OPENINGPHASE01 ヴァンスター城地下にて
GM:それでは本編に入っていきましょう。最初はマスターシーンです。ヴァンスター城の地下、黒い瘴気を吐き出しながら異形の巨人がゆっくりと歩いている。
フィル:地下って、トリコさんがいるところ?
GM:その通り。当のトリコは巨人の背後で深い傷をって倒れている。
ワット:おい。
スイレン:いきなりピンチじゃないですか。
GM:ヴァンスター城の地下には進化版のスキル珠を作るために必要な『業の石』が保管されている。巨人はそこに近づいていき、ゲル質の身体に業の石を取り込んだ。
ルーン:ええ……? それが狙いだったの?
GM:「返せ……それは……」 トリコが床を這って異形の巨人に手を伸ばす。しかし巨人が制止を聞き入れる様子はなく、ゆっくりとトリコの方へ振り返ると、とどめを刺さんとばかりに拳を振り上げた。
フィル:トリコさん逃げてー!《テレポート》してー!!
GM:……が、その拳が振り下ろされる前に、地下に低い声が響いた。「余の城に許可もなく入り込み、窃盗を働くとは。冥界の王とはかくも卑しいものなのか」
ルーン:この強キャラぽい台詞はまさか……!
GM:異形の巨人とトリコのもとに、太陽のように輝く長剣を携えた男が近づいて来る。その正体はお察しの通り、ヴァンスター皇帝、ゼダン様だ。
スイレン:ゼダン様キターー!!
GM:ゼダンは手に持っていた宝剣クラウ・ソルスを掲げる。すると異形の巨人はその剣から放たれる光を嫌うように一歩退き、そのまま地面に溶けるようにして消えて行った。
ルーン:逃げるなァァァァ卑怯者ォォォ!!
フィル:○獄さんの勝ちだぁぁぁあ!!
GM:「フン、転移封じの結界をものともしないあたり他の王と同じデタラメな存在ではあるようだな」 ゼダンはそう言って鼻を鳴らすと、クラウ・ソルスを鞘に納めた。
ワット:でも退けたはいいけど、業の石と動物の王の御子三人は持っていかれたよな? どうするんだろう。
GM:トリコも「急いで追わないと大変なことに……」と言っている。しかしゼダンはそれを手で制する。「慌てるな、既にフェリタニアに連絡を飛ばしている。じきにルーンたちが戻って来るだろう。手を打つのはそれからでも遅くはない」
ルーン:なるほど、それでノルウィッチに伝令が届いてたわけね。
フィル:これは急いで戻らないと。
GM:OK。そんなところでこのシーンは終了だ。次は君たちのOPに入って行くよ。




