表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/367

MIDDLEPHASE09 ダンジョンとは敵であり悪である。

火の壁を攻略(?)し、マップ上方に足を伸ばした一行。

フィルの提案でまずは『クリアウォール』の探知をすることになり、無事に1枚見つけ出すことに成功した。

その後、またしても行く手を阻んでいたノコギリをどかすため、ルーンが先ほどの『移動装置』を再度起動させ、ノコギリを元の位置に戻すことにも成功。


そして一行の前には一枚の『扉』が立ち塞がったのであった…。


挿絵(By みてみん)


スイレン:『扉』か……やっぱり右側にもマップは続いてたんやな。


フィル:まず、全く何も無い左上に仕掛けられている『クリアウォール』が謎すぎて怖いし、あと、ここから上中央の広い空間に何があるのかわからないのも超怖い。


ワット:GM、左上の『クリアウォール』の向こうには本当に何もないの?


GM:本当に何も見えないよー(ニヤニヤ)


スイレン:となるとやっぱり『扉』か『上方の空間』か、どっちかから調べないといけないわけだな。


ルーン:どっち行く?


フィル:(少し考え)…右側はまだ本当に全く謎だから行くのは怖い。上側から行こう。


ワット:了解。では曲がり角からそーっと上側のスペースを覗き見るよ。


GM:OK。上の広い空間はこんな感じになっているのがわかったよん。


挿絵(By みてみん)


ワット:GOALっ!??


ルーン&フィル&スイレン:宝箱っ!?


GM:そこ3人、反応する方間違ってるぞ。


ルーン:間違ってねぇだろっ!?中の人的にっ!(←過去、私のリプレイで宝箱に食われたり宝箱の中からの奇襲攻撃を食らったりしている)


スイレン:ワットくん気をつけろ。こいつの出す宝箱は最大警戒対象だ。


ワット:そんなにかよっ!?


GM:否定はしない。


一同:そこは否定しとけよっ!?(笑)


GM:まぁまぁ。……で、どうするんだ?


一同:……………………


ワット:い、一応開けてみようか?


スイレン:……………(難しい顔をする)


フィル:……開けなくてもいい気はする。


ルーン:むしろ開けない方がいい気もする。


ワット:え、ぇぇえ……


GM:まぁ、『トラップ探知』くらいしてみてもいいんじゃない?


ルーン&フィル&スイレン:(心底嫌そうな顔する)




そんなにかよ。




ワット:ま、まぁとりあえず、『トラップ探知』やっちゃうよ?いいね??


フィル:うーん……お、OK。いつでも《プロテクション》撃てるように準備はしておくよ。


ワット:OK。(ダイスを振る)…達成値は21だ!


GM:トラップは無いです。


一同:…………………………………


GM:無ぇっつってんだろ早よ開けろっ!?(笑)


ルーン:嘘だ!宝箱にトラップがないなんて何かの間違いだ!!




怯えすぎだ。




GM:いや、達成値21がそんなに信用できないか…w まぁ、そんなに嫌なら無理に開けなくてもいいけどさ。


フィル:いや、21で無いって言われたなら本当に無いんだろう。ワットくん、開けちゃって!


ワット:はいよ。ぱかっ!


GM:中には何もありません。


ワット:(残念そうに)あー………


GM:…が、ここで難易度11感知判定。


ルーン:ほら見ろトラップだぁーーーっ!?


GM:待て待て誰がそんなこと言った(笑)


ワット:(ダイスを振る)…達成値19で成功。


GM:宝箱が二重底になっていることがわかります。


フィル:じゃそこも含め『トラップ探知』!(血眼)


ワット:必死だなぁ…(笑)




結局宝箱にトラップは仕掛けられておらず、二重底の下には『毒消し』が2本隠されていた。




ルーン:なかったな?本当に何もなかったな!??


フィル:もう大丈夫だよルーンちゃん(よしよし)


スイレン:いや待てまだだ。『毒消し』に『トラップ探知』!!『アイテムクラッカー』があるかもしれん。


GM:ねぇよ。


スイレン:なんだとっ!?…宝箱にトラップが無いなんて。明日は大吹雪だな。


GM:いや普通だろ。…で、宝箱は調べ終わったが、この後どう行動するんだ?


フィル:まだ探索してないのは『左上』と『右側』か。


ルーン:そっち探索する必要あるかな?もうゴールでもいいような気がするけど。


フィル:……そうだね。まぁまだゴールに何か変な仕掛けがあるかもしれないから、とりあえず一旦近づいて『トラップ探知』程度に留めておこう。


GM:あ、みんなゴール行っちゃいます?


