やって!!」
スイレン:はいはい。言ってろニート。
フィル:ボクたちについてくるならちゃんと働いてもらうからねー。
GM:「だから、、、ワイはニートやなーーいっ!」…と、オチがついたところで、このシーンを終了しましょう。