ENDINGPHASE 顕現
GM:さて、エンディングに移ろう。君たちに軽く吹き飛ばされて猫が狼狽える。「馬鹿な、馬鹿な馬鹿な馬鹿な……!! これが古代の力だというのか!!!!」(一同爆笑)
ルーン:そうだよ。
GM:「ありえない……私が苦労して手に入れた300年前の力が……こうもあっさりと……」
ワット:こっちは古代だぞ。
フィル:年季が違うんだよなぁ。
スイレン:正直チート級だったとは思います。
GM:「み、認められるか!! こんな結末を!!!!」 そう言って猫は呪いの魔力球を生み出します。ちなみにこれは演出です。いい感じに止めて猫を倒しちゃって下さい。
スイレン:では古代装備の力で出力が上がった《ウォータースピア》を魔力球にぶつけます。
GM:「なっ!?」 激流にかき消されるように、魔力球が消滅する。
ルーン:猫の正面に飛び込んで上段から紅月を振り下ろします。「てやーーっ!!」
GM:その一撃を避ける力は既に猫には残っていない。斬撃を正面から受け、猫はその場に倒れ伏した。
ワット:キャンペーンの要所要所で出てきた強敵枠だったけど、……最後はあっけなかったな。
ルーン:「ふぅ、一丁あがり。」
フィル:「さて、テールちゃんは無事かな」
GM:テール、マイカ共に戦闘前と変わらず水晶柱に囚われています。
ルーン:「叩き割ればいいのかな?」
スイレン:「もっと優しく触れてあげて下さい」
ルーン:じゃあテールちゃんの水晶柱にそっと触れます。
GM:ルーンが触れると、水晶柱に小さな亀裂が入る。亀裂は徐々に大きくなっていき、やがて高い音を立てながら水晶は割れた。中にいたテールがルーンの方へ、倒れるように落ちて来る。
ルーン:受け止めるよ。
GM:では君はテールをぎゅっと抱き留めることだろう。「う……ルーンちゃん……?」
ルーン:「テールちゃん久しぶり~。迎えに来たよ~」
GM:「うん、ありがとう」 テールはにっこりと笑顔を見せた。
スイレン:ところでマイカさんは?
GM:テールと同じタイミングで水晶柱が割れて地面に倒れますね。
スイレン:さすがに受け止めに行きますよ。
GM:了解、受け止めていいです。「う……ここは……?」 マイカも意識があるようです。
スイレン:話せそうですか?
ワット:アルディオンにいたときは会話できるような状態じゃなかったはずだけど。
GM:まだ少し朦朧とはしていそうですが、以前と違って会話はできそうに感じます。
スイレン:では――
GM:いや、その前に少し描写を。カツンーー。と、その場に足音が響きます。いつの間にかすぐ近くに人が立っています。
ワット:誰だ?(レールガンを構える)
GM:君たちがよく知っている人物です。「お母……さん?」 赤い髪を持つその女性は、マイカを見て動揺したように声を震わせている。
ルーン:イルゼさんだーーーー!!!!!!!!
フィル:そういえば冥界にいるんだったーーーー!!!!!!!!
スイレン:「ワットくん、銃を下ろしてください。彼女とは戦う理由はないはずです」
ワット:スイレンさんがそう言うなら、その通りにします。
GM:イルゼの方も戦う様子はない。ただマイカとスイレンの方へゆっくりと近づいて来る。マイカの方も娘の存在に気付いたようで「イルゼ……?」と目を見開いた。
ルーン:感動の再開だぁ。
GM:ルーンはそんな二人の様子を見ていましたが、突然、腕の中のテールがハッとしたように上を向きます。「待って、この人たちは違う!!」
ルーン:え、なに??
GM:では全員、感知判定をどうぞ。難易度16、ルーンはボーナスで+2Dだ。
ルーン:このタイミングで……? (ダイスを振る)……成功。
フィル&スイレン:(ダイスを振る)……失敗。
ワット:(ダイスを振る)……成功。
GM:成功した人には声が聞こえます。「やめてよ! あたしからテールを取らないでよ!」
ルーン:な、なに……?? 誰??
GM:イルゼとマイカにも同じ声が聞こえているようで、二人そろって上を向いている。
スイレン:「どうしました……?」(←聞こえてない)
フィル:「どうかしたのーー?」(←聞こえてない)
ワット:まずい、動けるのが俺だけっぽい。GM、声はどっちから聞こえる?
GM:上からだけど、もう少し詳細に言うとテールの真上の方から。
ワット:え。
ルーン:「あなた誰ーー? テールちゃんのお友達ーー?」
GM:「お願いヘル、落ち着いて。この人たちは悪い人じゃないから」とテール。
ワット:ヘル……?
フィル:確か冥界の管理者とか言われてた……(※16話参照)
GM:「テールはぜったい渡さない。あたしから、テールを奪うな!!」 ヘルと呼ばれた声の主がそう叫んだ瞬間、君たちの足元の地面が割れ、大穴が開きます。
一同:げええええええーーーーーーっ!!
フィル:しまった!! ボクたち全員飛べないんだ!!!!
スイレン:このギルド本当にCL:18ですか!?!?
GM:真っ逆さまに落下する中、なにもなかった空中に急に暗い靄が立ち込める。そいて靄の中から、巨大な手が伸びてくる。
ルーン:テールちゃんを庇うよ。
GM:いや手が伸びる先にいるのはテールじゃない。イルゼの方だ。
ルーン:何でーーーー!?!?!?!?
ワット:テールが欲しいんじゃないのか!?
GM:「テール、ちょっと待ってて。あたしといっしょに外に行こう。こんなに暗い所じゃなくて、もっと明るくて二人で遊べる場所に行こう」
ワット:だからそいつはテールじゃないって――
GM:「待ってて、今顕現するから。ほら、ちょうどいい所に死者がいた」
ワット:――なんて?
ルーン:なんかとんでもないこと言ってない!?!?
GM:伸びた手がイルゼの身体をぎゅっと掴む。その瞬間、イルゼを中心として黒い光が放たれ、君たち6人を襲った。
スイレン:さすがにこれは私たちにも見えてていいですよね!? 何が起こってます!?
GM:声は聞こえてないですが、光景は見えてます。そして光を浴びた君たちの身体も同じように輝き出す。何度も経験しているので何が起きているかもわかるでしょう、これは転移の魔術です。
フィル:またこれかーーーーーーっ!!!!!!
GM:光がより一層強くなり、君たちの身体を完全に包み込む。そして――
□■□
GM:――気が付くと、君たちは砂浜で倒れていました。
ルーン:テールちゃんは!?
GM:君の腕の中あった感覚はもうない。周囲を見渡すと、ギガント・リュアス島の海岸に飛ばされたことが分かるでしょう。人影は自分を含めて5人。ルーン、フィル、スイレン、ワット、マイカ。
一同:ですよねーーーーーー!!!!!!
スイレン:最終回まであと2話。これが最後の誘拐ですか……
フィル:一体どこに連れ去られたのやら。
ワット:ついでにイルゼも消えてるが。いったいどこに行ったんだ?
GM:さらに遠くを見渡せば、遥か北方、エリンディル大陸の方の空が暗く黒雲に包まれ渦巻いている様子が見えるだろう。
ワット:絶対あそこだ!!!!
ルーン:わかりやすくて助かる。
GM:はい、こんなところで今回は締めたいと思います。いよいよあと2話。ラストスパートで行きましょう。以上でともはて18話『ヘルヘイムの御子』締めたいと思います。おつかれさまでした!!
一同:おつかれさまでしたーー!!