フィル:うん。


GM:では全員『クリアウォール』にぶつかります。2D(達成値6)の貫通ダメージ♪


一同:ぐへっ!?


挿絵(By みてみん)


ルーン:気持ちわるっ なんだよこの壁


フィル:まぁ、まだ探索スペース残ってるのになんでゴールが見えるんだろうなーとは思ったよ…w


スイレン:てことは扉だ。さっさとこじ開けるぞ!!


ワット:扉にトラップ探知!!


GM:『鍵』がついてるよん。今はかかってないけど、扉の向こう側に人が入ったら自動的にロックがかかる仕組みになっているらしい。


ワット:じゃあ解除を…


ルーン:いや、いい。メジャーで攻撃して鍵を破壊…いや、扉を切断します。


挿絵(By みてみん)


GM:ひっでぇ(笑)


ルーン:何をいまさら。


フィル:それじゃ、いつでも《プロテクション》撃てるように構えながら扉の向こう側を覗き込むよ。


GM:OK。すると君は左側に『扉』、右側には『クリアウォール』によって堰きとめられた『毒ガス』が見えるよ。


一同:なんじゃそりゃっ!??


スイレン:え、待って。なんで堰きとめられてるのかがまったくわからない。


ルーン:『クリアウォール』の向こう側に『毒ガス』があるのか…って待てよ。これ、もし『ベルトコンベア』のところで壁に穴を開けてたら…?


GM:(にっこりしている)


ワット:…宝箱に『毒消し』が入っていた意味がわかった気がする(苦笑)


スイレン:と、とにかく、扉のところまで行こう。


GM:OK。では扉に近づくと、そこに『1人のみ進入可』と書かれていることがわかるね。


ワット:1人だけか…いや、その前にまず『トラップ探知』


GM:残念。『トラップ探知』を行うと、扉に仕掛けられている『エナジーロスト』に触れてしまうね。5点MPロスを受けて下さい。因みに他のトラップは仕掛けられていないよ。


ワット:げっ…そんなのがあるのか。


フィル:てことは…今扉を触ってるワットくんが部屋に入っちゃうのが1番いいな。『エナジーロスト』の発動回数抑えられるし。


ワット:了解。部屋に進入します。


GM:すると部屋の中には高度な錬金術によって作られたモニターがありますね。


ルーン:モニター?


GM:因みに『クリアウォール解除装置』と表示されているよ。


一同:そういうことかーっ!?


GM:解除しますか? ▷はい いいえ


ワット:当然します。


GM:ではモニターに『暗号』が表示されます。これを解くには難易度16知力判定!


一同:【知力】かよっ!!??


スイレン:てことは私だな。どうにかして部屋の中に入りたいが…


フィル:進入は『1人だけ』だし、『エナジーロスト』が地味に痛いし……


ルーン:じゃあもう扉と壁壊そうぜ。仕切る壁がなくなったら『1人のみ』もクソもないしな!!行くよワットくん!


ワット:おー!


挿絵(By みてみん)


GM:(絶対やると思ったけど)….酷いなぁw


ルーン:よし、これで『クリアウォール』解除せずともゴールできるようになったぞ!


フィル:(咄嗟に)いや待て!感知判定でゴール付近の『クリアウォール』を探しておこう!


ワット:あっ


スイレン:それもそうだな(ダイスを振る)…達成値14!


GM:チッ、バレたか。成功だよ、ココに『クリアウォール』がある。


挿絵(By みてみん)


スイレン:あっぶね。


ルーン:でもまぁ、これでも『クリアウォール』解除したら即座にゴール行けるよね。


ワット:それもそうだ。


フィル:みんな忘れるなよ?『クリアウォール』解除したら後ろの『毒ガス』も一気に流れて来るからな?


スイレン:了解!というわけでGM、『クリアウォール解除装置』の『暗号』を解くぞ!


GM:OK。難易度16の知力判定だ!


スイレン:(ダイスを振る)…達成値18!


GM:成功だね!全ての『クリアウォール』が撤去されるよ!!


ルーン:よし、全員ゴールに雪崩込め!!


フィル:待った!!その前にゴールを『トラップ探知』!!


ワット:(ダイスを振る)…達成値は22です!!


GM:うーん…惜しい、気づかれたか。トラップ『イリュージョン』…これが見つけられたことにより、『GOAL』の4文字が薄れていき…下にあった『エクスプロージョン』がむき出しになりました。


一同:あっぶねええええええええっっ!!!!!!


