OPENINGPHASE 依頼者
2017/6/8 テールのセリフを一部修正。
GM︰さて、それじゃあ本編に入ってみようかね。
一同︰お願いしまーす!
GM︰とはいっても、オープニングでやることはそう多くはない。基本的には今回予告をなぞるだけだからね。
フィル︰そっかー。じゃあテールちゃんが来るまでの間、ボクたちは酒場とかで集まって今後の活動方針とかについて話し合っていようかな。
ルーン︰そうだな。じゃあフィルがアイドルやってる酒場で集合しよう。
フィル︰ナンデッ!?(一同爆笑)
GM︰時刻は朝なんだけど…まあ、フィルの勤め先って言うなら酒場でもべつにいいか。
フィル︰私神殿勤めなんですがッ!?…うーんそうだな……じゃあ、私はライフパスの出自が『家妖精』なので、この酒場に居候しており、たまにライブしたりして店を手伝ってることにしよう。
ワット︰(そういえばフィルくんの種族は妖精だったなー)
スイレン︰(見えねー)
GM︰ではそれで!…えーと、ではこの酒場のマスターであるポテトフライさんが、営業時間外に君たちに場所を提供してくれたことにしよう。
スイレン︰(ぼそっと)また変な名前のが…w
ルーン︰マスター、オレンジジュースを。
GM︰「あいよ…嬢ちゃん若いのによく飲むね…」
スイレン︰ジュースの話な。
フィル︰ではそれをボクがテーブルまで運びましょう(きゃぴっ☆とした声で)おまたせいたしましたぁー♡
一同︰おいっ(笑)
ルーン︰うっわ(←マジトーン)
フィル︰ちょ、ルーンちゃん…マジトーンやめて……けっこうつらひ(一同爆笑)
スイレン︰だったらやるなよッwww
GM:え、えー…そんな君たちを見てマスターが口を開く。「フィルから聞いたが…君たちは昨日、即席でギルドを作ったらしいじゃないか。今後の目的とかはあるのかね?」
フィル:目的は友達とお金でしょう(即答)
ルーン:その通り(即答)
スイレン:私はお金が稼げれば良し(即答)
ワット:スイレンさんがそういうなら(即答)
GM:正気かお前らッ!!??(一同爆笑)
ルーン:当然だろ?私はあの変な人たちとお友達になりたいんだから!!
誰か、この子を止めてくれ。
GM:「そ、そうか…」マスターが若干引いた。
ルーン:(突然笑顔になって)そうだ!マスターも私とお友達になろうよ!!
GM:(全力でスルーして)「とっ…ところでそのナゲット団とやらが今どこにいるのかは分かっているのかね?」
ルーン:探す!!
GM:「どこを?どうやって??」
一同:……………
ルーン:そうなんだよなー…あの人たち気づいたらいなくなっちゃうんだもんなー…どうしたもんかなー。
GM:(ホッ…落ち着いてくれた……)ではここで、カランコロン♪と店の扉が開いて「みんな集まってるー?」と、1人の女の子が入って来た。もちろん、テールちゃんだ。
フィル:いらっしゃいませー(きゃぴっ☆)
懲りねぇな、お前。
ルーン:(フィルを無視して)あ、テールちゃん、やっほー
GM:(フィルを無視して)「ルーンちゃんやっほー!」
フィル:(あ、あれ…)
スイレン:(フィルを無視して)やぁテールちゃん、昨日ぶり。今日はいったいどうしたの?
GM:(フィルを無視して)「今日は皆さんにお願いがあって来たんです!」
フィル:(…ぐっすん)
ルーン:まぁテールちゃん座りなよ。
GM:「ありがとー!」テールが席に着きます。「あ、フィルくんも座って〜」
フィル:(バッと顔を上げて)あ、はい!…じゃあ、マスターに一言断ってから席に着こうかな。
GM:そうだね。ではテールは4人全員が席に着いたことを確認すると、懐から高価そうな懐中時計を取り出すよ。
スイレン:……時計?
ルーン:なるほど。これを売りさばけばいいんだな。
フィル&ワット:おいっ!?
GM:いや、じつは正解(笑)…時計を差し出しながらテールはこう言うよ。「これ、昨日のお礼です。売ればそれなりの値段になると思うので有効活用して下さい」
ワット:まじか。売るのが正解だった。
スイレン:(チャリーン)
フィル:そっかー、そういうことならありがたく受け取ろう。……要件はこれだけ?
GM:いや、まだだ。「ここからが本題なんだけど」…テールはそう切り出すと、1枚の書類をフィルに差し出すね。
フィル:書類?……あ、今回予告のやつか。てことは中身は仕事の依頼かな?
GM:その通り。これは神殿でよく取り扱っている、『依頼』の受領用紙だ。依頼者の欄には『テール・プロミーゼ』と署名があるぞ。
フィル:そっかー。じゃあ、その署名を見て目を丸くして、目をゴシゴシして、もう一回確認した後、隣にいるルーンちゃんに紙を渡そう(一同爆笑)
スイレン:回りくどいっw
ルーン:(書類をまじまじと見て)…テールちゃん。名前書くとこ間違ってるよ?
