OPENINGPHASE02 ただいまヴァンスター
GM:さて、君たちのオープニングに入って行こう。君たちは転送石で帝都ヴァンスターへと転移。そのままヴァンスター城へと向かうことになるだろう。
ワット:ちなみに水霊の憩いの仕事はどうするの?
スイレン:前の社員が戻って来ているので、全部任せちゃっても大丈夫だと思います。
ワット:なるほど。
GM:城に行くといつもより兵士の人数が少ないことに気づくでしょう。
フィル:あ、一応兵士さんはいるんだね。
GM:マスターシーンで城が壊滅したような描写をしましたが、あれから少し時間が経っています。その間に各所から兵士を呼び戻して中枢としての機能は取り戻したようです。
ルーン:とりあえずゼダン様の所に行こう。「通して~」
GM:ルーンの顔パスで城内に入ると、すぐにバーパスが君たちを迎えに来ます。「取り戻し隊の皆様、お待ちしておりました」
フィル:おお、懐かしい名前が。「バーパスさん、生きてたんですね」
※バーパス
6話で登場したヴァンスター帝国の第三特務大臣。ゼダンの忠実な部下だが、初登場時の言動が胡散臭かったせいで取り戻し隊からの信頼がとても薄い。
GM:「ええ、危ない状況でしたが、ゼダン様のお力で被害は最小限に済みました」
ワット:さすがゼダン様。
GM:「ゼダン様が皆さんをお待ちです。さぁ、地下へ」 そう言うとバーパスは君たちを地下室への隠し通路へと案内してくれた。
ルーン:トラップはない?
GM:地下室にトリコさんが住んでるとはいえ、さすがにないです。安全に整備された通路を通り地下室へ降りると、そこにはゼダン様が急遽設置した玉座に座って待っていました。
ルーン:「ゼダン様。ただいまー」
フィル:え、軽っ。
スイレン:実家ですか??
GM:「ルーンよ、よくぞ帰った」
ルーン:「まあテールちゃんが攫われたらそりゃ帰って来るよね」
GM:「そうだな。早速だが攫われた御子を取り戻すために再び任務に就いてもらう必要がある。異論はないな?」
ルーン:「スイレンさんOK?」
スイレン:私に聞かれても断れるわけがないんですけどね。
ルーン:「OKだって」
GM:「よし、ならばまずはマジェラニカに向かい、最後の御子を保護して来るのだ」
フィル:ああ、ライアさんか。
※ライア
10話で登場した蹄の御子。マジェラニカ地域のギガント・リュアス島で暮らしている。
ワット:アルディオンからエリンディルに帰って来たばかりなのにまた大陸移動か。人使い荒いな。
GM:まぁそのへんは転移で一発なので。
スイレン:「神聖皇帝、一つ伺ってもよろしいでしょうか」
GM:「なんだ?」
スイレン:「最後の御子を保護することの重要性は理解しています。しかし今は敵の居場所を突き留めて一刻も早くテールちゃんたちを取り戻すことの方が重要なように思うのですが」
GM:「それについては支障ない。御子らの居場所は見当が付いている」
スイレン:「なんと」
ルーン:「どこにいるの?」
GM:「奴らが連れ去られたのは『冥界』……またの名を『ヘルヘイム』だ」 ここで難易度20の知力判定をどうぞ。
スイレン:(ダイスを振る)……成功。
GM:ではスイレンは冥界について知識があるだろう。アリアンロッドRPGで扱われる世界には、今君たちがいる『物質界』の他に、神喚者や動物の王が住む『幽界』、アーケンラーヴなどの神々が住む『神界』、魔族たちが住む『魔界』などがある。冥界ヘルヘイムはそれらの並行世界のうちのひとつで、死者の棲む世界と言われている。
ワット:なんと。
GM:ゼダンが補足するように告げる。「余の城に侵入し御子らを連れ出した巨人は恐らく、冥界の管理者である『ヘル』だと見ている」
ルーン:「へる?」
GM:「ヘルは神ロキによって作り出された、すべてのアンデッドの始祖と呼ばれる怪物だ。神に作られたという点も含め、存在自体が動物の王と似ていることから対比するように『アンデッドの女王』と呼ばれている」
スイレン:ロキって……
フィル:ソフィさんのことだね。
ルーン:「なんでそんなすごそうな女王様がテールちゃんたちを狙ったの?」
GM:「さあな、目的はわからぬ。だが"死人の沼地"にあったナゲット団の本部を調べた結果、奴らの前身組織である"狩人"が女王ヘルを信奉する組織であることが発覚した」
フィル:はえー。
ワット:……9話で出てきた基地か。俺たちがマジェラニカに行ったりアルディオンに行ったりしている間にも色々と調べてくれていたんだな。
GM:「となれば、少なくとも奴らが御子を狙っていた理由については、女王ヘルに御子を捧げるためであると考えられる。だからヘルが直接出向いてきた今回、御子らが連れ去られた先は冥界であると考えられるのだ」
スイレン:「なるほど……」
ルーン:……え、そうなってくると、このキャンペーンのラスボスってもしかしてソフィさんになる?
フィル:……否定はできない。
GM:話を続けるよ。「従って、御子らを取り戻すためには冥界に行く必要があるのだが、今の我々には次元を超えて別の世界へ移動するための足がない」
スイレン:そうですね。世界間移動には『万能帆船』などが必要ですが、あれは幽界にしかないので。
GM:「だが、地形や環境を問わず『あらゆる場所を駆け抜ける』という能力を持つ蹄の御子であれば……」
フィル:「……え?……もしかして次元の狭間を"走って"移動できるってことですか??」
GM:「そうだ」
フィル:「まじかーー!!!!」
ワット:まさかそんな繋がり方をするとは。
スイレン:なるほど。それは確かにライアさん超重要ですね。今すぐ保護しに行きましょう。
ルーン:おっけー。「それじゃあゼダン様、ちょっくらライアさん保護して来るね~!!」
GM:「ああ、吉報を待っている」
ルーン:よーし、マジェラニカに向けて転移します。
フィル:いや、その前に買い物を。
ルーン:そっか、じゃあ先にファットに転移します。
GM:OK。そんな感じでオープニングを終了しよう。




