PREPLAY02 今回予告&ハンドアウト
2018/2/24 誤字訂正
某月某日。
とあるマンションの一室に5人の男たちが集まった。
ぐるぐる:さて皆さん。お忙しい中お集まりいただきまことにありがとうございます。その上でひとつお聞きしたいことがあります。お前ら正気か?
フラマン:いい加減諦めろ。そもそも言い出したのは君なんだから。
十六夜:というか今日集まった時点でもう20話のうち1話目のシナリオはできてるんだろ?
ぐるぐる:う、うん。そりゃできてるけど…
フラマン:だったらもう引き返せねぇな(笑)
甘利:ここまできたらやるしかないか(笑)
Fle:楽しめるといいな〜
どうやら本気で20話やる気らしいこの面々を見て、私はもう、腹をくくるしかなかった。
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ではここで私とフラマンを除いた残り3人を紹介してしまおう。
甘利 冷
20話セッションに真っ先に噛み付いて来た重度のTRPG中毒患者。
その経歴は今回のメンバーの中では最も古く、ロールプレイはお手の物。しかしキャラデータで趣味に走りまくる癖があり、一度キャラを作り始めると「枠が足りない枠が足りない」と呪文のように唱え続ける。
アリアンロッドガチ勢
十六夜
フラマンに引き続きぐるぐるのリプレイ皆勤賞。
やけに勘が鋭く、GMの裏をかいた行動をしてくることが多い。
キャラクターデータは、ひとつの技能を集中的に伸ばす特化型ビルドを好む。
今回はどんなビルドになるか、乞うご期待!
Fleaker
アリアンロッド初プレイの初心者枠!
フラマンの友人で、彼に巻き込まれるように(?)してこのセッションへの参加が決定した。
リプレイ化にあたりハンドルネームを作って欲しいと言ったところ『Fleaker』とかいうカッコいい名前を指定してきたあたり侮れない。
アリアンロッド初心者の読者様はこの人の立場になって読み進めることをお勧めします。
今回から20話、このような面子でお送りしたいと思います。
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ぐるぐる(以下GM):それじゃ、そろそろセッション始めようか。
一同:お願いしまーす!
GM:まずは『今回予告』から発表します。
甘利:今回予告ってのは、そのシナリオで大体こんな話をやるよ〜っていうあらすじを紹介するものだね。
十六夜:それをもとに自分のキャラ設定とかを考えるきっかけにする感じ。
Fle:なるほど、わかった。
GM:おーけー?それじゃ、読み上げます!
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今回予告
ここは神聖ヴァンスター帝国の港町、ファット。
海沿いにありながらも豊かな土地に恵まれたこの都市は、家畜や野菜などを次々と育て上げ、海路陸路双方から帝国領内各地に次々と出荷することで経済を潤わせていた。
今日は、そんな農業都市ファットが誇る、「豊作祭」が開催される日だ。
一年間の実りを祝い、豊穣の女神アエマに感謝を捧げるこの祭りはこの国の名物で、毎年多くの観光客が訪れる。
……が、しかし。今年は何か不穏な影が潜んでいるようだ。
アリアンロッドRPG2E リプレイ
第1話「集いし4人」
冒険の舞台が、君を待つ!
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Fle:おぉ〜
十六夜:豊穣の女神…ね……(笑)
フラマン:あらすじというか、舞台設定みたいやね。
GM:うん。今回は1話目だし、とりあえず舞台を確立させておきたかった。そのかわり、PCたちのキャラ設定のもとになる『キャラクターハンドアウト』も用意したから、それで今回予告の足りないところを補完してる感じかな。
甘利:なるほどわかった。
GM:ちなみにハンドアウトは各キャラクターに1つずつ用意してあります。どのハンドアウトをもとにキャラクターを作るか、よく考えて決めて下さい。
Fle:わかりました!
GM:ではまずPC①から!