GM:「間違ってないよ!?」(一同笑)
ルーン:いやいや、神殿の人が署名するのはもう少し下の端の方で…
GM:あ、そっちにも『テール・プロミーゼ』って書いてありますね(一同爆笑)
ルーン:「もうテールちゃん!二箇所に名前書いちゃダメでしょ!!」(一同爆笑)
GM:「こ、今回はこれで合ってるの!!…とりあえず、書類の中身見てみてよ!!」
ルーン:ん?…では中身を声に出して読み上げると…
GM:書かれているのはここ最近の『ナゲット団』の目撃情報だ。それによると、主にこのファットの街から船で4時間ほどの距離にある遺跡での目撃が目立つようだね。
フィル&スイレン:(頭を抱えて)遺跡かぁ〜
ワット:何?遺跡がどうかしたの??
ルーン:うーん…いや、キャラクター的には良いんだが、我々プレイヤーとしては遺跡には悪い思い出しかなくてな……。
フィル:そう。宝箱からエネミーが飛び出してきたり爆弾付きのHPポーションを掴まされたりそもそも宝箱自体が敵だったり…
ワット:え゛っ…
※詳しくは私の前著『束縛のマリオネット』参照です
スイレン:気をつけろよワットくん。このGM、ダンジョンになると頭おかしいから。
ワット:りょ、了解。
GM:話を戻そう。遺跡についてテールはこう説明する。「私はよく知らないんだけど、どうやら『ガラス球のようなもの』が出てくる昔話があるらしくて、その舞台になってる遺跡なんだって」
フィル:あぁ(←理解した)…そりゃナゲット団は飛びつくわな。
ルーン:ついでにウチのギルドにも飛びつきそうなのが1人。
スイレン:(そわそわ)
フィル:………で、テールちゃん、その遺跡がどうかしたの?
GM:「遺跡はどうでもいいんだけど…ほら、私昨日その『ナゲット団』て人たちに攫われちゃったでしょ?…でも、どうして誘拐されたのか心当たりがまるでなくて…」と、テールちゃんは尻尾をパタパタ振りながらそう言っている。
一同:…………………………………
GM:「?…なに?みんな、どうしたの??」
ルーン:あの人たち、『尻尾の少女』がどうこうとか言ってたよなぁ〜
ワット:尻尾をパタパタ振りながら…ねぇ……w
フィル:とりあえず『可哀想な人を見る目』をテールちゃんに向けよう。
スイレン:私はテールちゃんの頭を優しく撫でてあげようか…。
GM:では皆が放つ謎の空気感に、テールは頭にクエスチョンマークを浮かべながらも、とりあえず話を進めるよ。「私の依頼内容は、そのナゲット団の目的を探ること。…まぁ、そう簡単に分かるようなことじゃないと思うから、とりあえず1人逮捕して来てくれればそれで問題ないかな」
フィル:(可哀想な人を見る目で)…目的は『尻尾の少女』の誘拐じゃないですかねー……。
GM:(無視して)「そういえば、神官からの依頼をこなすと神殿が報酬を支払ってくれるらしいよ!」
フィル:(目の色変えて)お金出んの!??
スイレン:よし受けよう!みんな受けよう!!
ルーン:(可哀想な人を見る目で)…お前ら………
GM:「え、受けてくれるの!?ありがとう!!」テールが太陽のような笑顔を振りまきます。
フィル:ハハッ!テールちゃんのためならボクたちはどこへだって行ってやるぜ!!
ルーン:(ボソっと)よくゆーわ。
スイレン:それにこれでテールちゃんの好感度も上がるだろうしな(一同爆笑)
GM:だから好感度ってなんだよ!?
フィル:え?好感度MAXになるとテールちゃんのルートに突入するんだろ?(一同爆笑)
GM:ギャルゲーかっ!?…まぁ、話はまとまったしもういいな。ではテールちゃんは席を立つと「私は船の準備をしておくから、その間みんなは買い物して冒険の準備を済ませておくといいと思うよ。それじゃ、一時間後に港でね!」と言って店を出ていくよ。
フィル:ありがとぉーございましたー(きゃぴっ☆)
ルーン:(フィルを無視して)それじゃ、私たちは買い物に行くとするか。マスター、ありがとねー!
GM:「おう。オレンジジュースは奢りだ。冒険頑張ってきな!」
ルーン:はーい!ありがとー!!
GM:ではそんな感じで全員が店を後にしたところでオープニングフェイズを終了しようかな。
オマケ。PLたちに無理やり考えさせられた現在のテールの好感度。
ルーン:13点
(友達初期値10点+第1話クリアボーナス3点)
スイレン:8点
(初対面の時に書類拾うの手伝ってくれたので初期値5点+第1話クリアボーナス3点)
フィル:4点
(アイドルばかりやってて神殿の仕事をサボり気味だったため初期値0点+香水1点+第1話クリアボーナス3点)
ワット:3点
(地味に一言も会話したことが無かったので初期値0点+第1話クリアボーナス3点)
好感度が高いほど頭がおかしいように見えるのはきっと気のせいである。GM、そう信じてる。