GM:因みにこれ、『フェイクゴール』ね。本物じゃないよ♪


挿絵(By みてみん)


フィル:てことはもうゴールは『左上』で確定じゃねぇか!?


ルーン:待て待て。まだわからんぞ。このGMのことだから『毒ガス発生装置』がゴールかもしれん!!


GM:(俺、そんなに鬼畜に見えるかなぁ)


スイレン:よし、それじゃあ私とワットくんで『左上』調べるから、ルーンちゃんとフィルくんは『右下』見てきて!!


ワット:さらっと自分が安全な手法を選んだ!?


フィル:まぁもうそれでいいや!行くよルーンちゃん!!


ルーン:よしきた!フィルをおんぶして突貫するぜ!


フィル:え?いや、ちょ…何故おんぶ!?恥ずかしいわ //////


GM:では毒ガスに入った君たち2人は2D点のHPロスです。


ルーン&フィル:ぎゃぁぁぁぁあああああっ!??


スイレン:ひどい、無抵抗の彼女たちに毒ガスを浴びせるなんて!!


GM:いや当たり前だろ。(ダイスを振る)…ほら、7点ロスだ。


ルーン&フィル:げぼげほげほ


スイレン:私は壁に《ウォータースピア》(ダイスを振る)…ダメージは16点!


GM:OK。壁は壊れたよ。


ワット:では『左上の部屋』に飛び込みます。


GM:難易度13感知判定!


ワット:(ダイスを振る)…成功!


GM:おめでとう!トラップ『コンシール』によって隠された『エレベーター』を見つけたよ!ここがゴールだ!!


ワット:よっしゃあ!!


挿絵(By みてみん)


GM:…で、毒側の方だが?


ルーン:え、待って、なにこれ!?何で私たちこっち側に来てるの!?


スイレン:GMの巧妙な罠だ。




いや、お前のせいだよ。




GM:えーと…まぁ、そっち側にもなにもないことはないんだけどさw


フィル:マジ?じゃあもっと近づきます!


GM:ハイ2D+6のHPロス。


ルーン&フィル:ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!??


GM:…で、『毒ガス発生装置』のところまで辿り着いたけど?


フィル:『トラップ探知』(ダイスを振る)…達成値16!!


GM:おっと成功。なんとこいつは『スキルブラスター』だ。中心に《ポイゾネスミスト》の『スキル珠』がハマってるよ。


一同:なんだとっ!?


スイレン:よし、2人とも!必ず持ち帰ってこい!!


GM:そんな君に朗報。そっちにも毒が到達して来たね。ワットとスイレンに2DのHPロス。


スイレン&ワット:ぐはっ!?


ルーン:さて、じゃあ《スキル珠》を回収するぞ!


GM:それには難易度16『トラップ解除』だ!


ルーン:(ダイスを振る)…出目で9、能力値6、《マドリガーレ》で+4!合計19で解除成功!!


一同:よし!!


GM:おめでとう。君たちの付近からは毒霧が晴れた。


フィル:ぷはーっ!!死ぬかと思った!!!


GM:…が、そっちにはまだ残ってるよん。スイレン&ワットに2DのHPロス☆


スイレン&ワット:ぐへっ!?


挿絵(By みてみん)


GM:……OK。これで全トラップが作動し切ったぞ。これがこの部屋の全貌だ!あとはエレベーターに乗るだけ!!


フィル:なんつー鬼畜部屋だよ(震え声)


スイレン:私ら、よく死ななかったなぁ(遠い目)


ルーン:因みにエレベーターに乗ると天井にぶつかるなんてオチは…?


GM:ないよ。エレベーターに隠されていた『コンシール』を解除するとき、一緒に上への通路も現れた。ついでに言うと今はその穴が『毒ガス』の排気口になってる。


スイレン:なるほどな。


GM:…さて、ほかにやりたいことはないな?思ったより時間かかっちゃったし、回復だけ済ませてさっさと次のシーンに行こうか。


ルーン:まだ終わりじゃなかったのかよ!?…てか、もうここがクライマックスでよくね!?


フィル:(時計を見て)…リアル時間で2時間半くらいこの部屋いたぞ……


GM:まぁ、そのくらい作り込んだからな。…さて、本格的に時間押してるから先に進もう。次は皆さんお待ちかねのクライマックスフェイズだ!


ワット:本当に待ったわ…(笑)


ルーン:さぁ、待ってろトリコさん!絶対に友達になってやるからなぁっ!!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