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PC①用ハンドアウト
メインクラス:ウォーリア
コネクション…テール 関係…幼馴染
君にはファットで一緒に生まれ育った、テール・プロミーゼという幼馴染がいる。
今まで神官見習いとして神殿で働いていた彼女は今日の豊作祭をもって正式な神官として採用される。
君も、そんな幼馴染に負けないように、今日この日をもって子供の頃から憧れていた「冒険者」になることを決めていた。
こうして君は、まだ一度も使われていない新しい武器を携え、神殿の扉を開くこととなる。
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十六夜:なるほど。テールちゃんっていうヒロインとイチャラブする枠ですな。
フラマン:素晴らしい。百合展開が期待できるな。
GM:(百合なのか…)
甘利:(百合なのか…)
GM:ま、まぁいい。次はPC②だ。
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PC②用ハンドアウト
メインクラス:アコライト
コネクション…テール 関係…同期
君はファット大神殿にて働く神官見習いだ。同期の女の子、テール・プロミーゼは今日の豊作祭をもって神殿に仕える正式な神官となることが決まっているが、対して君はPC①と共にギルドを組んで冒険する、冒険者アコライトを目指していた。
今日はPC①と共に冒険者となることを約束した日だ。君は豊作祭の準備をしながら、PC①の到着を待っている。
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甘利:テールちゃん、今回のシナリオのキーパーソンみたいだな。
Fle:どんな子なの?
GM:人間だよ。尻尾の生えた。
Fle:え゛っ
甘利:月を見ると大猿になるんですねわかります。
フラマン:DR○GONB○LLか。
GM:そんなわけあるか(笑)
十六夜:獣人とハーフかな(笑)
GM:まぁ、それに関してはおいおい。次いきます。
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PC③用ハンドアウト
メインクラス:メイジ
コネクション…スキル珠 関係…興味
君はスキル珠と呼ばれる、伝説のアイテムを探す旅人だ。
とはいえ君はスキル珠に関して、未だに大した情報を得ることができていない。
一説によると、小さくてカラフルなガラス玉のようなものだと言われているが…。
依然手がかりが少ない中、次こそは何かあるはずだという希望を求め、とりあえず人が多く集まるファット市へとやってきた。
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フラマン:ま〜た変なのが出てきたな(笑)
十六夜:伝説のアイテムを求めるキャラね。簡潔でわかりやすそうだな。
甘利:スキル珠って名前の時点で嫌な予感しかしないんだけど…(笑)
GM:まぁ、スキル珠に関してはシナリオでの登場を楽しみにしていてくれ(笑)では最後、PC④!
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PC④用ハンドアウト
メインクラス:シーフ
コネクション…PC③ 関係…旅は道連れ
君は遺跡とか伝説とか、そういった物が大好きな冒険マニアだ。
ある日君は、なんとなく立ち寄ったファットで、スキル珠とかいう伝説のアイテムを探しているという変な旅人と出会った。
伝説が大好きな君は、さっそくその旅人についていくことにした。
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GM:こんな感じだ。
甘利:④はお気楽で良さそうだな(笑)
十六夜:これ、PC①と②、③と④の2組で全然ストーリー違いそうだけど大丈夫なの?
GM:大丈夫。そこはちゃんとシナリオで回収するから安心してくれ。
フラマン:それにしても、全ハンドアウトにメインクラスの指定があるのか。
GM:うん。今回はどのハンドアウトを選ぶかによってクラスを指定させてもらうことにしたよ。
Fle:えーと、質問しても?
甘利:『メインクラス』は大雑把に言うとそのキャラクターの役割だね
GM:詳しくは『キャラクターメイキング』のときに説明するよ。
甘利:『コネクション』はそのキャラと関わりのある人や物、『関係』はその関わりを示してる。
GM:読んで字の如くね。
Fle:なる…ほど?
GM:まぁ、なんとなく頭に入れといてくれればそれでいいや(笑)
Fle:了解です。
GM:さて、それじゃあ誰が何番のPCやるか決めようか。
フラマン:私は①やりたい。百合百合させたい。
十六夜:主役級は無理なので③希望。
甘利:では残りは②と④か。……私はアコライトが好きなので②をやりたいんだけど、Fleakerさん④でいい?
フラマン:④は気楽そうだし、初心者にはいいかもね
GM:うん。俺も④は初心者意識で作ったかな。
Fle:そう?じゃあ、④にします。
GM:OK。では…
PC①…フラマン
PC②…甘利
PC③…十六夜
PC④…Fleaker
GM:…でいいですね?
一同:はーい!
GM:OK、それではキャラ作成に入りましょう!